べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

なぜできないかより、どうやったらできるかを試そう|学習塾あすく相談事例

2013年03月11日 | 学習塾 あすく
 2011年3月の記事の再計です。当塾での一場面として、お読みいただければ幸いです。


 公立高校入試の本番です。合格に必要な勉強は予定通り終わりました。ミスのチェックも確認完了。細かな注意点は中学から指示があるので、再確認してください。気がかりは残ってません。

 緊張はするでしょう。自然です。眠れなくても、早めに布団に入り明かりを消して、目と頭を休めれば十分です。当日の休み時間は済んだ教科は(気にはなるけど)忘れて、目の前の問題に取り組んでください。それでだいじょうぶだから。


 あなたを担当して半年とちょっと。学年順位も30番伸びました。家庭学習をまるっきりしないとお母さまから相談されたときは、本当にここまでしないとは思ってませんでした。定期試験直前でもあまりにマイペースなので、いままでずっとこうなのですかと、おうちに確認を入れました。

 おうちの方と話していくうちに、集中力が維持できないのがわかりました。家庭でもどうしたらいいのかわからないと、戸惑ってらっしゃるように思ったのです。塾を休むことはまずないので、やる気がないとは思いませんでした。

 長時間集中ができないのなら、勉強の質を変えようと考えました。長距離走が苦手なら短距離型を試してみよう。ゴールできるのはおなじです。

 塾では学校課題をさせます。やりなおしも正解も区別なしにすべて赤マルをつけていたのは改めてもらいました。定期試験前に、まちがったところだけもう一度できるよう、青マルで区別するためです。そういった理由もひとつずつ説明しましたね。

 説明したことはやってきます。やっぱりやる気がないようには思えない。

 必要なこともしゃべらないのが気になりました。悪気はなくても連絡なしで休めば、事故に会ってないか勉強が嫌になったのかボクがなにか押しつけすぎたか、相手は考えてしまうよ。言われて初めて気づいたようです。親子だって、中学生にもなればだまってちゃ伝わらない。はじめて知ったようでした。

 何度言われても言うことをきかない。もっと理由を説明してあげればできるのかもしれません。自分で気づく子もいますが、みなが気づくとは限らない。


 なぜできないかで悩むより、どうやったらできるかを試そう。悩んで立ち止まるより、ずっと先へ進めます。ゆっくりでも進み続ければゴールできます。

 その方法を自分で見つけ出せないかもしれません。世の中で、なにもかもひとりでやることなんて求められていないんです。親だからといって正解を知ってるわけでもありません。もっと外にむかって相談してみよう。

 何かを試そうとするひとには、だれだって手を貸したくなるもんです。高校三年間、いろんなことを試しておいで。健闘を!(塾長)


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