拓栄建設株式会社 社長のブログ

大田区の建築会社社長が感じた事・お役立ち情報、雑学・趣味である釣りの釣果・ペットのチワワの成長記録など
ご報告します。

これな~んだ・・・ヒントは漏水対策

2022-10-29 09:13:27 | 建築
東京都大田区で拓栄建設の社長やってます
当社HP

昨日に引き続き・・・この写真はな~んだ?

粘土状の黒っぽい物です

昨日よりもっと、専門的な問題で
建築関係者でも躯体工事に携わっていないと
ご存じ無い方が多いかもしれません

ヒント①は、コンクリートの建物に使われます

ヒント②、こんな場所に使います

当社で手掛けている鉄筋コンクリート造の現場ですが

見えているコンクリートが1階の床部分で
これから1階の壁を作るために型枠を立て込んでいくのですが
その際に床と壁の打ち継ぎ部分に使います

鉄筋の両サイドに木が取付られていますが
敷きバタと呼ばれるもので・・・

その木の上に壁の型枠を建て合部の
隙間を完全に埋め、水の侵入を防ぐ役割を果たすのです

コンクリートの建物で漏水原因の多くがこの打ち継ぎ部分からの
漏水なので、非常に大きな役割を果たしてくれるのです

この工法の他には、止水板と呼ばれるゴム製の板状の物を
床コンクリート打設時に先行して埋め込んで、新しく打設する
壁型枠の中に防波堤の如く取り付けることもあります。

(ちなみに、私がこの業界に入った頃は、トタンの
波板を止水板として使った事もありました)

答えは、RC造建物の打ち継ぎ部分の止水材でした(^O^)/

昨日に引き続き、一般の方には必要のない豆知識でした!!!

保育園や幼稚園の床の改修・・・ふかふかで安全です!(^^)!

2022-09-20 10:37:36 | 建築
東京都大田区で拓栄建設の社長やってます
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以前にも少しだけご紹介したことが有りますが・・・
現在、主流となっている保育園や幼稚園の床の改修工事を
ご紹介します

古い建物の場合、フローリングブロックと呼ばれる
コンクリート床に硬い木材(ナラなど)を貼り付けたり
から練りモルタルで固定してある床が多くみられます

この床の場合、表面が硬いため幼児が転んで頭を打ち付けると
大きな衝撃があり、大変危険という事で問題になっています
また、掃除も大変です

そこで当社で多く手掛けている改修方法は・・

①既存のフローリングブロックの段差や凸凹を補修します

木質下地に適した樹脂製のパテで補修します


②3~5㎜のクッション材をエポキシ系の接着剤で貼り付けます

この現場は、4㎜の少し硬めのクッション材です。


③時間をおいて、仕上げの長尺シートを貼って完成です


ノンワックスタイプなのでお掃除も楽々!(^^)!
衛生的にも安全性もUP&UP

ふかふかの床になって、幼児たちがパタパタと歩き回り
キャーキャーと喜ぶ情景が目に浮かんでくる社長です

今、主流の幼稚園・保育園の床改修工事のご紹介でした(^O^)/

ご注意:湿気の多い場所のフローリングブロックの改修の場合は
  そのまま、直に塩ビシートを貼ると湿気が逃げなくなり、
  反り返ったり膨らんだりする場合があります。
  そんな場所では、フローリングブロックを全て撤去することを
  お勧めします!

現場でのトラブル・・・社長の出番

2022-09-13 11:03:11 | 建築
東京都大田区で拓栄建設の社長やってます
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つい、さっきまで施工中の公共工事現場で打ち合わせを
していました。

この現場は、公立小学校の給食室やトイレなどを

全面的に改修する大掛かりな工事なのですが・・

先日、現場でトラブルが発生して、その解決と今後の
対応についての話し合いでした

建設現場では、よく建築工事と設備工事・機械設備工事
電気設備工事が別発注になっていることがあり
それぞれに、現場代理人を立てて現場を管理するのですが・・

この現場がまさにそれで、その体制がうまく軌道に乗らずに
起こったトラブルでした

施工指示の行き違いでコンクリートに埋設されている
ガス管を当社の作業員が傷つけてしまったのです


勿論、前もってガスは止めてあったのでガス漏れは
発生しませんでしたが・・・
ガス配管を直すのに時間がかかり、ひと悶着(-_-メ)

現場代理人同士での打ち合わせではラチが明かず
・・・この時とばかりに私が出向いてお話ししてきた次第です

いずれにせよ、建設現場では、工事にかかわる人が
全て一致協力しないと仕事がうまく進みません

今後、この現場でこのようなトラブルが無い様に
また、現場代理人同士が協力し合えるように
心から願う社長です(#^.^#)


雨男・・・現場監督のコンクリート打設日

2022-09-07 08:54:41 | 建築
東京都大田区で拓栄建設の社長やってます
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当社では、新築工事から改修・増築・リフォーム・外構工事等々
建物に関することは全て行っています

その中で、特に鉄筋コンクリート造の新築工事の場合
各階ごとにコンクリートを打ち継いで仕事が進んで行くので
コンクリート打設日が工程の要所になっています

例えば、基礎コンクリートが打ち終われば
次は1階躯体のコンクリート打設日に向けて
型枠大工さん・鉄筋工・電気設備・給排水や給排気工事など
皆で力を合わせてその日に向けて作業を進めていきます

私が現場監督をしていた頃は、各階のコンクリートを
打設した日には、焚火をしながら各職人さんたち
と現場内で焼肉パーティーなどを行ってお祝いしたものです

今、そんなことをしたら大騒ぎ
消防車がすぐに飛んできそうです

そんな、コンクリート打設ですが、どこの会社にも
雨男と呼ばれる監督さんがいて・・・

当社でも社内で評判の社員がいます。
その人が担当する現場では、コンクリート打設日には
必ず雨が降るのです
(工程打ち合わせの上、コンクリート打設日を彼が
 最終決定します)

ちなみに、彼が担当する新築現場は、今

杭工事・根伐・砂利事業が終わり、明日の午後に捨てコンと呼ばれる
墨出しや型枠・鉄筋固定のためのコンクリートを打設する予定です

先週までは、天気予報で明日は曇り予想でしたが
だんだん雲行きが怪しくなってきて・・・

話のタネに明日の天気が楽しみな社長です(^O^)/

追申:ちなみに【捨てコン】は、構造体ではないので多少の雨は
問題間りません!墨が出せて、釘等が打てれば問題なしです。

建築資材の高騰で・・・政府の対応求む!!

2022-04-07 08:50:02 | 建築
東京都大田区で拓栄建設の社長やってます
当社HP

昨年のちょうど今頃、ウッドショックと呼ばれる
木材の高騰・品不足が始まりました

コロナの影響が非常に大きかったのですが・・・

後を追うように、すべての建築資材が急騰しています
これは、コロナの影響に加え、ロシアによる軍事侵攻が
拍車をかけたのでしょう!

エネルギー価格が急騰しすべての物資に影響を与えています

我々建築業界にも深刻な影響が出ています

鉄鋼や鉄筋などは昨年の1.5倍に跳ね上がり、納期も延長
ウッドショックも一度収まりかけたものの再燃し
建築用木材・合板類の品不足が蔓延化し価格も3倍に
コンクリートも4割値上がり・・・

キッチンやトイレ・エアコン・給湯器などの品不足・値上がり
資材運搬費用も高騰

建築業界は、悲惨な状況になっています

今から建物を新築しようとする場合、昨年に比べ2~3割以上も
値上がりしてしまうのです

秋には、様々な資材の再値上げの知らせも入ってきています

お客様も予定価格よりも予算が大きく膨らみ、新築工事をあきらめるか
延期しなければならない状況になり、建築業界は大不況になりそうな・・・

飲食や観光業界に対しては補助金などの支援がありましたが
その他の業界、(我々建築業界)にも深刻な事態が差し迫っていることを
岸田総理にも知っていただきたい&何とか救いの手を差し伸べて
頂きたいと切に望む今日この頃です

消費税を期間限定でもよいので半分以下にして
頂くとか・・・・・・<(_ _)>

受注金額が高額になる建築業界ですが・・・その分、利益率は他の
業界に比べ、ものすごく低く
このままでは、・・・・・((+_+))

この先、不安で一杯の社長の愚痴でした!!