いよいよ翌朝、道後温泉を後にして、堀江港からフェリーで呉市の阿賀港までのしばしの船旅。 “海は広いな大きいな~・・・”、唱歌で歌われるように海はロマン、何時見ても素晴らしいですね。日本は四方を海に囲まれている国。海岸は入り組んで風景は変化にとんでいます。又海からは限りない恵みをも与えてくれています。私たちの住む高槻市は周囲は山が多くて、海釣りや旅行以外、案外と海には縁が遠く、特に船上から眺める海はしばらくぶりに見るとまた格別感動します。2時間たらずの船旅でしたが、美しい瀬戸内海の風景を堪能しました。
旅行の宿泊地、道後温泉に。旅の楽しみはやはり温泉につかって旅の疲れを癒し、その土地の名物料理を頂くのが一番でしょう。この道後温泉は愛媛県松山市(旧国伊予国)に湧出する温泉で、日本三古湯の一といわれています。中でも宿泊地の近く「道後温泉本館」は愛称「坊ちゃん湯」として歴史は百年以上あり、今も共同浴場として親しまれている。四国松山と言えば文豪「夏目漱石」の作品“坊ちゃん”の舞台になった所。漱石自身もこの松山で教師として赴任、この小説の中にもこの温泉が登場する。又本館は宮崎駿監督の映画「千と千尋の神隠し」に登場する「油屋」のモデルになったと言われています。
瀬戸内の美しい景色を眺めながら「瀬戸内しまなみ海道」をひた走り、バスは昼食場所「大三島・せとうち茶屋」へ。風景もさることながら、お腹が空いては・・・、その土地の料理を頂くのも旅の楽しみ。食後このせとうち茶屋の近くにある「大山祗神社(おおやまづみじんじゃ)」へ参拝。この神社は瀬戸内海の大三島に位置する神社。大山積神を祭神とし、全国の山祇神社、三島神社の総本社。なんと言っても圧巻は天然記念物を含め樹齢数千年もある、大小200本余りの「大山祇神社のクスノキ群」があります。この後またバスの旅、一路宿泊地の道後温泉へ。