べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

塾長いわく「1885年は何世紀?」|西暦にはゼロがない

2009年09月08日 | 算数・数学
 塾長に、質問をされました。私が「1世紀が100年だから、1885年は…」と考えていると、「最初の2ケタに1を加えるといいよ」と塾長が一言。半信半疑でやってみることにしました。まず、2009年から。最初の2ケタ、20に1を加えてみると…21になります。21世紀だ。ということは、1885年は最初の2ケタ、18に1を加えればいいので19になります。答えは、19世紀です。

 では、何年から何年までが1つの世紀になるのでしょう。21世紀は、2001年から2100年までです。20世紀は、1901年から2000年までとなります。頭の中で考えてわかりにくい時には、書きだしてみましょう。

  21世紀  2001~2100
  20世紀  1901~2000
  19世紀  1801~1900
   ・     ・  
   ・     ・  
   5世紀   401~ 500
   4世紀   301~ 400
   3世紀   201~ 300
   2世紀   101~ 200
   1世紀    1~ 100

 世紀の最初が「1」で始まり、「1」が続くことに気がつきます。西暦は「ゼロ」からではなく「1」から始まっていたのです。ということは、西暦が決められたローマ時代には「ゼロ」がなかったということになります。時計で使われているローマ数字の10はⅩで、やはり「ゼロ」がありませんね。自然数とよばれる{1,2,3,4,5…}といった正の整数とは違い、最初からあった数字ではないのです。

 「ゼロ」は、ひっ算で位(くらい)をそろえたり、ケタの多い数字を計算するときに便利です。「ゼロ」は600年(7世紀)ごろまでにインドで発明され、イスラム商人たちが商売に応用し、1200年(13世紀)ごろのヨーロッパに伝わり数学として自然科学の発展を助けました。(IMA)


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