べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

「部活はじめる前に約束。覚悟ある?」|中学準備!学習習慣を身につける

2012年05月25日 | 小学から中学へ
 中学一年5月の約束です。

「部活はじめる前に約束。疲れてても勉強はちゃんとせんと(しないと)いかんよ。覚悟ある?」

 早い子は夏休みに、多くの子が2学期にはうやむやになってしまいます。子どもたちはウソをついたのでしょうか?

部活が始まってみたら、こんなにキツいとは思わなかった

 「ウソついた」と叱っても反発するでしょう。おそらく、そのときはちゃんとやるつもりだったから。ウソをつくつもりはまるでないから。「つもり」ですけどね。ヒトは経験から将来を予測します。この子は小学校での経験からしか考えることができていなかったのです。


 2学期、ある中学一年生の話です。英単語の小テストがありました。教科書から7問の英単語を答えるだけ。あらかじめ予告もされたテストだったのに、7問中4問も間違えました。ひどいですね。

 この中学生は私です。見て"わかる"と、実際に書いて"できる"のちがいを知りませんでした。できるつもりでした。

 中学一年生の多くが、2学期から授業のペースが急激に上がっていくことを知りません。部活でも学年がひとつ違うだけで体力差がとても大きい、その大変さを知りません。


「勉強は"ちゃんと"せんといかんよ」的

 そこで判断をするには経験が足りない子どもたちにとって、あまりに漠然(ばくぜん)とした約束です。まず 「つもり」を排除していきまましょう。小学校高学年から徐々にトレーニングが必要です。仕事で「つもり」じゃおカネはもらえないからです。もっと具体的に、かならず実行できる約束にしましょう。

 たとえば…

「学校の宿題はその日のうちに終わらせんといかんよ。覚悟ある?」
「学校の宿題を毎日10分だけはとりかからんといかんよ。覚悟ある?」

 それでもなお、うっかり忘れていたり宿題は埋めているだけで雑だったりするので最小限のチェックは必要です。言ったらそれでできてほしいという親御さんの期待は理解できますが現実的ではありません。親御さんは自分はできてたよとおっしゃる場合、怒られて直した経験を忘れていおられるか周りに兄弟や先輩がいて見て覚えたのかもしれません。いまのこどもたちに周りから学べと言うのは少々環境に恵まれていない気がします。

 学習習慣を身につけること、これは中学生にとってもっとも大切な指導です。ここを乗り越えれば、自学自習ができるようになります。勉強しなさいと怒る必要がなくなるのです!


 私は、毎日10分英単語か計算または理社国の暗記と、それを書いたノートのチェックを勧めています。10分なので問題数は問いません。チェックは雑すぎないかだけで充分す。ただし毎日。

もしもさぼりが続いたら?

 晩ご飯ぬきかなw30分ぐらい勉強させて、それをやれたらご飯でもいいんじゃないですか。すべきことしないとご飯は食べられない。「つもり」じゃお腹はふくれない。これ生き物すべてのルールですもの。


 具体的で、かならず実行できる約束をする。これが学習習慣を定着させます。(塾長)


「修学旅行でテスト勉強ができないのは仕方ありませんよね」

「うちの子、言いわけばかり多くて困ります」

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