新世界都市伝説ノート~事実の裏に潜む真実~

新世界が始まる…今までが崩れ落ちる…僕らは生まれ変わる。無限大のエネルギーを感じて…

弱腰なモーセを説得するヤハウェ

2023-10-30 21:45:50 | 聖書

モーセは、ファラオの娘と召使いが言い争っているのを聞いてしまった。

「姫、いつまでモーセがユダヤ人であることを隠しておくつもりですか?」

うわ~俺、ユダヤ人だったんだ~

ユダヤ人たちは迫害されていたが、自分は王宮でぬくぬくと暮らすことができていることに心を痛める。

あるとき、モーセはユダヤ人を迫害しているエジプト人にキレて殺してしまう。

このことはすぐにファラオにバレる。

モーセは処刑される事態においこまれる。

ファラオの娘は、モーセにすぐ逃げることをすすめる。

ファラオはエジプトを脱出し、荒野をさまよい、ミディアンという町にたどり着いた。

そこでモーセはツィポラという娘と出会い結婚して羊飼いとなった。

子供も二人でき、羊飼いとして各地を転々としながら幸せに暮らしていた。

あるとき、シナイ山を訪れたときに、不思議な光景を目にした。

葉っぱのない枯れ木が燃えているが、燃え尽きない。ずっと燃えている。

その木を不思議がって見ていると、突然声がした。

「モーセよ、履物を脱ぎなさい

そこは神聖な場所だ

わたしはあなたの父の神、アブラハムの神、イサクの神、ヤコブの神である

モーセよ、エジプトに戻りなさい

そして、イスラエルの民を連れ出しなさい」

「なぜわしなのですか、そんなことわたしにできるとは思いません

ていうかわたし、エジプトで人殺して逃げてきてるんですよ」

「大丈夫や、わしがおる。

力も貸したるし。

行きなさい」

モーセはそれまでの幸せな暮らしを手放したくはなかった。

ヤハウェは杖を蛇に変えたりしてモーセを説得しつづける。

「いやぁ、たしかにすごいっすけどねぇ…

でも、わし喋るの苦手やし…

イスラエルの民を救うなんてとてもじゃないけどできませんて…

他の人に頼んでもらってもいいっすかねぇ…」

「モーセ君、君にはアロンという兄弟がおるやろ

一緒に連れて行ってあげなさい、

それならいけるか?」

「まぁアロン君おるならいいかぁ…」

モーセはエジプトへ行くことを決めた。

 


モーセの生い立ち

2023-10-29 22:33:10 | 聖書

エジプトの大飢饉を救った宰相ヨセフの存在も記憶に薄れてしまったころ。

ヨセフから400年後のエジプト。

ユダヤ人はどんどん増えてきて、エジプト則られるんじゃないの?と危惧したファラオはユダヤ人に重労働させるなど奴隷扱いしていた。

しかし、ユダヤ人はどんどん増えていく。

ファラオは国民に命じた。

「もうええわ、ユダヤ人の男の子は全員ころしてしまえ

新しく生まれた男の子は一人残らずナイル川に流してしまえ」

そんな時代にモーセはユダヤのレビ族として生まれてきた。

赤ちゃんのモーセはめっちゃかわいかった。

「こんなかわいい子殺されへんわ」

両親は内緒で3か月育てていたが、泣き声も大きくなってくるので近所にもバレかけていた。

両親は、渋々防水対策をしたカゴにモーセをいれて、ナイル川の茂みにそっと置いてきた。

気が気ではないお母さんは、モーセの姉に様子を見てくるように頼んだ。

お姉ちゃんが遠くから見守っていると、ファラオの娘が現れた。

ファラオの娘はモーセを発見する。

「かわいそうに、めっちゃかわいいやん」

「いけません、きっとその子、ユダヤ人ですよ!」と召使いは注意する。

「このことは誰にも言ってはいけません。

この子は私が育てます。」

そこに、モーセの姉がすっと入ってきて言った。

「この子に乳をあげる良い乳母を知っていますよ」

「ホンマですか?ぜひその乳母を連れてきてください」

結果的に、モーセは大きくなるまで、王宮の中で実の母に育てられることとなった。

モーセは自分がユダヤ人だということを知らないまま、エジプトの王女様の息子として育てられる。

ところが、ある日、モーセは、ファラオの娘と召使いが言い争っているのを聞いてしまう。

「王女様、いつまでモーセがユダヤ人ということを隠しておくつもりですか」

うわ~、おれ、ユダヤ人やったんかぁ…

エジプトで虐げられているユダヤ人たちを思い、モーセは心を痛めるのであった。

 


契約の箱「アーク」とモーセ。

2023-10-15 18:22:20 | 聖書

十戒に加え、アロンの杖、マナの壺も、「契約の箱アーク」に大切に保管された。

アークの大きさは、長さ130㎝、幅80㎝で金ぴか。

ふたの上には、天使ケルビムが二体乗っている。

羽でハイタッチ。

そして、地面に直接こすらないデザインになっていた。

手に触れてはいけない。

棒をさして、運んだ。

運ぶことが許されていたのは、ユダヤ12氏族とは別の特別枠であるレビ族だけであった。

アークをみんなで運ぶさまは、まるで神輿をかついでいるように見えた。

神輿の上に乗っているのは、鳳凰。

「エッサ」はヘブライ語で「運べ」という意味。

「ホッサ」は「神が行く」という意味。

後の話であるが、ソロモンがアークの中を見てみると、アロンの杖とマナの壺はなくなっていたという。

そして、アーク自体今では行方不明であるが、徳島県剣山にあるのではないかとも言われている。

マナは真の名前と書けるので、日本においてもキーワードとなる。

マナの壺は、「天女降臨地」眞名井の地と関係があるのではとも言われる。

天女は渡来人のことだったのではないかとも言われる。

アマテラス、スサノオが眞名井の水で自分の道具を洗うというシーンがあり、もしかしたらマナと何かしら関係があるのかもしれない。

日本の前方後円墳は、マナの壺の形を模しているとも言われる。

渡来人「秦氏」が巨大古墳の建築に携わったと言われているので、あり得ない話でもなさそう。

モーセについても加えておくと、頭に角のあるモーセ像が描かれることがある。

「牛の角」には、「輝く」という意味もある。

シナイ山から神の契約を持って降りてきたモーセの様子は、日本の旧約聖書では、輝くモーセと訳されている。

他の文献では牛の角のあるモーセと訳されているものもある。

そのあと、子牛の偶像と石板を叩き壊したわけですから、まさに鬼の形相だったでしょうなぁ…

ちなみに日本の鬼の角も、牛の角がイメージとなっております。

シュメール神話でも、最高神エンリルが牛の角を持っていたが、光り輝きすぎていてその姿は見えなかった。

モーセに本当に角が生えていたのかどうかは分からない。

しかし、モーセはレビ族出身であった。

レビ族は、後に日本にたどり着いており、秦氏とも関連が深いとされる。

秦氏が実はレビ族の子孫とも言われる。

秦氏は古墳時代に神社をたくさん作ってり、平安京の土地も切り開いたとされる大金持ち。

祇園祭はスサノオが主祭神である八坂神社の神事であるが、もともとの主祭神は「牛頭天王」(ごずてんのう)であった。

日本の神事にもユダヤの痕跡があったとしてもおかしい話ではない。

聖書の都市伝説は、日本の都市伝説とリンクする。


十戒の石板は叩き割られていた!?モーセの海割り、シナイ山での契約。

2023-10-15 16:50:56 | 聖書

モーセは、アロンの杖の力を借りてエジプトに10の災厄をもたらしファラオの心をへし折ることで、迫害を受けたエジプトを脱出することに成功した。

しかし、時間がたつと人の心は回復するものである。

ファラオの中でモーセに対する怒りがどんどん膨れ上がっていく。

「あいつらを皆殺しにするんや!兵を出せ!」

エジプト兵達は猛烈な勢いでモーセに迫る。

それを見たイスラエルの民は動揺する。

目の前は海で進めない。

「おい、モーセ!どこがファラオ納得してんねん!なんで俺たちをエジプトから出したんや!」

めちゃくちゃ文句を言い始める。

モーセは民に言った。

「恐れるな。この海に向かって逃げろ。」

モーセは海に向かって杖を高くかかげた。

すると、海は2つに割れ、向こう岸へ行くための道が現れた。

追ってきたエジプト人たちも「すごすぎ!」と驚きつつ、イスラエル人を追い続けた。

民が海を渡り終えたところで、モーセが杖をおろすと海は元に戻り、エジプト兵たちは海に飲まれた。

 

エジプト兵たちから逃れることはできたが、約束の地への旅はなんと40年も続くのであった。

食糧も水も不足してくる。

「おなかすいたーエジプト帰りたいー」

民の不平不満は多く、大変な40年だった。

モーセは奇跡を起こす。

天から食べ物をおろした。

白くて甘いせんべいみたいな食べ物、マナ。

「おいしい!これはなんだ?」

マナには「これはなんだ?」という意味がある。

安息日以外は毎日天からマナが降り注いだ。

マナは気温が上がると溶け、次の日には腐っていた。

「マナはおいしいんだけど、40年間はあきるなぁ…」

 

モーセたちはシナイに到着した。

モーセはヤハウェに呼ばれシナイ山に登る。

シナイ山に何十日かこもり、神から十戒が刻まれた石板を授かる。

十戒には神様のルールが文字通り10個刻まれているのだが、実は613個の細かいルールがあって、十戒はその要約である。

十戒のルールを聞いた民は「絶対約束守ります!」と固く誓った。

モーセは山のふもとに、イスラエル12氏族の12本の石柱を立て、祭壇を作り雄牛を捧げて神の言葉を読み上げた。

そして、雄牛の血を民に振りかけた。

シナイの契約。

 

モーセはヨシュアを連れて再びシナイ山へ登り40日間こもった。

ヨシュアは信仰心熱く、モーセの後継者的存在。

二人は山から戻ってくると、イスラエルの民たちはなんだか騒がしい。

歌声が聞こえてくる。

実は、民たちはモーセのいない間、不安になり金の雄牛の像を作って宴をして不安を紛らわしていた。

偶像崇拝は十戒にて戒められている。

シナイの契約をしてから40日すら守ることができなかった。

モーセはブちぎれた。

偶像崇拝をしてしまった3000人がここで殺される。

モーセは金の雄牛を粉々にし、石板も叩き割った。

えっ割っちゃうの?!

「イスラエルの民をお許しください!許されないのであれば、私の記録をあなたの書からけしてください!」

神様はモーセの願いを聞き入れ、イスラエルの民は許された。

そして、叩き割った二枚の石板をもう一回授かる。

今度は簡単に割られないように(?)十戒の石板は、契約の箱に納められた。

モーセ一行はアークを担ぎ、カナンの地を目指す。

しかし、カナンへの道のりは40年、長い!

モーセの寿命はカナンまでは持たなかった。

モーセは、後継者のヨシュアを呼び出した。

「もうすぐ我々は約束の地につくだろう。

私はその地に足を踏み入れることはない。

主が入ったらあかんとおっしゃるのだ

わたしは何度も自分の感情に流され、そのたびにヤハウェを敬う心を忘れてしまったのだよ

ヨシュアよ、お前が代わりに民を導いてくれ」

そして、モーセはモアブの地で最期を迎えた。

 


ヨセフがエジプトで宰相となり、その400年後モーセがエジプトを脱出する。

2023-10-15 16:39:21 | 聖書

ヨセフがエジプトの宰相となり、飢饉で困っている兄弟たちやユダヤ民族をパレスチナからエジプトへ呼び住まわせた。

ユダヤ人は優秀であったので、エジプトでどんどん増えていった。

ヨセフの時代から400年もたつと、よそ者のユダヤ人にとってエジプトは住みづらい場所となっていった。

エジプトのファラオは、増え続けるユダヤ人に不安を覚え、ユダヤ人を殺すことを考える。

「男の子生まれたら殺しといて。」

こんな時代に生まれたのがモーセ。

モーセは、仲間が迫害されたり殺されたりするのを見てキレて、エジプト人を殺す。

「やってもーたぁ、エジプトにいたら殺されるー」

モーセはエジプトを逃げる。

モーセは神様からメッセージを受ける。

「今からエジプトに戻ってユダヤの民を引き連れて、もう一回イスラエルに戻りなさい。」

「いや、無茶ぶりでしょ。

ワシ特に、人殺して逃げてきた者ですけど…」

「いや、お前行け」

「ワシ、口下手ですし…」

「神の力貸したげるから」

モーセはアロンの杖を授かる。

アロンの杖は災害を起こすことができる。

この杖でモーセはファラオを脅迫する。

ファラオは言うことを聞かなかったので、モーセは疫病やナイル川を血に染めるなど10の災いを引き起こした。

神様は、ユダヤの民には災いから逃れられるようにおまじないを伝えた。

家の戸口に子羊の血で赤く塗っておくと災いは通過する、というものだった。

こうして、赤く戸口を塗ったものは災いを逃れることができた。

このことを「過ぎ越し」という。

ユダヤでは、今でも過越は、お祭りとして盛大にお祝いされている。

そして、モーセはイスラエル12士族をはじめとする民を引き連れて、エジプトを脱出し、イスラエルを目指すのであった。