菊池川アユ釣りの近況

　アユ釣りが解禁してから早や一週間、菊池川の近況をお知らせしたい。

　５月の極端な減水の状況で開幕した今年の菊池川水系のアユ釣りは、最初に
予想されたように、菊池川本流や岩野川、内田川、迫間川とも上流部のポイントは
一部を除いては、極端な減水の状況から好調の話は聞かれなっかたようだ。

　対して菊池川の本流では、中、下流の釣り場で、例年にない釣果がみられた。
熊本地震が影響した去年の釣況は別としても、今年の菊池川のアユの生育は
今までの経緯では考えられないものだった。

　それは、６月１日の解禁初日の鹿本町中川橋の上流、内田川の合流点から、
山鹿市下流の下保多田、さらに下流の和水町の菰田、江栗の瀬にかけて、これまでに
例を見ない良型のアユが釣れたことだ。

　一日の釣果では、各釣り場で好調な人は１０～２０匹のアユが釣れ、型も
２０センチが平均サイズだったという方が多く、中には２３～２４センチの
アユも混じって、数はまずまずながら型としては好調だったようだ。中には、
そのようなアユを３０匹の報告も数件聞かれて、今後の釣果に期待が持てそうだ。

　昨日６日、今年初めての釣りに出かけてみた。午後からの釣りで、最初に入った
釣り場は不漁。そのあと午後３時前に和水町の菰田橋の下流の瀬に竿を出した。
　初日から好調だった釣り場は、連日釣り人が竿を出しており、この時間では
とも思われたし、今にも降り出しそうな空模様で肌寒かったのだが。

　１匹目は１８センチの型、２匹目の当たりは強烈で瀬の落ち込みまで下がって
取り込んだのは、２３ｃｍの良型。この時期これが下流部のこの釣り場のアユかと
驚いた。次の当たりと最後に連れたアユは、身切れでバラしてしまったが手応えは
今日一番の型だったと悔やまれた。












　遅ればせながら熊本地方も６日やっと入梅したようだ。これからの降雨で
各河川の水位が回復すれば、今期の菊池川のアユはその生育とともに期待
出来るのではなかろうか。

菊池川の水位と状況

■菊池川の水位と状況■　
（山鹿市鍋田＝岩野川合流地点）

６月７日（水）平水より

○菊池川　水位 　　－２２ｃｍ　　　濁り　１　

○岩野川　水位　 　－２０ｃｍ　　　濁り　２　


□濁りの度合い
　　４ ひどい（友釣りはできない）
　　３ ややひどい（友釣りはできない）
　　２ 中濁り（上流ではできる）
　　１ 薄濁り（友釣りはできる）
　　０ なし（友釣りはできる）