べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

大学入学が決まったらアルバイトしてみよう|給料ってなにで決まんの…!?

2010年02月04日 | 高校受験大学受験
 大学生になったらアルバイトをしようと思います。アルバイトの時給(じきゅう)は750円や1000円などさまざまです。この時給のちがいは、なぜうまれるのでしょう?
 
 それは、「付加価値」(ふかかち)の大きさにちがいがあるからです。付加価値は、ここでは売上(うりあげ)のことだとします。

 たとえば、コンビニのアルバイトは付加価値が小さい仕事です。なぜなら、ほかのひとがつくったマニュアルにそったおなじ仕事をくりかえすからです。経験(けいけん)をつんで工夫のできることが少ないと考えられます。
 
 おなじコンビニでも、店長の仕事は付加価値が大きくなります。店長は商品の発注(はっちゅう・仕入れ)をしています。

 商品の発注は毎日おなじではありません。近くで運動会があれば、お弁当やオニギリをいつもより多く注文します。寒くなってきたら、冷たい飲み物をへらしあたたかい飲み物をふやします。

 発注を調節(ちょうせつ)することで売上が大きくかわり、大きな付加価値をうみだします。経験をつんで工夫のできることが多いとも考えられます。
   
 また、おカネにかかわる活動を「経済」(けいざい)とよびます。経済において「価値」とは、商品がもつ性質・商品からうまれるもの・おカネにおきかえられるもの、という意味があります。

 「ひとの価値」はおカネにはおきかえられません。コンビニのアルバイトでニッコリあいさつをすれば、気持ちよく買い物ができます。これはおカネにはかえられません。

 ただし、時給など給料は「経済」です。ひとのつくったマニュアルにそった仕事のままでは、付加価値が小さく給料はなかなかあがりません。
 
 給料をあげるには、付加価値を大きくすること。

 そのために、言われたことをそのとおりできることも大切です。そのうえで毎日のくりかえしのなかから、たくさんの経験をつんだり、少しずつ工夫をかさねたり、論理(ろんり)で考えることができるように学ぶことも大切です。

 学生のうちにも、できることがありますね。(AS)      


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