よろず戯言

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唐戸市場

2011-09-23 02:41:18 | 桃鉄・その他

桃鉄の物件紹介、その15。

今回は下関の『市場食堂』。

 

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本州最西端、下関。

桃鉄シリーズ通して要所となる場所。

うんちカードで塞き止め禁止!

 

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前はフグ料理屋しかなかったが、桃鉄2010では、いろいろ追加された。

どうせなら、“水族館”や、“唐戸市場”自体も入れて欲しかったところ。

あと“亀の甲せんべい屋”とか。

 

本州の最西端、山口県下関市にある地方卸売市場、唐戸市場

全国でも珍しい、業者向けの卸売り・仲卸と、一般向けの小売りが一体化した市場。

フグの取扱量 日本一を誇り、とても活気のある市場。

周辺に並ぶ水族館や飲食街と共に、観光商業施設としても機能しており、

ほど近い、自分の住む福岡でも人気のグルメ&ショッピングスポットだ。

 

ちなみに下関では“フグ”ではなく、“フク”と消音で表記・発音する。

「不遇」に繋がるのを避け、「福」にかけているといわれているが、

それよりも遡って、魏志倭人伝に“魚鰒(ぎょふく)”と記されていたからだとか、

諸説あって正確なものは判っていない。

下関市にある水族館、“海響館”では、さすがに“フグ”と表記してある。

 

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近代的な外観が、市場のオープンさをアピールしている。

 

その唐戸市場内にある食堂、“市場食堂 よし”こそが、

桃鉄に登場する物件、市場食堂だ。

新鮮な魚介類をふんだんに使った定食が大人気。

以前、この食堂へ行った魚介好きの同僚のおネエちゃんが、

「美味し過ぎて安過ぎて、満腹が判らず吐いてしまうほど食べた。」と言っていた。

 

食堂のみならず、隣には旨い寿司屋もある。

鮮魚市場内の寿司屋が不味いわけがない。

こりゃ食堂と寿司屋 両方入って、たらふく食ってやる!

期待して、朝からのど飴と缶コーヒー以外は口にせず、

空腹のまま、ちょうど正午に到着するように出かけた。

 

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入口が二ヶ所あって、どっちが優先なのか?

順番待ちの名前を書くのもなく、厨房にしか店員はおらず、店の中もグチャグチャで・・・。

 

超満員で入れねえ!

店内はもちろん、外にも順番待ちの列が・・・。

向かいの寿司屋も行列。

平日でも昼飯時はダメか・・・。

 

よくみると、客の多くは首からネックパスをぶら下げたワイシャツ姿のおっさん達。

近所の役所人やらサラリーマンやらだ。

おい!あんたらいつでも食えるんだから、観光客優先にしろや!

遠慮してそこらにある、ココスやモスバーガー、コンビニ弁当にせいや!

並ぶのは嫌なので、空くまで市場内を探索することにした。

 

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となりの車と比較したら、そのデカさが判る。

 

入るといきなり目に付くのが巨大なフグのモニュメント。

デフォルメせずにこの愛嬌たっぷりのフォルム。

フグがここまで人に愛されるのは、格別な味だけではないはずだ。

 

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競りはとっくに終了し、人影のない卸売り場と加工場。

整然として静まり返っている。

この奥に、仲卸売場や小売り業者のブースがあったが、

ほとんど閉まっていて、お客もまばらで寂しいものだった。

人混みは嫌いだが、やはり市場はにぎわいがないと買い物をする気にならない。

 

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撫でられすぎてなのか、眉間あたりの塗装が少しはがれていた。

 

二階のバルコニーっぽいところにあるモニュメント。

“フクマネキン(福招金)”と名付けられたこのフグ、頭を撫でると御利益があるとか。

フグの皮の表面のブツブツザラザラした質感までも再現されていた。

撮影後に撫でようと思っていたのに撫で忘れた・・・。

 

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これ実際にモデルになったおっさん達が居るんだろうな。

 

外の海岸沿いの遊歩道に設置された、

唐戸市場発祥の独特な競り方法、“袋セリ”を再現したモニュメント。

袋セリとは、競り子と競り人が袋に手を入れ指で競り値を伝える方法。

競り子のおっさんの笑顔の表情と、競り人のおっさんの険しい表情が対照的で面白い。

 

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昔は巌流島周辺で船の座礁が絶えなかったとか。

  

関門海峡の北側、右に見える入り江の向こうに、猪木とマサ斉藤・・・じゃなくて、

宮本武蔵と佐々木小次郎が決闘を行った巌流島(正式名:船島)がある。

無人島で、武蔵&小次郎の銅像以外に見るものはほとんどなさそうだが、一度行ってみたいものである。

 

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スカイアローブリッジ!

こうやって見ると、かなり短いな。

 

本州と九州を結ぶ動脈橋、関門橋。

この橋周辺海域は“壇ノ浦”と呼ばれる。

源平合戦終焉の地であり、安徳天皇が入水し平家が滅亡した地である。

また幕末に起きた長州藩と列強四国商船との間で馬関戦争が起こった地でもある。

この戦いに敗れたことによって、薩長同盟~倒幕~明治維新へと歴史は動く。 

明治維新発祥の地、萩とおなじく、歴史ロマン溢れる街だ。

 

唐戸市場も出て、隣の商業施設“カモンワーフ”や、

国道向かいの亀山八幡宮なども探索し、ぶらりと一時間以上かけて周辺を散策した。

もう空いた頃だろ、そう思って市場食堂へ戻ると・・・。

まーだごった返してる・・だめだこりゃ。

 

カモンワーフにも食べ物店はたくさんある。

フグ料理を扱っているところも多い。

一番庶民的な雰囲気だった食堂に入った。

ここもさっきまでごった返していたっけ。

 

“フクのぶっかけ丼”というのが人気らしい。

だが、刺身も食べたいし、味噌汁も唐揚げも食べたい。

ぶっかけ丼メインの定食と、単品で刺身を注文した。

 

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ふくふく定食¥1,500- 

ふくのぶっかけ丼は大人気で、出張サラリーマンとかもみんなこれをオーダーしていたが、

大の男がこれ単品じゃ絶対に腹満たされないと思う。

 

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マフグの刺身¥680- 

ぶっかけ丼にこれが乗っかっているなら、

もう300円出して、トラフグの刺身にすればよかった。

 

美味かった・・だが・・・。

フグ刺しは、ポン酢にもみじおろしを溶いてネギをつけて食べるのが一般的。

だが自分は、わさび&刺身醤油で食べる方が好きで・・・、

でもそこは本場、有無を言わさずポン酢&もみじおろしで出され、

ふくのぶっかけ丼は、この単品でオーダーした刺身が、

そっくりそのまま飯の上に乗っけられ、ポン酢をかけられているだけというもの。

ポン酢と飯の合わないこと・・・。 

あと器のへりが口になじまない形状で、非常に食べづらかった。

飯をかっ込むどんぶりもので、これはない。

隣のおばさんも、これに苦戦していた。

 

ただフグ皮がきれいに透き通ってプリプリしていた。

スーパーで売られているものは、白っぽくてコリコリしているが、

新鮮だと透明でプリプリしているんだな・・・これは感動した。 

唐揚げが一番旨かったかな。

 

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“ふくふくソフト”ってのもあった。

バニラソフトに、あぶったフグの骨粉がまぶしてあるのだとか。

よう判らんので、それは食べるのやめた。

 

デザートに、下関名物“うにソフトクリーム”!

色はウニが混ざっているのだと思わせられるような、ほんのり褐色がかったベージュ色。

味は・・・うーん、ちょっとコクのあるバニラかな?

ウニはよく判らなかった。

 

 

残念ながら、市場食堂での食事は叶わなかったが、

フグを堪能できて満足した。

一時間ちょいで来られるので、また来て今度こそ市場食堂で食事し、

仲卸で新鮮な魚を買うぞ! フグが旬になる、冬がいいかな。

新鮮なフグの白子が欲しい。

本木雅弘 主演の映画、“おくりびと”で、フグの白子を食べるシーンがある。

このシーンで、山崎努がめちゃくちゃ美味そうにこれを食べていた。

あれをみて以来、いつかフグの白子を!と思っている。

 

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肉の代わりに、フグの身がたっぷり入っていた。

甘口でなかなか美味しかったが、525円もした。 

 

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キルト地のフグが付いたマグネットと耳かき。

プクプクにそっくりだったので思わず購入。

耳かきに付いているフグは、口がゆがんでいて、正面から見ると田中邦衛。

 

 

今回、今月最後の休みを利用して、わざわざ唐戸市場まで行き、

ここでたらふく食べて、食のレポートをしようと計画したのは、

来月開催する、マリオカートのルーム戦告知のため。

10月下旬にいよいよ、『食欲の秋 美食家杯』を開催!

詳細は、近日中にここ及び、フレボの自己スレッドにて発表予定。

ただし、フレボは死んでいるので、ここのみでの告知になるかも。

 

都合のよい方は、ぜひご参加ください。

 

 

 


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