田舎びと歳時記

花鳥風月、演歌と津軽に一筆啓上

百合の香り

2010-04-17 10:20:42 | 私の歳時記

立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花。




美人の姿の形容に出てくる、この百合の花。

この花の放つ香水のようなあの香り、貴婦人の付けた高価な香水のようでもあります。
容姿端麗なことはまったく非の打ち所が無いのですが、あのきつい匂い――私、ちょっと
苦手なんです。

いけばなに関しては言わば免許皆伝の母の言葉――まぁ~珍しい! 百合の花の香りが
きらいなんて!

先日の父の命日に、妹が仏壇への供花として持って来たのでした。
私が買ったのは、菊の花。私は仏様には菊と決めているのです。
百合の花の方が、ずっと高価なのは解るんですがネ~

それにしても、あの百合の香り、極端な言い方をすれば『目にしみる』ようでもあります。
強烈な刺激ある香りですが、受粉効果は抜群でしょう。但し、蜂さんの中にも私のように珍奇な
のがいるかもしれません。

それはそれとして、歌手の香西かおりさんの本名は香西香さんだそうです。

ビックリと同時に感心してしまいました。『香』の文字がダブルですよ、しかも配置はシンメトリー!
こちらの香なら大好きです。

桜舞い始めたこの時期に、何十年振りかの季節はずれの雪。
落花と共に惜春の言葉まで聞こえ始めそうですが、 大丈夫! 

私には、まだ津軽の桜があります。

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