べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

地震と子ども達

2016年07月18日 | 熊本地震関連
不敏だったのは、なんの覚悟もできず津波にのまれていった子どもと親達です


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熊本で津波は起きませんでした。被災した多くの子ども達、「かわいそう」なんかじゃありません。下を向いてる過ごしてるわけじゃない。彼らなり現実に抗(あらが)っています。少なくともわたしはそう見えました

彼らはきっとタフになります。そう思います

子ども達に元気が戻れば、わたし達おとなも救われます。明日のために踏ん張る気力がわくからです。学校が再開し通学路にあふれた活気を忘れません

もう立ち直った子が大半です。思うほど彼らは弱くない。ただ引きずる子はいます。多くは地震以前から何か抱えていた子達です。弱音を吐きたがらない子達です。地震以降、毎朝母親と一緒に登校している子がいます。震災時、自宅でお留守番をしていました。仕事場から渋滞に巻き込まれ親が帰宅できなかったのです。その顔に不安がいっぱいでしたが泣いていませんでした。お母さんが大変なのは分かって耐えているようでした。以前から踏ん張る「いい子」だったのでしょう

多くの親達が避難所から仕事に向かいます。余震が続き、休校でお友達と話すこともない。弱っているときは不安が大きく膨れ上がります。不平不満は むやみにクチにしない、間違ってはいませんが軽く吐き出すことも必要です。他愛のない話を聞いてあげるだけでもいい。親が不在だったり仕事でいっぱいだったり、かつてはご近所や大家族がそこをカバーしていたのです

熊本地震での避難所の子ども達、命の危険は回避しました。あれから親や周りに余計な心配はかけまいと背伸びし続けます。地域の復興と生活再建のため大人達が頭を悩ませているのがわかるから。びっくりするほど小さな子でさえそうです。なにもできないただ守られるべき存在じゃない。ただ、どうすれば気持ちが現実に軟着陸ができるのかわからなくて困惑しています。寄り添ってあげる必要はあります

時間をかけて見守る。結果は急がない。ひとりでかかえこまない(こませない)。周りの手を大いに借りる。深刻になりすぎない。大丈夫だよなんとかなるから

大人が皆で少しずつ手を差し伸べればいい。彼らはきっとタフになります。そう思います(藤田)


5月15日。避難覚書

(追記)
比較的早い段階で避難所にカウンセラーと相談窓口が配置されていました

大人でも、決して避難所建物へ入らないひと達がいました。倒壊を恐れたり小さい子やペットで気がねしたためです。他に、ひとが多い場所見知らぬ環境にストレスを感じやすいひとも意外にたくさんいます。多くは車中泊と寝袋などアウトドア用品を持参していました。地震だけに限らない。ご近所や似た境遇のグループとの連携も含め、複数の手をあらかじめ用意しておくと良いかもしれません


>要カウンセリング2100人=小中学生、地震の影響調査-熊本市

>熊本市教委は16日、熊本地震による心身への影響により、市立小中学生の約3.5%に当たる約2100人が、スクールカウンセラーによるカウンセリングを必要とするとした調査結果を公表した。

カウンセリングでは、急性ストレス障害(ASD)や心的外傷後ストレス障害(PTSD)による医療機関受診の必要性などを判断する。

調査は約6万1000人を対象に、市教委が作成したアンケートを基に実施した。「眠れないことがある」「一人になるのが不安だ」などの17項目に「はい」「いいえ」の2択で回答する内容で、自由記述欄も設けた。カウンセリングの必要性は、結果を受けて各校が総合的に判断した。

カウンセリングが必要とされたのは、中学生が全体の約4.1%に上り、小学生(約3.2%)より高かった。市教委は県臨床心理士会を通じて県外から応援を受け、中学校を中心にカウンセラーが訪問する頻度を高めるなど、態勢を強化する。

5/16 時事より引用

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