
義歯を作る患者さんで難しいのは昔、歯があった頃の顔貌や噛み合わせを義歯で復元することです
そのとき、基準となるのが左右の瞳孔位置、鼻の位置、耳珠の位置です
また唇の出具合や口輪筋の張り具合も参考にします(1番目の写真)
2番目の写真は復元する際に用いる材料で咬合床といい、ワックスとプラスチックでできています
口の中や顎関節は敏感な場所なので、義歯作りは細かな調整の繰り返しです
歯のメンテナンスも重要ですが、義歯も使用しているうちに人工歯が擦り減ってきてしまうため数ヶ月に1回は微調整することをお勧めします