よろず戯言

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吉野の葛もち

2019-09-11 23:21:12 | グルメ

 

夏においしい冷涼和菓子。

水ようかん,わらび餅,葛切り,あんみつ,みつ豆・・・。

そして、あまり馴染みがないけれど、葛もち。

 

葛切りはよく食べるものの、葛もちや葛まんじゅうはあまり食べない。

原料の葛粉が高価で、葛もちや葛まんじゅうは、

他と比べ必然的に高くなってしまうというのもあるし、

まず、福岡じゃあまり売られていない。

福岡の葛処、朝倉市の秋月あたりだと名物として売られているが、

この近所のスーパーなどではあまり見かけることがない。

 

そんななか、面白い葛もちを発見した。

四角いパック入りの比較的 安価な葛もち。

しかもカラーリングが凄い。

茶色とソーダ色。

それぞれコーラ味とソーダ味と来たもんだ。

これは美味しいに違いないっ!

さっそく購入して食べた。

 

 

吉野の葛もち ソーダ味

 

プリンやゼリーのように、容器の底にピンがあり、

それを折ると空気が入って、中身がツルンと落ちてくる仕組み。

・・・になってはいるのだが、これが小さくて角の隅っこにあって折りにくい。

折っても穴が極小で、思うように空気が入っていかず、

すぐにツルンってことにはならない。

わりと苦戦して、容器から器に移す。

容器から直接 食べてもいいのだろうが、

ブログ用に撮影するには、やっぱり涼しげなガラスの器に移したいやん。

 

 

 

ほんのり甘い、ソーダっぽい香り。

食べると、確かにソーダの味がする。

プルプルねっとりした葛もちの食感もそのままに、和洋折衷のなんとも涼しげなお菓子だ。

ゼリーだとよくあるが、こういった和菓子でのソーダ味ってのは珍しい。

しかも、葛もちですよ。

こんな邪道とも思えるフレーバーを、

葛の本場、奈良吉野のメーカーが作っているのだから面白い。

 

 

吉野の葛もち コーラ味

 

コーラ味も同様。

カラメルと酸味があれば、あら不思議、コーラっぽい味に仕上がってしまう。

コーラの味の原点が、砂糖+レモン+カラメルってのは、あながち間違いではないかもしれない。

葛もちって、あまり馴染みがないけれど、

このサイダー味とコーラ味の葛もちは、

ちょっと変わった和菓子として、来客に振舞いたくなる一品だった。

まあ、うちにゃ茶菓子出すような来客なんて、

ツキイチでお経をあげに来られる、お坊さん以外にないんですけどね。

 

葛もち、プレーン(左)と、抹茶味(右)。

 

もちろん普通のフレーバーの葛もちも売られている。

白色のプレーン味と、濃緑色の抹茶味だ。

それぞれ、オーソドックスなやさしい味。

葛もちは風味よりも何よりも、食感を楽しむお菓子なんだなと思う。

甘さ控えめなので、水ようかんやわらび餅よりも食べやすい。

黒蜜やきな粉も要らないので、葛切りやみつ豆みたいに手間も要らない。

ただ、やっぱり原料のせいなのか?

製法のせいなのか?

他と比べるとやや高い印象は否めない。

 

 

吉野の葛もち プレーン

パッケージに“そのままでもおいしい”って書かれているけれど、

葛もちって、本当は何かかけて食べるものなのだろうか?

 

 

吉野の葛もち 抹茶味

 

夏のお菓子なので、本当は夏のうちに記事にしたかったが、

9月に入ってからになってしまった・・・。

まあ日本各地、まだまだ残暑厳しいから、よかろ。

盆過ぎから、若干涼しい日があったのだけど、

9月に入って再び暑さがぶり返し、ここ数日ひどい暑さでまいる。

夏の冷涼和菓子もまだまだイケる。

 



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