たけのこ新聞の事件簿

離婚をきっかけに、今まで心に溜めていたことを書いています。離婚、エコ、世間の常識(のようなもの)についての疑問などなど。

生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する㉙

2023年08月21日 | 日記

早朝にジョギング(半分は散歩)をするようになった。いつから始めたか忘れたが、台風の日を除いて、もう一週間くらいは続いていると思う。体を動かすことがそんなに好きではない割には、休まず続いている。たかだか一週間と言うなかれ。始めた当初の目標は「三日坊主になりませんように…」だったのだから。もう充分達成した。

毎日、その日思いついたコースを一時間ほど、走ったり歩いたりしている。早朝仲間(と言っても知らない人だけど)は、随分多い。10人と言わず、20人くらいはすれ違っていると思う。近所に、良い散策コースがいくつかあることが大きい。

石畳の小路、見上げると深緑が両脇にそびえていて気持ちが良い。ほかにも、川沿いコース、ゆるゆる山登りコース、比較的新しく造成された隣街のきれいな街並み見学コースなど、本当に飽きることがない。ちなみに街並み見学コースでは、道が直角ではない形で枝分かれしていたりして、危うく迷いそうになった。あぶない、あぶない。新しい感じの町なのに交差点が直角に交わっていないのは、山の形に合わせた土地開発をしたためなのだろう。

 

特にランニングウェアを持っていない。早朝ジョギングが続くかどうか分からないので買う気もなく…というか、続いたとしても買う気はなく、ほとんどパジャマのような(でも断じてパジャマではない)ヨレた出で立ちで走っている。知人に会わなくてよかったと思う。この先も、会いたくはないものだ。

ふと10年以上前のことを思い出す。以前住んでいた家は、目の前がスーパーマーケットだった。便利だったな。そんなロケーションのため、部屋着でつっかけを履いて買い物に行ったりしてた。ある日、店で知人に会った。私の恰好を上から下まで眺めて一言。

「近いっていいわね」

本気か?皮肉か?その時ちょっと恥ずかしかったな~。それ以来、少しだけ服に気を遣った。それなのに、早朝ジョギングでは、誰とも出会わないことを願ってヨレた出で立ち…。


生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する㉘

2023年08月18日 | 日記

この夏のある日、実験的に一日だけ晩酌をやめた。ちょっと我慢が必要だったけれど、飲まずに布団をかぶった。翌朝、なんだか胃が軽い感じがした。ちゃんと朝ご飯を待つ胃になっている。気持ちいい。

今日も休肝日にしようかな…と思ったが、そんな急にやめられない。それでも朝の気分の良さを体感すると、休肝日がそれほど苦痛でもないと思えた。昨年までの家庭内トラブルがひと段落し、気持ちが落ち着いてきたことも関係しているかもしれない。一日やめ、二日やめ、酷暑の盛りでも「今日はやめておこう」と言えるようになった。そしてなんと、冷蔵庫にビールを入れるのをやめた。飲もうと決めた日の朝に、一本だけ冷やしておく。こうしてお酒は『週2~3日のお楽しみ』に変化した。缶ゴミの量が激減した。

 

ふと思った。それまではホンモノビールの価格が高いのでウソンコビールを飲んでいたけれど、酒量が半分(以下)に減らせるのなら、本物ビールを飲んだとしても、今までより安く済むのではないだろうか?うんうん。

そんなある日、ホンモノビール1ケースが届いた。とある所からの頂き物。あぁ、なんて(素敵な)悪魔的誘惑なんだ…と思ったが、意外に飲み散らかすことなく、今のところ慎ましやかに嗜んでいる。

 

話を振り出しに戻す。ウソンコビールが値上がりするらしい。でも私、怖くないもんねー。値上がりしたところで、2~3日飲むのを控えれば、値上がり分くらい吸収できちゃうと思うから。逆に安いうちに買いだめする方が、アルコールに誘惑されてしんどくならないかな。この際だから飲酒量をグッと減らして、ホンモノビール派に転向しようかと思案中。そんなに簡単にいくかは、分からない。でも、ちょっと減酒が上手くいくと、こんなにも気持ちの、そして金銭的な余裕が生まれる。

心配してくれた友達に感謝。


生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する㉗

2023年08月17日 | 日記

久しぶりにホンモノビールを飲んだ。あ、やっぱり味が違う。ホンモノと思って飲むからなのか、本当に舌が違いを感じているのかは、はっきりしないが、やはりおいしいと思う。酒屋で働いている知人から聞いたけれど、10月からウソンコビール(第3のビールのこと)は税率が変わるらしい。もちろん高くなるんだよね。安くなることはないよなあ…。

精神的にしんどい事が続いていた一昨年、昨年は、毎日の晩酌が欠かせなかった。酒量が増えそうで、自分自身ハラハラしていた。だから、一日の摂取量を決め、それを死守した(死守なんて大げさに書いているけれど、気を許すととこまでも増える予感がしていた)。お酒がないとご飯が食べられなかった。

友達に会った時に、ビールを飲むより牛乳を飲む方が良いと、しつこく言われた。お酒を飲む人ならわかってくれると思うけれど、牛乳はお酒の代わりにはならない。

「子どもじゃないんだから~」

と、笑って聞いていた。だってせいぜい350mlを1缶。たいした酒量ではない。少なくとも、私にとっては。

「少ないからアルコール依存じゃないと思ってるんでしょ?」

そりゃあそうだ。

「でも、やめようと思ってやめられないのは依存だよ」

と言われた。やめようとは思っていないけれど、やめられないのは事実。その場では真面目に取り合わなかったけれど、晩酌の度に彼女の「依存だよ」が頭をよぎる。当時飲まないとやってられないと思うような心のゴタゴタをいっぱい抱えてた。うーん、やっぱり依存してるかも。こんなことを考えながら飲むお酒には、罪悪感という苦みが溶けている。


生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する㉖

2023年08月15日 | 日記

台風が接近している。今日は直撃しそうな模様だ。今まで運の良いことに、台風で生活に支障が出るほどの被災をしたことは一度もない。家族も、家も、私の周囲で困ったことが起きた経験がない。警報が出て学校が休みになるかな…?だとか、夜中の大風に、心がワクワクするなんてことがあったくらい。

もういい大人になってから、台風で物干し竿が落ちてきたことがあって、そこで初めて台風準備を意識しだした。

昨日は竿を下ろしてベランダを片付け、何かあっても調理しなくてもいいよう、食事・お茶を多めに作った。風呂の水を残した。思いつくのはそれくらい。被災経験がない想像力は、とても貧弱なのかもしれない。

昨日職場の人と、電気が止まったら、断水したらと、シュミレーションしてた。ガスが止まったら…お風呂は入れないけど、水シャワーで何とかなるか(夏で良かった)?食事は2~3日は作らなくても、飢えることはない程度に準備した。水道は?飲み水とトイレが最重要。飲料水を汲み置きして、ふろの水は残しておけばいい?電気は…一番困るかな、まず冷蔵庫が。PCは電源が落ちたら、後が面倒かもしれないが、うちの場合、すぐ生活困難に結びつくわけではない。照明はなかったら、さっさと寝るだけ。懐中電灯があれば、トイレくらい行ける。それ以外は電気が来なくても何とかなる気がする。家が流されたらお手上げだな、なんて考えてた。

普段慎ましく暮らすと、非常事態にも強い(だからって慎ましく暮らすことを押し付けているわけではない。どう暮らすかはそれぞれ)。低所得者万歳(笑)!こういう時ばかりは、私が勝った(?)と思う。失うものが少ない。


生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する㉕

2023年08月14日 | 日記

月を見るのが好きだ。毎日姿を変え、大きさも変え(ているように見える)、頭上から光を降り注ぐ。田舎に住んでいるためか、月が明るい。お月見をしていると、眩しくさえ感じる。

不思議に思うのだが、月を見ているとなぜか心が浮き立つ。三日月、満月、十六夜…どんな形の日でも、「月がきれいだよ」と言って回りたくなるし、実際に言っている。その時、一緒に浮き立ってくれる人がいないのが残念。私は前世でオオカミだったんだろうか?いやいや、満月でなくても嬉しい気分になるので、オオカミじゃないか。

 

月は、今日の失敗を慰めてくれる。愚痴を聞いてくれる。明日へ期待している自分を、見守ってくれる。そして涙が出そうになる。別に悲しい訳じゃないんだけど。どうして月を見るとこんな気持ちになるのか、いつも考える。結局分からないまま、気付いたら月を見ながら眠っている。

昔、心理療法をしていた頃のこと。ある特定の子どもの箱庭の最中だけ、どうしても抗いきれない眠気に襲われていた。私の先生から「それには何か意味があるんだよ」と言われた。考えようとすると睡魔に意識を連れていかれていた。そんなことを思い出した。あの子はどうしているだろう?

 

気候の良い晴れた夜はゆかしい。蚊取り線香にいぶされながら、擦り切れたキャンプ用椅子に座って(それにしても最近の椅子は、なんて座り心地がいいのだ!)お茶時々ビールを片手に、ぼんやり空を見上げる。月に会えた嬉しさと、自分が抱える不安や悲しさ、楽しかったこと、いろんな気持ちがないまぜになった、名前のない感情を抱えながら。


生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する㉔

2023年08月11日 | 日記

昨日、『一駅歩いた分を貯金して日帰り温泉!』と意気込んで書いた…が子どもが一言。

「そんな簡単に貯まるわけないじゃん」

えー、そうかな?私が少しがっかりしていると、

「まあ、楽しみがあった方がいいからねえ。ゆっくり貯めたら」なんて慰められた。ただでさえジョギングが続けられるか危ぶんでいるのに、楽しみというか目標が遠い彼方になっては、私のやる気が萎えてしまう。まずは日帰りの距離でハイキングと温泉(風呂)が楽しめる場所を探そう。ハイキングじゃなく、神社の散策でもいいな、など、自分が美しい山や、手入れの行き届いた庭園を歩く姿を想像する。日帰り旅行で歩き回り、さらに鼻歌を歌って晩御飯を作れることが目標。「疲れた」ではなく「面白かった」と言える旅がしたい。

いつまで早朝ジョギングが続くことやら…と思っていたら、案の定、今朝はなかなか起きられなかった。2日目にして、これだ。体力をつけるんでしょ、元気になると面白いことがいっぱいできる、なんて自分を励ますが、起きられない。結局、ここでジョギング宣言をしたことが、一番大きな動機付けになった。毎朝走ると言い放ったんだから、もう少し続けようって…いい格好しいだな。

近所を歩いたり、走ったり。近所と言っても私は地元の人間でないので、普段生活している範囲しか道を知らない。通ったことのない道を選んで、あっちへふらふら、こっちへふらふらしてみる。看板は見たことがあるのに、建物を見たことのなかった保育園、びっくりするような豪邸や急な坂道。自分の住んでいるところなのに、全然知らないことばかり。道の先が気になる。ハイキングの前に、自分の町をもっと知るのもいいなと思う。


生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する㉓

2023年08月10日 | 日記

何をしてもすぐ疲れれてしまう程、体力が落ちた。多分年齢のせいと言うより、体を怠けさせたせいだと思う。そもそも体を動かすことが特別好きではないし、暑い、そして寒い中、わざわざ出かけていく気にもならない。出来ることならお家に引きこもっていたいくらいなのに、何故わざわざ疲れることをする?と、こんな調子で過ごしてきた。

近所の人に、スポーツクラブへ行こうと誘われたが、迷いなく断った。またある人から、一緒にジョギングとも言われ、別の人からはケガをしないようにジョギングのメニューを考えてあげるとも。走るのはしんどいよ。元気な友人が多い、まったく。

 

そんなこんなで今まで来たが、やはりこの辺りが限界か、ちょっと遠出をしたり、いつもと違う種類の外出をするとぐったりするようになった。仕方がないので、少し運動をすることにした。いつもより少しだけ早く起きて、近所を走る。歩く、走るをしながら見回すと、犬の散歩、ランニング、家の前の掃除…思ったよりたくさんの早朝仲間がいるもんだ。新入りの私は、黙ってぺこりとお辞儀して通り過ぎる。

体力をつける目的とは言いつつ、疲れない程度に外をうろつく。疲れるまで走ると、三日坊主になりそう、きっとなる、絶対。なので、気分良く帰れる頃合いが良い。それでも、継続できるか不安だな。走るのが辛かったら、自転車でもいいかとちょっぴり考えている。最終、軽い(ハイキング程の)山登りをして、温泉に浸かって帰る…くらいの楽しみが出来たらいいとぼんやり計画する。ジョギングがてら通りすがりの神社で手を合わせたご利益か、朝からいいことを思いついたと嬉しくなる。体力がついて、一駅歩く、車の代わりに自転車を使うようになれば、その浮いたお金で旅行貯金ができるぞ?地球にやさしく自分に楽しいアイデアだと思う。朝のジョギング(散歩)に目的が出来たので、しばらくは続けられそう。

前にも書いたけれど、体力があれば人生はより楽しめる。逆に体力不足は、本人の気力も削いでしまうので、何を見ても感動できなくなるし、興味が失せてどうでもよくなるのだ。手っ取り早く良き人生を送るには、気力を充実させて頭を空っぽにすることなんじゃないかな→何故空っぽ?それはまたそのうち。


生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する㉒

2023年08月09日 | 日記

幼いころから汗っかきなので、年々酷暑になっていく夏は辛い。暑さもつらいのだが、自分の汗のかきっぷりにしんどさを感じる。においや汗染みも気になる。更年期になると体がほてって、汗をかくというけれど、私は子どもの頃からずっとこの調子なので、更年期なのかどうかさっぱり分からない。とにかく朝から晩まで、汗っかき。

家を出る前にシャワーを浴びても、外に出た途端、汗だくだくで、もうどうしようもない。かぐわしい香りで上書きするか、制汗剤をつけるか…?きっとみんなそんなところだと思う。でもね、暑いのに汗をかけなくする…その理屈が私には納得できないし怖いので、使っていない。割と一般的に広まっている制汗剤を使いたくないと感じてしまうのは、私のかたくなさかもしれないけど。でも、納得できないものを身に着けるのは気持ち悪いと思う。スプレーでも、化粧でも、食べ物でも。その上、スプレー缶はゴミ出ししにくい。今のところ、自作のハッカスプレーで涼を感じながら、匂いの上書をしている。

 

汗臭さや体臭をごまかす手立てとして使われる香料が原因で、近頃、香害という言葉が聞かれるようになった。合成された香料によって身体不調に陥るそうだ。私も不調とまではいわないが、あの香りは苦手、いや、嫌いだ。ドラッグストアや、ホームセンターの中は、あの香りであふれていて、ちょっと気分が悪くなる。運の悪いことに、ご近所さんの排水から(もしかして洗濯物から?)強烈にあの匂いが上がってくる。そこの住人は平気なのかな?

汗臭いのも、合成香料が臭いのも、どちらも気分が悪い。でも汗臭いほうが、病気やアレルギーの原因にならないのでまだましだと思うけれど、そんな理屈、誰も良しとしないだろうな…だからと言って、汗臭さを肯定している訳じゃないが。ただ、まだマシと言うだけ。

夏は汗をかくのが当たり前っていう常識をもっとみんなが共有できたら、もう少し悩まずに済むのに。


生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する㉑

2023年08月08日 | 日記

子ども達は、粉もの料理が好きだ。焼き菓子、パン、ピザ、麺類。私の方針(と言うほど大層なものでもないが)で、食費は、手作りである限りケチらないと子供に伝えている(それ以外のお金はしっかりケチる!)。なにせ、食べ物が私たちの体を作るのだし、体が充実していないと気力も落ちる。よりよく生きるには、まず食事だと思う。そして、おいしいは幸せな気分に直結している。うん、うん。

近頃、子どもはピザをよく作る。強力粉に油や塩、水を混ぜてコネコネする、あのピザだ。昔ホームベーカリーを持っていた頃は、ベーカリー君に任せて生地を作り、たまに焼いていた。で、今は全く作っていない。そんな作ってくれない母ちゃんに見切りをつけて、自分で作り始めたというところか。子どもたちは、今、ベーカリー君がいないので、自分でコネコネしている。作り始めたころは、その辺中に粉をまき散らし、作るのも、掃除も大がかりだったもんだ。それが数カ月のうちに腕を上げ、スマートに、気軽に作ってくれるようになった。

慣れるというのは、こんなにも作ることへのハードルを下げるのか。今度作り方を教えてもらおうと思っている。子どもに教えてもらえるなんて考えると、ちょっと嬉しくなる。

 

中高生にもなると、自分の興味のあることや志向の強さによって、技や知識の幅をどんどん広げていくようになる。ピザに限らず、子どもにかなわないと感じる技術が、うちにはいくつかある。ちょっと前までチビッ子だったのに…。親がいい加減でも、子どもはちゃんと『好き』を見つけて実行している。頼もしくてうれしい。

うちが裕福ではないお陰で(!)、手仕事をマメにしたり、自分が本当に好きなもの、必要なモノをじっくり吟味する習慣が身に着いたのかもしれない。こうして身に着けた習慣が子ども達の人生に良いご縁(人でもモノでも)をもたらしてくれることを願っている。


生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する⑳

2023年08月03日 | 日記

これまで大真面目に省エネや、ゴミを減らしたいという話を書いてきた。そういった暮らしが私の理想だと。今も、これからもそうしたいし、できればそんな始末の良い生活が、世に広がるといいなって思っている。

 

さて、昨日まで実家へ帰省していた。年老いた両親は、若い頃からの心配症がさらにグレードアップ(?)している。ちょっとのこと(と私は感じてしまうのだが)で眠れなくなったり、涙を流したりするようになった。ここ2~3年はそれが顕著になった。

一般的な老人(つまり他人)が、弱々しくしている様子は、街中でも見ることがあるから、老人の脆弱性は知っているつもりだった。でも違うのだ。その場面だけ切り取ったよその老人ではなくて、それまでの歴史を知っている自分の親の変わりようが、老いることの負の側面を如実に示してしまうのだ。

自宅の2階に上がるのがしんどくなる。掃除が出来なくなっている。料理が危うい。とは言え、今のところは、まだ自立した生活を送っている。

 

でもね、この状態で省エネなんて言うのは難しい。電気が多少つけっ放しでも、同じものを2つ買ってしまっても、生活出来ていれば良しと思えてくる。エネルギーを無駄に使うことを贅沢だと思っていたのだが、何とか自立した生活を送っている親に、省エネを求めることは、私の奢りなのかな。最近はエアコンをかけてドアを開け放していても、冷蔵庫の中を把握しきれずに食品廃棄が増えても、何も言えなくなった。そして私も将来、こうして年老いていくのだろうか。

 

省エネって、若いからこそできる生活スタイル、ファッションの1つなんだろうか?と考え込んでしまった。それでも今は始末良く生活することにこだわりたい。それが気持ち良いから。齢をとり忘れっぽくなっても自立できるような、シンプルな生活、別の言い方をすれば、単純・単調な生活様式を、考えても良いのかもしれない。


生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する⑲

2023年07月28日 | 日記

毎年暑いと言っているが、今年の夏はとびきり暑い。

汗だくになりながら家事をしていたら、少し頭痛がしてきた。元々頭痛持ちだったので、今まで気にしていなかった。少し前に、頭痛も熱中症の症状の一つだと知って驚いた。以後、頭痛にも気を付けるようにしている。家事をやめ、エアコンをつけ、水分補給…休んでいると少し痛みが治まってきた。やはり熱中症?

頭痛がなければ気付きもしなかった。アブナイ、アブナイ。こんな風に、気付かぬうちに暑さにやられていくこと、あるんだ。

窓を開けて風を通す、綿や麻の衣服を着る、扇風機を使うというような工夫では追い付かないほどの暑さっぷり。これがあと一カ月以上も続くのかと思うと、電力は足りるのか(そして我が家の電気料金は、支払えるのか!?)と心配になる。

 

近所に飲料水の自販機がある。見ていると、安くもないのによく売れている。補給用車両もしょっちゅう来ている。トラックに使用後のペットボトルをたくさん積んで走り去っていく。あの空ペットボトルの山を見ていると、心が痛む。一瞬の利用のためにあれだけのゴミが出るのか。そして暑い道路わきに、じっと立っている冷蔵庫…じゃなくて自販機。ゴミを出し、電気を使い、お金を出してるからいいでしょと言わんばかり。せめて、みんなコップを持ち歩いて、コップに注ぐ形式の自販機にできたらいいのに。

ところで、暑さに効くもの、ひとつ見付けた。ハッカ油。水で薄めてスプレーすると、涼しさがしばらく続く。前から清涼感があると分かっていたのに、なぜ思いつかなかったんだろう。職場で着る衣服や首筋にスプレーしておく。ああ涼しい。


生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する⑱

2023年07月27日 | 日記

久しぶりに石けんを作った。現在、熟成期間中。

売り物のように美しくはないけれど、使い心地に変わりはないので良しとする。洗剤ではなく石けんで、いろいろ洗う家庭は増えてきたかもしれない(本当に増えたか定かではないが、書籍やネット上には石けん生活の記事が多くみられるようになった)。前田京子さんの『お風呂の愉しみ』あたりから、石鹸、重曹が見直されてきたのでは?と思っている。私はこの本で、重曹や精油の存在を知った。今では、ないと困るほどだ。

 

何故、洗剤ではなく石けん?環境に良い(逆に良くないという人もいる)とか、体への害が少ないとか、いろいろ言われている。例えば、浄水場できれいにしたはずの水から、洗剤(柔軟剤か?)のニオイがするそうな。浄水しきれないんですね~。それを上水として利用することになる…嫌だな。

でも、石けんを使う一番の理由は気持ち良いから。食器洗剤ひとつをとっても分かると思うけれど、洗った後の手の荒れた様な感覚や、手や食器に残った香料の香り。香りがするということは、水で洗い流しても、香料は流しきれないってこと。洗濯洗剤も同じ。それを口や皮膚から摂取する??シャンプーで髪を洗い流した時の、流しきれないヌメヌメ感と手のカサカサ感。そしてあの香り。あのヌメヌメをしっとりというのか…でも、ヌメの正体が分からないのに、ヌメを髪に残したままというのも、気分が良くない。それなら、椿油でもうっすらつけておく方が自分に合っている。

石けんで洗ったときの、あのさっぱり感と言ったら!市販の石けんはすっきり油(脂)を落としてくれる。きもちい~。ただ、アトピーや、乾燥肌の人は、コールドプロセス(製法)の石けんの方がしっとりするので良いかも。

私は、市販の固形せっけんで髪を洗うと、ゴワゴワして収拾がつかなくなる。仕方ないので、市販の石けんシャンプーを使っている。固形せっけんで、髪から肌からぜーんぶ洗えたら、風呂場の小物が減るのに。それが、自作のコールドプロセス石けんだと、洗髪も結構イケる。何故?この製法だと、保湿成分(グリセリン)をしっかり石けんに閉じ込めるので、溶けやすいけれど、肌にはマイルドなのだそうだ。

 

牛乳パック1ℓ分の石けんを作ったので、しばらくは石けんライフを楽しめそう。

 


生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する⑰

2023年07月26日 | 日記

今朝はダラダラ。睡眠時間が足りないと、てきめんに体が動かなくなってしまう。気合だけではどうにもならない。速度を緩めて生きるよう、体が教えてくれるんだと思う。

 

若い時から、せっかちというか万能感の塊だったところがあり、この位はできるはずという、目一杯の予定を計画して、思い通りに計画が進められない自分に落ち込む…という繰り返しだった。毎日そんなに懸命には生きられないし、予定には思いがけない障害がつきものだし、何をそんなに生き急いでいたんだか。

周囲の人が、効率的にたくさんの用事や仕事をこなしているように見えて、私は無力感に悩まされたりもした。今でも時々、周りの人が多大なタスクをこなしていて、自分が何もしていないような無力の迷路に迷う。中年になってもまだ、自分の万能感と折り合いがつかない。はあ~。

 

ただひとつ気付いた。せっかちで真面目に(まるで時計の秒針がチクタク鳴るように)予定を積み上げようとする、その頑張りを放棄し始めると、他者へのまなざしが優しくなるような気がする。自分がミスをすれば、他人のミスも理解できるようになるのと同じで、「まっ、いいか。お互い様」と言えるようになる。あきらめとも違う。相手のありようを了解する感じに近い。これが齢をとるということか?人生、練れてきたということか(カッコいい!)?…単に、自分が怠けものになった言い訳だったりして。へへっ。

古から言い古されている『つらい経験は人を優しくする』のは、確かにそうで、悲しいことがある人の悲しみを理解しやすくする。そして、人の幅を大きくする(条件付きで)。条件については、またそのうち。

 

そんな訳で、今朝はいつもより20分遅くダラダラ起きて、慌てて子どもの弁当を作り、朝食を食べさせた。20分くらい遅く起きても、充分間に合うことが分かった。

ビバ!ダラダラ!


生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する⑯

2023年07月21日 | 日記

炭酸水メーカーは初期費用は掛かるが、少なくともゴミは出ない。カートリッジ式で回収してくれる。容器を返却できるのは、なかなか良い。1本当たりの金額は多少安いかなという程度だけど、それでも良い。うちの牛乳もリユース瓶を使っているが、容器のゴミが出ないので、後が楽だ。

よし、炭酸水メーカーを買おう…と、簡単にはいかない。まず置く場所がない。結構な大きさの装置なので、置けそうな場所のサイズを測るが、入らないことが判明。置けない。今のところ我慢している(たまにどうしても我慢できなくてペットボトル買ってる)。

重曹で作る方法もあるらしい。早速試してみたけれど、しょっぱい(当然か)。おいしくない(残念)。一回でやめた。いまだペットボトルゴミと、飲みたい欲求のはざまで格闘している。

 

しばらく悩むのは私の常なので、周囲の人は呆れているかもしれない。ホームベーカリーを買う時も、5年ほど悩んだ。本当に使う?どこに置く?そんな私を見て、近所の人は「一度使って見なよ」と貸してくれた。1週間ほど借りて、きれいに(ホームベーカリーを)掃除して、いくつもパンを焼いた。騒音、パンのおいしさ、簡便さ、いろいろ考えた。結局買って、最終修理できないほどに使い倒した。じれったいと感じるかもしれないが、この悩む間も、実は楽しんでいるのだと思う。買おうかどうしようか、買って本当にマメにパンを焼くのか、焼くとしたらどんなパンを?欲しい機能は何か。そんなことを寝る前、パン屋の前を通りかかったときなどに想像する。そして置く場所を定め、本当に気持ちが盛り上がった所で、クリック『ポチ』。

という訳で、もう少し悩みながら台所をすっきりさせて、定位置を決めたら…炭酸水メーカー買うかな?


生活を創る~無駄を省いて、無駄を満喫する⑮

2023年07月20日 | 日記

数年前に、ゼロ・ウェイスト・ホームという本を読んだ。ゴミを出さない(減らす)ために、どう生活を工夫するかという内容だ。真似できそうなこと、できなさそうなこと。料理にしろ、裁縫にしろDIYにしろ、手仕事の幅が大きければ大きい程、ゴミは出さずに済む。うん、よく分かった。あとは、どこまで楽しめるか…これは節約でも同じ。私は面白いと思うけれど、ビンボー臭いと思って面白がれない人には、難しいこと。

それで思い出した。私の知り合い、スーパーで〇割引シールが貼ってある商品を、恥ずかしくて買えなかったらしい。おおっ、私の知らなかった文化だ!『食品廃棄を減らすために、割引商品を買ってください』というお店の貼り紙を見て「こういう風に書いてくれると、(割引商品も)買えるのよね~」と言っていた。そうなんだ。そう思っている人が他にもいそうなので、こうした貼り紙はじゃんじゃん張って欲しい。

 

ゴミを出さないことにこだわるのは、私が気分よく過ごすため。もちろん、地球環境に負担をかけたくないとか、大量消費文化に飽き飽きしている(それに大量消費は結構面倒。四六時中、買ったり、捨てたり…)とか、大義名分はあるけれど、それ以上に使えるモノ、無駄使いしたモノを捨てることに罪悪感を覚えるから。私が苦しいのだ。出来る範囲という限定はあるが、ゴミの出ない生活をしたい。ゴミが出るのはしょうがないでしょ、と大人のふりをして『しょうがない』を連発したくない。少しずつでも工夫しながら前進出来たら、生活は楽しくなる。

 

ゴミついでに、今の迷いごとひとつ。

一時期、家族中が炭酸水を飲むので、ケースで炭酸水を買っていた。あれば飲む。ペットボトルのゴミの山。ラベルをはがし、キャップを外し、洗って、ゴミ袋へ。それだけでも一苦労。二週間に一度の回収日、そんなゴミが大袋ふたつ。こんなにも保管する場所もないし(狭い台所の床に積み上げられたゴミ)、回収場所へ持っていくのも恥ずかしかったなあ。

そこで、炭酸ボンベ(通称ミドボンを)を酒屋で買ってきて、炭酸水を自分で作った。圧力を調節する装置を準備して、水の入ったペットボトルに炭酸を注入していくのだ。注入後、ボトルを100回くらい振り振りして、水と炭酸を馴染ませて出来上がり。なかなかの肉体労働だった。2~3年やってみたが、挫折。ペットボトルゴミは嫌だが、100回振り振りもしんどい。それでも夏はやっぱり炭酸よね~と、悩んでいた。

そんな折、各社から炭酸水メーカーが販売されているに気付く。さてどうしようか。