たけのこ新聞の事件簿

離婚をきっかけに、今まで心に溜めていたことを書いています。離婚、エコ、世間の常識(のようなもの)についての疑問などなど。

行くぞウィーン ひとり旅 8出国 飛行場での冒険①

2023年04月19日 | 旅行

いよいよあと一週間に迫る。全然実感がない。ただ、私を含め、家族が体調を崩さないか、家の中がうまく回っていくかと心配する。

 

当日は朝5時半前に、全員に声をかけて出発。5時間くらいしか寝てないないのに、興奮して元気。思ったより重たいキャリーを転がしてターミナル駅へ。特急の乗り場に着くが、なんだか変。誰もいない。しばらく待ったが、やはり変。見回すと、早朝時間だけホームが変更になっていると案内表示があった。移動すると、キャリーを持った日本人、外国人がいっぱいいる。そこに立っているダンディなおじさまは、国へ帰るのだろうか。外国の人、皆ハンサムさんに見える。興奮しすぎか。

いよいよ空港へ。

空港に着いて、みんなが歩く方へ付いて行く。入口すぐで国際線・国内線、出発・到着と分かれる。国際線・出発は、さらに南口と北口に分かれる。どっち?内心アタフタしながら、でも、行先を知っている旅慣れた風を装って北口へ。間違えたら引き返すだけだし。

出国フロアで最初に目についたのは旅行保険カウンター。そうそう、入ろうと思ってたのよね。

窓口のお姉さんに提示されたプラン、最安値でも10,000円近くする。ネット加入だと3,000円くらいであったのに。そんなに高いの?とびっくりする。ちょっと高すぎると思い、恐る恐る「プランはこれしかない?補償をひとつひとつ選べたり出来ない?」と聞いてみる。すると別のプランシートを出してくる。さっきより随分安い。なーんだ、あるじゃん。何が違うのか尋ねると、死亡保障だけの違い。死亡保障はそんなにいらない。

そんな訳で、6,000円くらいのプランにする。ネット保険に比べたら、まだまだ高いけれど、聞いてみて良かった。知らずに高い(しかも必要ない)保険に入るところだった。何かあったときの手続きを確認し、保険証券を受け取る。パスポートと同じ、”大切セット”に入れておく。

 


行くぞウィーン ひとり旅 7空港ってどこ?

2023年04月18日 | 旅行

飛行機チケットはとったものの、空港はどこ?自宅から空港までのルートを調べる。メインの駅から直通バス、もしくは空港行き特急の2ルート。乗り換えの数は変わらないので、バスで行こうかと思った。

飛行機の時間を逆算して、2時間前には空港に着いていましょう、とネットにも、ガイドブックにも書いてあるが、そんなに前から空港にいる必要ってある(ないやろ)?と思う。この話を守ろうとすると、始発の電車でも間に合うかどうか怪しい。交通渋滞にあったらアウトやなあ。ギリギリに着くのはまずいかもしれないけれど、2時間ルールは破ってもいい?しばらく迷う。

結局、時間に正確な直通特急で、しかも指定席で行くことに決めた。2時間ルールもちゃんと守るseriousな私。

空港に着いたら、どこへ行く?行けば分かるんかな?空港地図によると、ターミナルがふたつある。わたしの飛行機はどっちから出るの?調べてもよく分からず、最後Yahoo知恵袋で解決。そのくらい空港HPに載せておいて欲しいよ。

後から分かる。航空会社の予約内容確認書に、ちゃんと載ってた。

こうして、迷うこと、不安なことを一つ一つ乗り越えていく。今まで遠い昔の社内旅行を含め2回ほど海外へ行った。それらは自由行動がいかに多くても、すべて誰かに連れて行ってもらう旅行だったと実感。連れて行ってもらうのも楽しいけれど、自分で準備を積み上げていくのも面白い。

 


行くぞウィーン ひとり旅 6持ち物②

2023年04月17日 | 旅行

持ち物編の続き…

クレジットカード  元々1枚は持っていた。知人からチャージ式のクレジットカードがあるらしいと聞いて調べる。そのうちの一つに申し込む。今回の旅行のメインカード。このチャージ式カード、怪訝な顔をされたところもあったけど、たいていは使える。航空チケットなど一部で使えなかったので、その時だけ一般的なクレジットカードを使った。

スーツケース  おさがりの頂き物

タッパー・輪ゴム  アメリカで言うドギーバックのつもり。レストランへ行くときは、持って行くつもりだった。実際は一度も使わなかったけど。輪ゴムは、現地で買ったお菓子などの封をするのに役立った。

洗面・風呂用品  石けん1個

ガイドブック  必須。何が必須って、地図!それ以外はあまり必要なかった。なんて言うか、ガイドブックに載っているところを辿るための旅をしている訳ではないので、お店情報や、遊び場情報はあまり必要ないかと思う。レッツ行き当たりばったり!

化粧品  ちょっぴり

読みかけの本  見たり聞いたり、書いたり…読んでる暇がなかった。

スマホとウォークマン  スマホ、原因不明でほとんど動かず。ちっとも役に立たなかった。どちらも充電器が必要。

コートと帽子  日差しが強かった。

ビニール袋  何かと役立つ。

貴重品を首からぶら下げる袋  パスポートと保険証書、当日使わないユーロと日本円、スーツケースの鍵を、お風呂以外はずっと身に着けていた。

 

一カ月以上前から、スーツケースに荷物を出したり入れたりと忙しい。「もう詰めてるの?」とみんなに呆れられる。


行くぞウィーン ひとり旅 6持ち物①

2023年04月14日 | 旅行

飛行機、宿、コンサートチケット…主役はそろった。あとはわき役を吟味する。

何を持っていき、何をもっていかないか、それが問題だ。オーディションの結果、以下のわき役たちを連れていく(連れて行かない)ことにした。

変圧器  ウィーンで使う電気モノはスマホとウォークマンだけと決めたので、不要。

変換アダプター  上記2つを充電するのに必要なので、アマゾンで購入。

翻訳機  ラインの英語翻訳アプリを入れる(独語はなかった)

服など  しわにならず、コンサートに着られる普段着(?)。ここは重要だと思う。何故なら、長いフライトでもしわにならず、私の poor Englishを補えるくらい見栄えのする(笑)服は、一組あった方がいいから。その他、動きやすい組み合わせが一組。加えてパジャマ。

靴  コンサートにも履けるウォーキングシューズ(?)を探して購入。これが失敗だった。ウィーンの町は石畳なので、本当に歩きにくかった。スニーカーとおしゃれ靴、二つを用意すれば良かった。足の爪は血まみれになり、帰国後には爪がはがれた。

旅行保険  迷ったが、加入。オンラインで申し込むのが不安だったので、空港で申し込むことにした。旅行中、スマホの調子がずっとおかしかったので、対面で申し込んで紙の証書をもらえたのは大きな安心につながった。幸い、保険にお世話になることはなかったけど。

洗濯用品  折り畳み式の洗濯ハンガー(購入)と試供品の洗剤、針金ハンガー

……持ち物編 まだまだ続く


行くぞウィーン ひとり旅 5チケットを買う

2023年04月13日 | 旅行

さてさて、見て回るところを決めたものの、どんなチケットを買って、どう楽しむかと悩む。

オペラ座、楽友会館、ウィーン少年合唱団は絶対行こう。でも…すべてを良い席で見るのは予算的にできない。特にオペラ座はビックリする位高いし、あまり安い席だと舞台が見えないらしい。お金を払って見えないっていうのも、悔しい。というか、見えない席でもお金を取るって、どうよ?

気を取り直して楽友会館を調べる。例のピアノコンサートが、黄金のホールで開催される。ホール、見てみたいよね。楽友会館の見学ツアーは英語とドイツ語のみ。聞き取れる自信がないので、楽友会館はピアノを聴きながら黄金の大ホールを堪能し、オペラ座はガイドツアー(日本語あり)で中を見学するだけにする。少年合唱団は…先の二つほどではないが、最前列は結構高い。オペラと違って姿が見える必要はないので、立ち見で聴くことにする。朝早く起きられるか、礼拝堂までたどり着けるか少し不安だけど、早めに行けば無料で聴けるらしい。

チケット購入は楽友会館のみ。そして、日本語のサイトがある。バッチリ…でもなかった。すべてが日本語になっているわけでもなく、どうしたらチケットを申し込めるのか、どこを見ても皆目分からない。仕方がないので、問い合わせのメールをする。日本語で。

返信はすぐに来た。英語で。日本語、読めたのかな?読めたなら、日本語で返信してほしいな(心のつぶやき)。

それによると、まだ申込期間ではないので『来年1月まで待て』ということらしい。その頃に、申込みのアイコンでも現れるのかな?

席は先着順で選べる。値段との折り合いで、舞台左手の2階席、最前列。勝手が分からず選んだ割には、奏者の手の動きもわかるし、特等席のお客の様子も見られ、ホール全体も見渡せるナイスな席だった。

 

当初25万円くらいで行けるかと思っていた。飛行機だけで15万円ちょっと。これに宿代277ユーロ(当時、1ユーロ135円くらいだった)。コンサートチケットが70ユーロ(手数料含。チケット自体は56ユーロ)だったが、クレジットカードで買ったら、そちらの手数料もかかって1万円を超えた。さらにパスポート申請、ウィーンでの交通費、食事、入場料、土産などなど。まあ、土産はいらないか?

むむっ…既に予算オーバーの兆し。

こんなにガンガン買い物をしている自分がちょっと怖くなる。小心者の私。


行くぞウィーン ひとり旅 4宿を決める

2023年04月12日 | 旅行

さてどこに泊まろうかな…やっぱり、ウィーン中心部のホテルはどこも高い。一泊くらいはシェーンブルン宮殿の中のホテルで、お姫様気分を満喫したいなと思い調べてみる。でも予想通り、予算オーバー。まあ、次の機会に。そして低価格帯のホテルを探す。でも、4泊6日間ずっとホテル暮らしをすると、それなりの金額。さらに食事時、毎回食べに出掛けるのもしんどい。だいたい、自分が食べたいものを注文できるのかも怪しい。

なので、アパートメントを借りて自炊することにした。大きな観光地だからだろうか、アパートメントが一日単位で借りられるのはありがたかった。ただし、最初の一泊だけは、空港リムジンバスのバス停近くにホテルを取る。夜遅くに着いて、そこから宿を探し回るのは恐ろしすぎる…実際、バス停に着いたのは夜8時過ぎだった。まあ、夏至も近かったので8時過ぎてもまだ明るかったが(それにしても、これだけ用心して宿を決めたのに、現地ではトラブル発生!)。

予約して数か月後、突然アパートメントの主からメールが届く。和訳するとこんな感じ。

   ルールを変更することにした。予約しても無断キャンセルをしたり、

   連絡がつかないゲストが多いから。

   なので、3日以内に以下の口座に料金の半額を振り込んで欲しい。

   でないとキャンセルにする。

うーん、困った。慌てて海外への送金方法を調べるが、私の口座ではできないらしい。困った挙句、返事をする。

   わたしには海外に送金できる口座がないので、

   お金はクレジットカードで払いたい。どうしたらいいか?

すぐに返事が来る。『あなたはserious  guestだから当日、全額支払いで構わない』らしい。シリアスゲストって??深刻な客?ん?問題のある客??と不安になりながら辞書で調べると『真面目』という意味があるらしい。なーんだ。とにかく送金しなくてよいと分かり、ホッとする。

ああ、私の英語力って…。

seriousな私は、勉強することにする。


行くぞウィーン ひとり旅 3飛行機を決める

2023年04月11日 | 旅行

さあ英語を勉強しなくっちゃ!とは言いつつも、楽友会館、オペラ座は、日本語サイトがある。たくさんの日本人が、訪問しているんだろうな。先人の皆さん、どうもありがとう。お陰で公演内容などが分かりやすい。おおっ、ピアノコンサートがあるじゃない。私の好きな曲が演目になっている。という訳で、この日と日曜日(ウィーン少年合唱団の歌声が聞ける)を含む日程で旅行をしようと決める。日程を決めただけなのに、笑ってしまうほどウキウキと舞い上がる。

まだ10カ月も先の話。

日本語サイトには助けられたが、真面目な私は、NHKラジオ英語講座・ドイツ語講座を聞き始める。勉強さえ楽しい。

出発日と帰国日を決めたところで、次は飛行機、宿、コンサートチケットの予約か。飛行機の優先条件を考える。まずは大手の航空会社。格安飛行機で長時間乗るのはしんどそうだし、ちょっと不安。そして時間。できるだけ短いフライトでたどり着きたい、となると、ドバイ経由(安い)は却下。ヨーロッパ経由で行くのが12時間前後で良いみたい。ヨーロッパ経由で一番安い、そして大手の航空会社はどこ?航空会社のサイト、理解できるか…?と恐る恐る見る。日本に就航している会社は、ちゃんと日本語ページから予約できるようになってる。ちょっと変な日本語のところもあるけど、ちゃんと理解できる。考えてみれば、当然だよね。なーんだ。

いろいろ比較して、ルフトハンザ航空のフランクフルト経由、ウィーン行きに決める。ルフトハンザのサイトから直接予約。早いもん順で席も選べるのねと、いちいち感心する。長距離なので、片道15,000円上乗せして足元の広い通路側の席を取る。荷物を預けるのが不安だったので、機内持ち込みができるキャビンサイズのキャリーバッグに荷物は詰め込もう。

いざ申込みという段になって、かなり不安になる。こんな大金つぎ込んで、体調でも崩したらどうしよう。トラブルでもあって行けなくなったら?本当に申し込んでいいのだろうか?一週間ほど迷う。そして、えいやっ、と掛け声をかけて予約申し込みのクリックをする。

直行便があれば体も心も楽だったのにと思う(今回の旅行直後に、羽田ーウィーン直行便が就航)。


行くぞウィーン ひとり旅 2えらい早々と

2023年04月10日 | 旅行

いつ行こう?どこへ行こう?早速オーストリアのガイドブックを中古本で手に入れる。中古なのに何故か最新版。ラッキー。

6月から9月にかけてのハイシーズン、クリスマス、日本の連休中はお値段もハイになるようなので、5月の連休明けに決める。昼間の時間が長いので、秋より春がいいと思う。

行きたい場所のリストアップをする。オペラ座、モーツアルトの家、ベートーヴェンの家、ベートーヴェンの小道、地元のスーパーマーケット、楽友会館、街中の散歩、ウィーン少年合唱団、余裕があればシェーンブルン宮殿。うーん、何日あれば全部回れるだろう?予算の都合もあるので、あんまりのんびりは滞在できないなあ。

とは言っても、あまり無理なスケジュールを立てて体を壊してもつまらないし、私の英語(独語)能力では病院へ行くのもままならない。トラブルが起きても困るので、ゆとりを持った計画を立てる。すべて回れなくても、また次に機会があるかもしれないし。

ウィーンの地図を見ながら、どんな風に見て回るか、あれこれ検討する。まだ見ぬ街並みを想像して、心が躍る。

そして10カ月も前から、早々と日程と宿を決める。周囲には笑われたが…。それにしても、今はとても便利になった。ブッキングドットコムで、宿を調べる。ほぼ日本語だけで、雰囲気や場所、料金などが分かるのに驚く。日本人観光客がどれだけ多いかが、こんな所からうかがえる。


行くぞウィーン ひとり旅 1何に使う?

2023年04月07日 | 旅行

もう随分と昔のことだが、とある生協で数年間活動をしていた。その活動をすることで、毎月いくばくかの活動費をもらっていた。使うことなく放置してたけれど、ある時ふと通帳を見たら(というか記帳してみたら)、まとまった金額になっていた。

「何に使う?」

数カ月考えて思いついたのは、海外一人旅。自分でも、何でそんなこと思い付いたんだろ?そんなことできるの?って感じだった。

たまたま女性一人旅の本を読んでた。たまたまご近所さんから、出張で海外へ行った話を聞いた。そして私の好きな作曲家が、昔ウィーンで活躍していた。そんな偶然の重なりがあったからか。

ご近所さんの話の中で私が「いいですね~」と羨ましがったら、「どこに行きたいの?」と聞かれた。間髪入れずに「ウィーンかなあ」と答えてた。答えてから気付く。私、行きたかったんだ。

そんなわけで、行先はウィーン。旅をしながら、ずっとメモを取り続けていた。いつかまとめようと思いつつ、ずっと本棚の奥に押し込んでた。昔々のことなので、思い出せるのか心配しつつ、ウィーン珍道中のはじまり、はじまり。