リウゼ:
「キリスト教では、人は生まれながらの罪人であると説いていますが、そうなんですか?
わたしたちは生まれながらにしてしょーもない奴らなんでしょーか?
そうすると、ネタニヤフのことをとやかく言える資格は私たちにはないですね」
ルシフェル:
「人はみな罪人といえば罪人だわね。
ただ、罪人の意味合いがちょっと違って教えられてるわね。
人類の祖であるアダムが神を裏切り知恵の実を食べ知恵をつけることで罪という概念が誕生した…
以降、人類は罪の意識に苛まれることになった…
これがキリスト教の教えね。
聖書は言葉足らずだわ。
というのは、当時の人に受け入れられやすいように聖書は書かれている。
アダムとイブとわたしのご先祖様であるヘビサタン、そして知恵の実の物語が分かりやすかったのよ、当時のひとたちにとってはね。」
リウゼ:
「では、ホントはどんな話になってくるんですか?」
ルシフェル:
「よく考えてみなさい、知恵の実を食べたのよ。
罪だけが知恵じゃないわよね?
というか、知恵とくれば『賢さ』じゃないかしら?
賢さよりも罪を犯してしまったほうにフォーカスが当たっているのよ。
知恵を使って世のため人のために生きることもできるし、一生罪の中に埋もれて生きることもできる。
ヤーウェはあなたたちに『選択』と『自由意志』を授けたけど、どう生きるかはあなたたちに託されているのよ。
ちなみに、『選択』はイエス担当、『自由意志』はわたしたち魔族担当よ。
驚いたかしら?
ヤーウェは全存在。
そこから、わたしたち魔族もイエスたちも生まれ出てきた。
あなたたち日本人にとっては、アメノミナカヌシという全存在から、タカミムスビとカミムスビという2つの神が生まれ出た、といえばわかりやすいかしら?
そんな感じよ…担当が違うだけで同じ存在。
最近はわたしたちが管轄する自由意志が強調されてて世の中の秩序が乱れつつあるようだけど…
悪魔的な世の中になってきた。
わたしたち魔族としては嬉しい限りだわ…
もっと自由を愛しなさい!
それとね、アダムが罪を犯したせいで自分も罪人なんだと考えるのはそもそも間違ってるわ。
アダムとあなたとは別の人格よ。
自分が不幸であることをご先祖様のせいにするのはおかしいわ。
ご先祖様があってわたしが存在できる。
ミカエル様、ルシファー様、バアル様、ベルゼバブ様、バフォメット様に感謝だわ」
リウゼ:
「へぇー悪魔たちも感謝して生きてるんですね。」
ルシフェル:
「当然よ、関係性の中では感謝は重要。
もちろん、裏切りも重要よ…フフ
最後に言っとくけどね、確かに人は生まれながらにして罪人だわ。
あなたは、なんのために生きている?
なんでこの世に存在している?」
リウゼ:
「そうなんですよね〜小さい頃からなんのために生きてるんだろ?って考えるんだけど…その理由って人それぞれなんじゃないかな?」
ルシフェル:
「そうね、人それぞれ自分の道を歩んでいく…
でもね、人類普遍の理由があるのよ、この世に生まれた理由がね。」
リウゼ:
「え?なんのためにわたしたちは生まれてくるんですか?」
ルシフェル:
「魂の浄化よ。
魂を浄化させるためには魂が汚れてる必要があるわけ。
最初から魂に罪も汚れもなければ魂をキレイにしようがないでしょ?
人を喜ばせると魂は浄化されるわ。
だから、イエスは『隣人を愛しなさい』と伝えた。
あなたたちは生まれながらに罪を背負ってる。
ただし、それはアダムの犯した罪とは別もの。
あなたの罪はあなたの罪。
人のせいにしない。
わたしたちを崇拝している人たちだって魂を浄化しようと一生懸命。
必死になって子どもたちを生贄に捧げているわ。
彼らにとってはそれが魂の浄化なの。
でも誰の役にも立ってないわけ。
そんなんで魂の浄化なんてできるわけないのにね。
魔族に騙されてるとも知らずにね。
でも儲かるからやるの、彼らはね。
そんな感じね…フフフ…」
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