べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

真(ま)に受けないで、お母さん

2016年07月27日 | 小学から中学へ
あなたとわたし、親と子、相手を主語にして考えてみましょう


子どもに「うるさい」と言われたら

ショックでしょう。あなたなら、そんなことばまず吐かない。よっぽどのことです。でも子どもからすれば、期待通りいかない自分にイラだっているだけなのかもしれません。同時にその表現方法を知らないだけなのかも

期待って?無論あなたの期待です。期待に応えたいのに応えられていない。親の手を借りず自身でやりたいことも芽生える。始終イライラします。あなたを嫌いになったわけじゃない。思春期ってそんなものです。それならば、相手への気遣いや誤解されない伝え方のトレーニングをすれば済みます。ここをゴールに共有すればいい。一度それぞれの感情を離れ、共通のゴールを目指せば協力し合えます

子どもは相手を気遣う柔らかい伝え方を知りません。幼児さんを思い出してください。うまくいかないと自分の感情をただ爆発させますよね。小さいうちは可愛いものです。でも大きくなってそのままでは周りと余計な軋轢(あつれき)を生みます。他人は離れていきます。それは避けたい

あなたはトレーニングなんてしなくとも身に付いたかもしれません。周りに恵まれていました。手本になる年長者か同年輩がいてくれたおかげです。ヒトは、特に対人関係は周りのモデルを真似て出来上がります。生まれながらに身に付くとは限らない。できて当たり前じゃありません

思春期は、自身のやりたいことのために幼児さんを卒業する時期です。あなたとわたし、親と子、相手がいて黙っていて伝わるのは気分まで。そのために感情や考えを伝える表現方法を学んでおかなければなりません。もしかしたらその方法を知らないから、やりたいことも諦めているかもしれません

表現とは、自分のアタマのなかを相手に見えるカタチで伝えることです。分けて伝える、客観性が必要になります。気づいてもらいましょうよ。トレーニングを始めましょう。でも結果は急がないで


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誰が気づかせればうまくいくのでしょうか。あなた一人では難しい。馴れ合いになりがちです

お母さんにショックを与えたこと、子どもは気づいていません。泣き喚けば「大変だ」と汲み取ってもらえるのが当たり前でしたから。大の大人でもいますよね。うまくいかない思い通りにならないと感情的に怒鳴り散らす大人。後から優しいことばをかけてきますから、悪いひとじゃないとうやむやにしてしまう。あなたにとって子どものようで「カワイイ」かもしれません。確かに悪いひとじゃない。でもこれが解消される可能性はありません。カワイイと言ってもらってる子どもにとって居心地が大変よろしいからです。この馴れ合いは永遠に続きます。そして表現する方法を覚えないまま大人になります

24時間オレのそばにいろって無茶な年寄りになりかねません。比喩じゃありません。いますよ実際

お母さんからすれば懸命にやっているのだから伝わっているはず。やっていること自体は伝わってます。でも子どもにとって生まれたときから続く当たり前の光景です。特段感謝することではない。感謝されるためにやってるわけではないでしょう。それでもそこに浸りきった子どもは居心地の良さを失うことを恐れます。身内なら黙っていても全部分かってくれるはず。他人と関わる年齢になっても怖くてお外に出られない。生涯内弁慶です。せめて「ありがとう」の一言ぐらい身に付けて欲しいですよね


やりたいことがあるのに自分の感情や考えを伝える表現方法を知らない。一人でしつけをする限界と思春期を迎えました。その段階までは成長したのです。良いことです。次へ進みましょう。知らなきゃ冷静に教えれば済みます。ここは引いちゃいけません

カンタンなことです。まず、あなたが真に受けてちゃいけない。子どもの成長には手を貸さず見守る段階が欠かせません。転んで泣いてる子も立てるなら自分で立ち上がります。先手を打ち過ぎれば立てるのに立たなくなります。子どものためここはグッと堪えます。そして、必要なことばは言わせる。言わせるです。たとえば身内であっても「ありがとう」とクチに出して伝えるとか。聞かなきゃこちらも相手にはしません。ここも耐えなきゃなりません。半端な大人には出来ない。母親だから出来ることです

この変化を気づかせてくれるひとも必要です。「父親」としての役割が必要になってきました。男親でなくてもいいんです。叔父さん、近所のおっちゃんおばちゃん、部活の先輩、先生、バイト先のひと…母子のもたれ合いを離れ、客観的に、少し踏み込んで話せる役割があればいい。書き出して相談しましょう。客観性はことばにしなくちゃ伝わらない。なんとなくで伝わるのは気分だけ。男の子は(年齢的に大人であっても)なんとなく甘えたがるものです。あなたから手を離してあげてください

半分はあなたの責任ですよ


提案します。ノートをとりましょう。自分の感情が客観視できます。見えるカタチに残すことで、夫婦や学校との連携がとりやすくなります。日付と「うるさいと言われ(わたしは)悲しかった」とメモします。これをお父さんから子どもに聞かせてもらうのはどうでしょう。子どもに直接ぶつけるより落ち着いて聞けます。伝える内容は同じでも、気持ちを第三者を挟んで伝える。思ってたよりずっと悲しませてたんだと気づくかもしれません。それだけでも大いに意味があります。なんとなくの気分と違って、ことばは客観的だからです

同様にメールも使えます。思いついたらすぐ書けるから続けやすい。メールにあなたの気持ちや出来事を簡潔にメモする。簡潔にです。「(わたしは)こう感じた」「(わたしは)こうなって欲しいんだ」それは旦那に送るも良し子どもに送るも良し。読んでもらうことを意識すれば客観性も自然に付いてきます。旦那がメンドくさがる?旦那じゃなくても構いません。客観的に見てもらえばいいのですから、見せやすいひとに見せてしまいましょう。恥ずかしいだなんてあなたの思い込みです。親が出来るのは気持ちの共有まで。一人で抱え込んでちゃいつまでも変わりません。お待ちしてますよ

あなたとわたし、親と子、相手を主語にして考えてみましょう

道は意外にたくさんあります。あなた一人で伝えるのは到底ムリです。子どもは今も昔もひとりで育てるものではありません。また、日々の忙しさのなか結果だけをつい求めてしまいます。それでできる子もいます。できない子だって、あなたが嫌いだからやらないのではありません。どうしたらいいかを知らないのです。教えてあげましょう。「こんな簡単な」と思うことから試してみましょう。協力してもらえる伝えてくれるひとを見つけましょう。感情的になることが防げます。馴れ合いも反発も防げます

結果は急がない。数ヶ月からもしかしたら一年、時間はかかります。なんとなく一体感のあった幼児さんから卒業をするのが思春期です。あなたとわたし、親と子、似てはいても同じひとはいません。それを実感してもらう必要があります。「ありがとう」だって、一回言えただけでも構わない。言えたのだから。ひととひとのかかわりはその過程(プロセス)そのものに意味があるのです。時間がかかったぶん、そのかかわりは表面だけに終わりません。数年後を楽観的に待てばいい

真に受けないで

相手を主語にして考えてみましょう。感情的にならないよう書き出してみましょう。あなたと子どもに客観性が身に付きます。変化を気づかせてあげる役割、わたしもお引き受けできますから(藤田)


褒めりゃいいの?


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