現在日本の死因第一位のガン(31%)は、毎年1万人ずつ死亡者が増え続け現在約30万人に近づきつつあります。 2位が心臓疾患(15%)3位は脳卒中(14%)これが三大生活習慣病です。この3つでなんと病死の60%を占めています。
更に喘息、リュウマチ、痛風、アトピーなどのアレルギー疾患も年々増え続けております。又、日本は糖尿病列島と言われるように、先頃の厚生労働省の発表によりますと690万人、予備軍680万人を加えなんと1370万人、高血圧750万人、更に高齢化社会を迎え280万人の寝たきり老人がおり、驚くべき病人天国となっています。 これら5大成人病(1500万人)のみの医療費だけで7兆6千億円と国家予算の10分の1となり医療費増大に拍車をかけています。 国民医療費はこの状況から、毎年1兆円規模で増え続け昭和40年には1兆1千億円だったものが、平成2年には20兆円、平成10年には30兆9千億円、平成20年には後期高齢者医療制度の創設などが行われたため、伸び率は少し下がったものの平成21年度の総医療費では前年度(平成20年度)より約1兆2千億円(3.4%)増加しており36兆円と、国家予算の40%を超える所まで来ております。平成21年度国民医療費の財源別には、公費分が13兆5千億円(37.5%)で前年度より5千9百億円(4.6%)の増です。
今後も税負担が毎年6千億円近く増えるようであれば、毎年6千億円近くの税収増が求められます。
景気回復による増収が期待できなければ、増税しなければなりません。赤字財政の折り、近い将来自己負担額を3割から5割にすることも検討されております。
このままでいくと、国家予算を遥にオーバーする規模となってしまいます。病人や病気は年々うなぎ上りに増える一方ですから、国家としての危機であります。一人の人が生涯に支払う保険料が1500万円、そして一人にかかる生涯の医療費が2200万円と試算されています。
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