ウクライナはNATOには加盟しないという約束でロシアとの距離感を保つことができていました。
ウクライナのゼレンスキー大統領が「僕、NATOへ加盟しま~す!」と手を挙げ、それに反対するロシアが2022年2月にウクライナへ軍事行動をおこしました。
NATO(北大西洋条約機構)は、西側諸国による最大規模の軍事同盟ですね。
ウクライナはロシアに徹底抗戦し、ウクライナ戦争がはじまりました。
それに対しアメリカは、「NATOへ入りたいってゆうてるんだから、入らせたげればえぇやん!」とウクライナを支援します。
プーチンは、タッカーカールソンとの対談で、「この戦争は2014年のクーデターから始まったんだ」と述べています。
ウクライナ戦争がどうして起きたのかは、ロシアの歴史について振り返ってみる必要がありそうです。
ロシアってソ連が崩壊してロシアになったわけですが、ソ連崩壊時、ショックドクトリン(火事場泥棒)が行われます。
国営で管理されてた企業や土地が、ユダヤ系財閥であるオリガルヒによって安く買い取られてしまいます。
ロシアはオリガルヒを徹底的に追い出します。
ロシアから追い出すことはできたのですが、ウクライナの左半分あたりに住み着きました。
ウクライナは、左半分が親欧米派、右半分が親ロシア派です。
オリガルヒはアメリカのウォール街の資産家からもお金をもらってネオナチを使った武装集団を雇っていました。
なんでそんなことが分かったかというと、国務省にいたヴィクトリア・ヌーランドという人がウクライナのアメリカ大使館の人と「ヤヌコビッチやっつけましたでぇ、さて次はウクライナをどーしていきましょか~?」と電話してたことが、ロシアによってリークされたことから色々わかってきました。
2014年は、ウクライナの大統領にはヤヌコビッチという人がやってましたが、ヤヌコビッチは親ロシア派で、「ロシアとケンカをすることはしませんよ、バランスとってきますよ」という路線でした。
オリガルヒは、ウクライナを西側勢力にしたかった。
「EUに入ったらどう?」ともちかけますが、ヤヌコビッチは応じません。
オリガルヒはキレます。
武装集団によるデモによりヤヌコビッチを大統領から退け、オリガルヒのポロシェンコが大統領となります。
このとき武装集団はよく暴れ、人も殺してます。
デモというかテロですな…
アメリカはこのときのことを「ウクライナとウクライナ人の尊厳を守る革命」と報道しています。
ヤヌコビッチはロシアへ亡命します。
こうして暴力により親欧米派のウクライナが誕生します。(マイダン革命)
「それっておかしくね?」と思うウクライナ人ももちろんいるわけで、クリミアの人たちは特にそう思いまして、抗議活動を起こします。
「待ってました!戦うの大好き!」とオリガルヒの雇うネオナチはけっこうクリミア人殺したようです。
クリミアはロシアに助けを求めます。
ロシアはクリミアを暴力政権から守ってあげようとします。
そのために、クリミアを独立させようとロシアは考えます。
ウクライナの憲法の第73条には領土を変更するときには国民投票をおこなうこととありますので、ロシアはクリミアに住民投票をさせます。
アメリカは、「そんなのやったらあかん!」と住民投票に反対。
ロシアは「住民投票させますが、あくまで結果を尊重します」という姿勢。
投票率8割で、そのうち9割が独立に賛成ということで、クリミアは独立、同じ年2014年にロシアに併合されました。
で、これまた2014年のことなんですが、当時副大統領だったバイデンがポロシェンコ新大統領に会いに来ています。
バイデンはポロシェンコに10億円融資して、息子のハンター・バイデンには、プリスマ社の取締役に就任させます。
プリスマ社はウクライナのエネルギー最大手の会社です。
こうして、ハンターは何もしないでがっぽりお金を稼いでいくのでした。
プリスマ社は不正をいろいろしていましたので、検察庁の捜査が入ります。
バイデンは「捜査担当者を辞めさせないとお金あげないよ」とポロシェンコをおどします。
検事総長は辞めさせられちゃうのですが、おかげでこのことを世間にリークすることができ、バイデン親子の闇を明るみに出すことができました。
ウクライナはアメリカの傀儡政権ですが、ゼレンスキー大統領も元俳優であるアメリカの操り人形なわけです。
もっと言うと、武器商人であるグローバリストの使いっぱしりと言いましょうか…
アメリカの武器をハマスに売ったりするしね。
そんな彼が「僕、NATO入りま~す!」と一線を越えたのでウクライナ戦争は始まりました。