好きとかよく分からないけど、ずっと近くに居て欲しいって思う
=(だから、) 結婚して欲しい!
それって、わたくしが少年時代に胸焦がしたイギリスの初恋映画「小さな恋のメロディー」じゃないですか
いい大人になってもそんなプロポーズしてもありなんですね
それでいて二人だけじゃなく、この恋をずっと見守ってきたわたくし達も幸せになれるなんて
原作漫画やアニメ(TVシリーズ、劇場版)のニュアンスを壊さない程度に、実写版で大人になった高木さんと西片のむずキュンを描ききったところにこの作品の成功した理由があると思います
ハッキリ言って映画の前振りとして深夜放送されていたドラマを観る限りでは、あまり期待はできないなと踏んでいたのです。脚本にも今泉監督が絡んでいると聞いていたので、原作やアニメファンから反感買うような事がない程度の質は担保されているくらいだろうと
作劇上の勝因は、高木さんと西片の恋の行方に並行させた中学生カップルの挿話が、優良なスパイスとして効果的な役割を果たしていたことでしょう。あの二人がいてくれたからこそ高木さんも西片も言葉にして思いの丈を語ることができたのですもの。すれ違わなくて良かった、と誰しもが安堵しましたね
勿論、アニメ1期から観ているし、大好きな世界観なので大甘な評価になっていることは自分でも感じているのですが、わたくしこの映画大好きです
中学生時代を隣の席で過ごした二人が大人になっても淡い恋心を持ち続け、それを成就するなんてベタな設定ですが、オリジナルストーリーとは思えない原作との親和性に映画製作者の愛情を感じました
永野芽郁をアイドル女優の一人としてしか認知していない方も多くいらっしゃるでしょう
その認識に間違いはありません。確かに彼女は今日本の映画テレビドラマに欠かせない数字が取れるアイドル女優のトップランナーです。山田洋次のような巨匠に使われることもありますが、基本的にはライトな恋愛映画やドラマで活躍してます
しかし、ほぼデビュー作品と言ってもいい映画「俺物語」のヒロインから一貫して魅力ある演技をしているのです。そして最近の出演作においてかなり印象的な女優になりました
最早、単なるアイドル女優の一人ではなくなったと申し上げましょう
永野芽郁ちゃんの大人に成長した可愛らしさと、高木さんが大人になったらきっとこんな女性になるんだろうなという想像が上手く融合した爽やかな恋愛映画になりました
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