大ヒットディズニーアニメの続編。さぞかし映画館は混雑していることだろうと、12月1日映画の日早朝の客入りを確認したら、案の定残席残りわずか。映画は予約までして観る事も無いだろうと思っているので、こんな時は必ず空席のある横浜駅前ムービルに出かける。
昔懐かしい席数の多い映画館だけど、8割9割方は埋まっていた。いつものように前列へ席を取ったから邪魔になる障害物（人）は無い。
ディズニーとしてはかなり攻めた内容だったなと驚いている。
1作目は子供でも良くわかるように善悪が描かれていたし、ストーリーも至極単純だった。所謂ディズニー（made in USA）らしい綺麗ごとの世界が広がっていた。それはそれで良いと思うけど、我々日本人のように物事の裏に潜む部分を感じ取る民族には少々物足りない。
今回の作品は、姉エルサが身につけている魔法の力を探る旅が描かれ、アメリカ人の恥部である先住民への弾圧を臭わせるような描写もある。子供たちには複雑な筋書きはちょっと難しかっただろうな。その分、日本の大人にはかなり印象的な映画になったと思う。
だとしても、そこは流石にミュージカルの国。次から次に流れる素敵なナンバーにのって、歌い踊られるシーンの見事なこと。ここまでアニメがCG化されると、生身の人間では難しい振り付けも演出も何ら問題ない。それはそれで味気ないけど・・・。
前作同様日本語吹替え版を鑑賞した。
松たか子と神田沙耶加は相変わらず素晴らしい。言語理解が出来ないから何んともいい加減な発言だけど、原作や他国何処の吹替え版より優れているのじゃなかろうか。声の演技、キャラクターとの親和性、そしてなんと言っても力強い歌唱は心躍るばかりだ。今回特に神田沙耶加の歌声に聞き惚れてしまった。脇のオラフとクリストフのパートも素晴らしかったけど、吉田羊演じる母親の歌声にも感嘆してしまった。
