リトアニアの首都ビリニュスから鉄道の旅に出ました。
目的地は「カウナス」
第二次世界大戦中、ナチスの迫害を恐れ、日本ビザに命の願いを託したユダヤ人が6,000人、カウナスの日本領事館に押し寄せました。
当時、総領事であった杉原千畝氏は、日本国政府にビザ発給の是非を申請しましたが、ドイツは戦時中同盟国であったため、その申請を許可しませんでした。このままではナチスドイツに迫害されることが明白であったため、杉原千畝氏は、日本国政府の指示に従わずにユダヤ人6000人にビザを発給しました。
ビリニュス駅
目的地カウナスに着いた頃に、天候が激変して土砂降りの大雨。この大雨の中では街歩きはできません。
しばらく様子を見ましたが一向に止む気配はありません。しかたなく、今回の旅の大きな目的の一つである「杉原千畝記念館」の訪問は諦めました。
カウナスからビリニュスに戻った頃にはすっかり天候も回復していました。
王宮前で、たぶん大統領の祝賀会だろう。