2014年1月に旅行したモロッコの記事を再掲します。今まで旅行した国の中で、非常に印象深かった国の一つです。
しかし、観光客にとって問題があるのは、この国は厳格なイスラム教国で、公共の場所では観光客といえども、ビールなどのアルコール類を飲んではいけないということです。レストランやホテルでは自由に注文できますが非常に高い。
しかし、ホテルのフロントに聞くと、闇で売っている店を教えてくれた。その店に行くと、店主が、ビールを黒いビニール袋に入れて、中身がわからないように渡してくれた。辺りを相当気遣っていた。
今度は、エジプトを旅したい。
1000年以上続く世界最大の迷宮都市「フェズ」
日本の京都と奈良に相当する世界遺産の古都、「フェズ」と「メクネス」。
現在、政治、経済の中心は西側のラバトやカサブランカに移ってしまったが、1000年以上も前に建設された街並みは今も残っていて、それらの建物が人々の生活の場として生き続けている。色あせたモスクの塔からアザーンの声が響く(地球の歩き方から引用)。
世界一複雑な迷路の街といわれるフェズの旧市街。今朝、ホテルを出るときに、フロントの人から「できたらガイドを雇ったほうがいい。でないと迷子になってしまう」と言われてガイドを雇うことにした。
旧市街を取り囲む門。ホテルを出てしばらく歩く。野菜や衣料品など実に様々な物を売っている。
メディナ(旧市街)の入口にあるフェズ最大の門「ブー・ジュルード門」。1913年に建造されたもので、外側は幾何学模様に彫刻を施し、青色や緑色のタイルで彩られている。
ブー・ジュルード門からモスクを眺める
タイル張りが美しいモスクの水場。地元の人が手洗いをしている。
旧市街にあるアクセサリーの店
王宮。かつてのスルタン(王様)の居城であり、現在は、モロッコ国王がフェズに滞在するときに使われる。観光客は中に入れない。王宮前広場には美しい草花が植えられ、数十本の街灯が立ち並ぶ。
王宮から続く街路
ロイヤルパレス(王宮)の看板
王宮の外壁からフェズの街並み
王宮の中庭
王宮からフェズの旧市街へ
カラウィン大学正門
フェズの旧市街は坂道が多く、起伏に富んだ街並み
旧市街を取り囲む門の中で一番高いところにある門
泊まっているホテル
鶏肉のタジン
メディナのなかにロバ。旧市街には小さい石畳道が縦横に通っていて、車は中に入れないので、ロバは荷物を運ぶ大切な役割。
街角のスープ屋(5ディラハム:65円)。これに薄くて噛みごたえのあるパンをつけてくれる。
スープ屋の主人
フェズ市街で一番高いところにある「マリーン朝の墓地」からは市内全域が見渡せる。メディナの北、城壁の外の小高い丘に、マリーン朝の王様(スルタン)が埋葬されている墓地。
左にいるガイドの親父さんがタバコのパイプをくわえている。「どうだ」と言われたが「いらない」。
ガイドが、普段は観光客に開放していないモスクを特別に案内するという。モスクの門を何度か叩くと、眠そうなおばさんが出てきたので、私が「中には入らなくていいです」とジェスチャーで伝えるが、ガイドは「絶対に見たほうがいい」と強引に中に案内された。
まさに生活の場で、おばさんと子どもが食事をしているところだった。案の定、モスクを出る時にガイドから「おばさんにチップを渡して」
一番目のガイドのおじさん。右はこのモスクに住む子供
モスクの内部
メディナの中の店。美しいランプ
メディナ散策の目印となる広場「サファリーン広場」
職人街の主人。なべなどの金属細工を作っている。
2番目のガイドの青年に引き継がれて案内されたモスク。
モスクの内部。ここも一般の観光客には解放されていないそうで、またチップを請求される予感がした。
モスクの内部には綺麗な絨毯。
2番目のガイドの青年
そのガイドが馴染みのパン工房を見せてくれるといって連れて行ってくれた。かまどでパンを焼いている。
写真をとってもいい?と尋ねると「オーケー」
出来たてのパン
「カラウィン・モスク」。9世紀にチュニジアから移住した裕福な商人によって建てられた。1000年もの間改装を重ね、現在の収容可能人員は2,000人。異教徒は入れない。
職人街の桶屋
風格を備えた14世紀の神学校「ブー・イナニア・マドラサ」。幾何学模様が美しい。