べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

図にかいて、考える(1)|かいて、そのあとで考える

2014年03月01日 | 私から保護者へ
 中学入試、高校入試、そして高校数学へ。

おすすめリンク!「教科学習情報 数学」(高校数学解説・パソコンむけ)

 数学は万能(ばんのう)ではありませんが、カンではとうてい当たらないあなたの未来を教えてくれます。数の決まりを使った、"考え方のトレーニング"をするのが数学なんです。


 小学高学年からでも解ける、高校数学「数列(すうれつ)」です。「数列」とは、決まりのある数の並(なら)びこと。公立高校受験でも毎年出題されます。


 小中学校で出てくる「決まりのある数」。↓これも「数列」です。

   1列目 2列目 3列目 4列目

1段目 1

2段目 2  3

3段目 4  5  6

4段目 7  8  9  10

 上の図は、自然数が書かれたボールを、ある規則(きそく)にしたがって4段目まで並べたもので、全部で10個のボールが並んでいる。この後、4段目の下に、5段目、6段目、…、n(エヌ)段目と、4段目までの規則にしたがってボールを並べていくものとする。


[数の種類のルール]

 小中学校で学習する数の種類は大きく三つ。「分数」「小数」そして「整数」です。

 それぞれ、「正の数」「負の数」に分けられます。正の分数、負の分数、正の小数、負の小数、正の整数、負の整数、それに特別な整数"ゼロ"に分けられます。

 いま、いくつに分けたっけ?


 分数や小数はモノを分けたり測ったりするために、ヒトがつくりだした数です。「自然数」は、ヒトがつくりだす以前からあった数のことです。

 "自然数=正の整数"です。


[規則性の問題のルール]

 まず、"かんたんな整数を使って"規則を確かめよう。これもりっぱな数学です。難しくするのが数学じゃありません。数学は数のルールを利用しますから、ここでの"規則とは+-×÷のこと"です。

 次に、"描き出しながら"考えます。ヒトは絵や図で理解するチカラを生まれながら備えています。描き出した"あとで"理解できれば良いのです。


[等差数列のルール]

 となりあう二つの数の差が等しい数のならびを、等差数列(とうさ・すうれつ)とよびます。

(例1)1,2,3,4,5,6,7,8,9,10...

(例2)5,8,11,14,17,20...

 それぞれ、差はいくつ?規則は+-×÷のどれを使っているだろう?

[等差数列の和のルール]

 「和」は合計のこと。たし算です。ひっくり返し足して"おなじ数"をつくります。分からない?図に描いてから、そのあとで考えましょう。描けばすぐ分かりますよ。

(例1)

1列目……………………10列目

1段目 1, 2, 3, 4, 5, 6, 7, 8, 9,10...

1段目を逆にひっくりかえして、

2段目10, 9, 8, 7, 6, 5, 4, 3, 2, 1...

1段目+2段目 = 1+10 = 2+9 =...= 10+1

 "11"というおなじ数が10列目までならびました。おなじ数の合計は、かけ算でだせますね。

11 × 10列 = 110

 もとめる合計は1段目だけですから、半分つまり二分の一にします。

110 × 1/2 = 55

 1から10の自然数の合計は55です。


 待てよ?こんなの1+2+3+...+9+10やったらいいんじゃね?

 続きます。(塾長)


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