べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

高一、1学期定期108位→2学期定期72位|学習塾あすく相談事例

2013年03月13日 | 学習塾 あすく
「国語が伸びません」

 相談を受けたのは講習中の八月。高校一年で、英語と国語の成績を上げたいということでした。普段は課題と定期の勉強は続けているが、大学進学へむけ伸びなやみが気になるとのこと。部活が忙しく週1回2時間のみ、国語単科の受講でスタートしました。


 私の仕事は塾講師。教えるのは"知識"じゃありません。教えるのは、考え方の"過程"です。過程の前後には入力と出力があり、ここでは情報の整理が重要です。そして過程には、情報の整理だけではなく、"論理"の組み立てが必要になります。

 べんきょうは、論理を鍛えるトレーニングです。

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 国語は後回しにされがちな教科です。日常で使っていますから、勉強しなくとも"わかる"気がします。

「国語は勉強しなくてもわかるよ」

 小学校の国語科では、ものがたりで他者と共感を持つことと、文章から具体的な情景を想像できることが重視されます。

「想像力って、どこで使うんですか?」


 高校以降そして仕事では、他者の考えを正確に理解し他者に正確に伝える、他者とのコミュニケーションが重視されます。自分だけ"わかる"で終わりではないのですね。このコミュニケーションを助けてくれるのが、"論理"の組み立てなのです。

 小学高学年から少しずつ、国語を学ぶ意味合いが変わってきていたのです。多くのひとがこのことに気がついていません。これが、国語が伸び悩む原因です。


 論理って、難しいのでしょうか?

私と小鳥と鈴と部屋とワイシャツと私|音読を楽しもう

 そんなことはありません。上のリンクに東京大学の入試問題を引用しました。論理のひとつ"対比"(たいひ)を使えば、小学生でも解くことができるのです。対比とは"くらべる"こと。詩のなかで、なにとなにをくらべているのでしょうか?

 論理は、わたしたちだれもがいつも、無意識に使っています。国語では、論理を意識的に使いこなすことを学ぶのです。

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 論理を使いこなす方法はさまざま。対比のほか消去法・語意・主語述語・目的語・想像力・類推・つなぎ言葉・段落構成・比喩・暗喩・アイロニー…これらは、あなたも無意識に使っているものなのです。難しくはありません。そして、訓練なしに正確に使いこなすことはできません。


 "学ぶ"とは、新しい知識が"わかる"ことではありません。さまざまな知識をみんなで共有し、使いこなすことです。だれかとコミュニケーションをとるため、言葉をより正確に意識して使いこなす訓練が、国語なのです。

 さあ、問題を解きいっしょに学んでみましょう。(塾長)

学習塾 あすく


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