参加者:サポートレンジャー12名
コース:高尾駅北口―小仏バス停~景信山(地図研修)~小仏峠(昼食)~小仏城山~
一丁平~<①班:一丁平北巻道~もみじ台北巻道、②班:一丁平~もみじ台>
~山頂(解散)
コメント:
従来だと冬になると高尾山はいくぶん登山者が減るとりわけ裏高尾方面は特に減少するのであるが、最近は冬の裏高尾でも登山者が多い。高尾駅北口からのバスは増発して2台運行しているにもかかわらず積み残しが出るくらいである。
今日も多くの登山者がいた。ただ、日影で降りる人はいず、ほとんど小仏まで行き景信山に登る。このコースは登山者が少なく穴場的であったが全くの様変わりである。ただこのコースは整備が不十分で古損木が散見されるため整備が急がれる。案の定今日も登山道脇に10本ほどの古損木が見られた。
さて、恒例となった忘年登山であるが、昨年時間が無くて中止した“地図読み研修”をはじめに景信山でおこなった。景信山の山頂は泥だらけ、しかも高尾山と石老山を見通せる位置が意外に離れていて(下見が不十分でごめんなさい)、理解して頂いたか否か不安であった。しかしながら、小仏城山と一丁平でも行えたのでほぼ全員の方に理解して頂けたと思う。研修内容をやさしくし、コンパスの使い方に絞り込んだことと参加者の熱意に支えられた賜である。(ご協力本当に有り難うございました)。
昼食は2年続いたホウトウから味噌煮込みうどんに変えたが、皆さんの協力(特に女性陣)を得てとてもスムースに出来、美味しく食べることが出来ました。昨年に続き本場の筋子の差し入れを頂き、おにぎりを作ってきてくれた方もいてとっても贅沢な昼食となりました。皆様有り難うございました。
(by Sak)
参加者:サポートレンジャー9名
コース:高尾山口駅~金比羅旧道~霞み台~<①班:2号南~3号、②班:1号~4号>~山頂(昼食)~もみじ台北巻道~もみじ台南巻道~山頂下奥(解散)
コメント:
冬の高尾山内で見られる種子2つ。ご存じのように左がテイカカズラで右がキジョランの種子です。この2つの見かけ上の違いは種子が棒状になっているものがテイカカズラで、へら状になっているものがキジョランです。白い毛の部分は種髪(しゅはつ)といって種子の一部で種子を飛ばすためのものです。ちなみにタンポポやキク科植物についている白い毛は冠毛(かんもう)といって萼片が変化したもので、やはり種子を飛ばす役割があります。
晴れた日に優雅に舞う様はとても感動的です。どうして鬼女が白髪を振り乱してさまようと見立てたのでしょうか?
(by Sak)
参加者:サポートレンジャー3名
コース:JR高尾駅北口~日影バス停~日影沢林道~森の図書館(昼食)~日影沢林道
~八王子管理道~もみじ台南巻道~6号路~清滝駅前(解散)
コメント:冬の日影沢コドラートでの植生調査は非常に厳しい。
今日は晴れで暖かな日だったが、日影沢保護地内は木立の中で日差しはない。凍えるような寒さの中で、ジャノヒゲを筆頭に花のない植物をひたすらカウントする訳であるから厳しいのは当然のことと思いながらも愚痴も出てしまう。
朝の霜が溶けて頭上からはポタポタと水滴が落ちてくる。表面は霜も溶けているが株数を数えるのに落ち葉を除きながら作業するのであるがまだ凍っていて指先が凍傷になるかと思われるほど冷たい。とにもかくにも早く作業を終え歩き出したい。
それにしてもこの寒さの中、植物は耐えて冬を越すのだから凄い!細胞内の水分が凍って破壊されているはずだと思うんだけど?1年草は種子で冬越しをするから理解しやすいけど、多年草はどんな対策を講じているのだろう。根の部分が暖かい地中にあるのかしら?ロゼット葉を作るものはどんな仕組みになっているのだろう?ザゼンソウは熱を出して周りの雪や氷を溶かすと聞いたけど、どんな発熱の仕組みをもっているのだろう?春になればまた元気にきれいな花を咲かせるに違いないと確信しつつ調査を終えた。参加者の皆様、本当にご苦労様でした。
(by Sak)