ワクチン接種希望調査

　昨日、大使館から以下のメール連絡がありました。

　

　　　　　　　　ベトナムにお住まいの日本人の皆さまへ

　当地での新型コロナウイルスのワクチン接種（接種希望人数調査）について

１　今般、ベトナム政府当局は、国内居住者（外国人を含む。）を対象として、ワクチン接種の登録ウェブサイトの運用を開始しました。

２　それに加え、政府当局から、在ベトナム日本国大使館に対し、在留邦人に対する新型コロナウイルスのワクチンの接種希望人数の把握依頼がありました。

３　そのため、当館は、接種希望者の人数を把握いたしたく、在留邦人の皆さまのご協力をお願いします。

４　ベトナム国内では、必要なワクチンの数量が確保されているわけではなく、現時点では、この調査で回答頂いた方についてのワクチン接種が保証されるわけではありません。

　以上の内容です。

　昨日、さっそく希望しますと回答しました。

　

　他の現地の報道によれば、

　ベトナム政府は、6月末時点で、約450万回分のワクチン（主にアストラゼネカ社製）を国内で確保していると見込まれており、優先接種対象者（医療従事者、隔離施設の職員、感染地域内の工場労働者等）から接種を進めています。

　現在、ベトナムのワクチンの接種率は、人口比で換算するとわずか1％程度にとどまります。

　以上のことから、大使館からの連絡のとおり、接種が保証されたものではないことがよく分かります。

　しかし、他に方法がありませんから、現地でのワクチン接種を気長に待ちます。

　

ワクチン接種

 

　今日、日本大使館からワクチン接種について、メールで以下の通知を受けました。

　

「日本での新型コロナウイルス・ワクチン接種を希望する海外在留邦人等の皆様へのお知らせ」

 　８月１日から、日本国内に住民票を有しない海外在留邦人等の皆様の中で、在留先での新型コロナウイルスのワクチン接種に懸念等を有し、日本に一時帰国してワクチン接種を行うことを希望する方々を対象に、成田空港及び羽田空港においてワクチン接種事業を実施予定です。７月１９日（月）正午（日本時間）から、特設サイトを通じたインターネット予約受付を開始します。

　２０２１年８月１日から接種を開始します。終了時期は、海外在留邦人の希望も踏まえ、２０２２年１月上旬を予定しています。

　以上の内容です。外務省が海外在留邦人に配慮していただいて、上記のような対応を取ってくれるのは嬉しいのですが、これには大きな難点があります。

１　日本に到着後、２週間、政府が指定した隔離施設で隔離しなければなりません。

２　空港からの移動は、電車やタクシーなどの公共交通機関は使用できません。家族などの送迎が必要です。福岡空港であれば何とかなりますが、羽田空港と成田空港に限定されていますので家族等の送迎は不可能です。

３　ベトナムに再入国後、３週間、政府の隔離施設で隔離しなければなりません。

４　一時帰国しても、家族や友人等に会えません。何のために帰国したのか。

５　ワクチン接種のために一時帰国した場合の費用を概算しました。

　　○往復航空運賃　約10万円

　　○日本における隔離施設(ホテル代)　30泊　30万円

　　　ファイザーワクチンは１回目の接種と２回目の間に３週間あけなければならないため、羽田空港か成田空港の近くで30泊

　　○ベトナムに再入国した際の隔離施設代　21泊　10万円

　　○その他生活費　10万円

　　　　　　　　計　60万円

　合計５週間隔離を余儀なくされること、また、公共交通機関が使えないので日本国内での移動ができないということです。関東圏に家族がいる人は何とかなりますが、残念ながら九州では無理です。どうにもなりません。

　波田 陽区曰く　　残念！

　

現地のコロナの現状

　７月15日現在の現地の状況です。

　

　１日あたりの新規感染者は下のグラフです。５月にロックダウンが始まり、私が勤めている会社は学生が全員故郷に戻り待機しています。

　しかし、下のグラフではロックダウンしたにもかかわらず、新規感染者がうなぎ登りに増加しています。

　その原因の一つは、隣国が現地で生産している工場での感染拡大にあるようです。

　記事によると、サムスンはホーチミンで現地の労働者55,000人を雇用して、冷蔵庫、洗濯機、エアコンなどの家電製品を生産していますが、その工場内環境により労働者の間で集団感染が発生している模様。

　

昼食

　現在、会社に出勤している社員は15人から20人程度。学生達はコロナの影響で全員故郷へ帰っていますから、仕事はほとんどありませんが、日本の顧客への対応とか経費の支払とかをする社員が交代で出勤しています。

　昼食はその社員達と一緒に食べます。

　今日の昼食

 

 

 

 

 

 

 

 

揺れる想い

 

　揺れる想い・・

 

　今日、大学時代の親友からメールをいただきました。

　「いつでも帰ってきていいんだよ」

　異国の地で一人生活している私を気遣ってくれたメールです。

　５月初めから全土ロックダウンで３か月目に入り、日常生活もままなりません。仕事もなく給料もありません。ただ、教師寮で仕事もなく過ごしているだけです。

　ワクチンの接種は現地では全くあてになりません。というか、いつワクチンが打てるのか、打てないのかの情報がありませんから不安でなりません。

　それが冒頭の「揺れる想い」です。大好きなZARDの歌を口ずさんで故郷に思いをはせています。

 

　いつ会社が再開されるか、その見通しがわかれば不安も少しは解消されるのですが、現状では全く分かりません。

 

　永久帰国するかどうか、考える時期が来ているのかもしれません。

　自分の時間を好きなように使いたいという理由で海外移住しましたが、現状では好きなように使えません。しばらくゆっくりと今後のことを考えます。