べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

括目して見よ!呉下の阿蒙が本気だす(2)|これぞ、やる気を引き出すコーチング

2009年07月25日 | 私から保護者へ
 これは、それまで学問に見向きもしなかった呂蒙(りょもう)に対し、孫権(そんけん)がやる気を引き出す言葉をかけたのだと思うのですが、何を言ったと思いますか? 

 「博士にならなくてもよい。過去のことを知っていてほしい。」と言ったとされるのですが、塾長の考えを紹介します。…(1)それまでの積み重ねてきた武功は充分にほめる。(2)呂蒙の将来を具体的に考える。例えば、これから平和な時代になれば武力が必要なくなり、知力を備えた政治家が必要とされるのではないか。(3)そのためには何が必要か考えたうえで、孫権は呂蒙に学問を勧めた。

 ここから、親から子へ伝える言葉を考えてみましょう。
 (1)本人が積み重ねてきたことはほめる。人と仲良くできるやあいさつができるだけでもほめる価値があります。たとえ、ゲームや漫画でもほめて良いのです。
 (2)本人の将来像を具体的に考える。やりたいことがあればそのためにすべきことを書きだしてみる。なくても、親の年収を子供に教えて、今の生活をするにはこれだけのお金が必要でどんな努力や工夫をやってきたかを伝えます。親はいちばん身近な社会人なのです。
 (3)そのうえで、仕事をするために身につけておく5つのことがあり、勉強も必要だよねと問いかけます。頭が良くなるための勉強では、芸術やスポーツに比べればわずかですが、才能の差が生まれます。子供たちはその壁が分厚いと感じているようです。勉強の目的は、知識の量を競うことではなく、勉強をするうちに身についていくものがあり、その訓練なのだと伝えてみてはどうでしょうか。

 このように三国志の中にも、やる気を引き出すコーチングのヒントがありました。(IMA)

参考;「やってみよう!コーチング ‐ 8つのスキルで子どもの意欲を引き出す」;石川 尚子・著(ほんの森出版)


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