べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

Simon says to touch your head(9)|試すことに意味がある

2009年09月27日 | 中学受験までに
 "Simon says to touch your head"の算数クイズ、いかがでしたか?長くなりましたが完結です。タイトルは、子供のマネ遊び「サイモンの言うとおり…手を頭に!」からとりました。やはり「マネて試して考える」ことは大切だと思うのですよ。

Simon says to touch your head(1)|算数クイズにチャレンジ!

 私がそっくりマネて書くノート指導を始めたきっかけは、わからないことを「考える」生徒が気になったからでした。わからない漢字をじっと「考えて」いるんです。これは大学生でも新社会人でも少なくもないと思います。壁にぶつかってそのまま止まってしまいます。

 単純に知識不足の場合もありますが、ワーク学習はきちんとこなしたのに止まっているならば別の問題があるのでしょう。勉強や仕事での「考える」は、基礎知識をもとに試行錯誤して「問題を解決する」ことです。しかし彼らは「思い悩んで」止まっているのです。

 この原因のひとつに、穴埋め中心のワーク学習ばかりやることがあると考えています。ワーク学習は何からすればよいか明確なため自学に向きますから、資格試験や学校の課題・プリントに取り入れられています。効率は良いですし基礎学力の向上には効果が大きい。効率が良いだけにワーク学習に頼りがちにもなります。そして、「2人に1人が4年制大学進学」時代では、大学受験もこれだけで通過できています。

 応用問題になると、ワーク学習には限界があります。応用問題は解法がひとつではありませんし、いくつか試してみなければ答えにたどりつけないことも多い。「解がない」という答えさえある。さらに社会に出たら、穴埋めではないマニュアル化されていない問題を自分自身で「解決」しなければならない。ワーク学習の経験しかなければ、このハードルは高すぎます。新社会人の3割が辞めてしまうのも、無理はないと思います。

 だから、点数は足りるから応用はいらないといった指導は避けたい。学生のうちお子さんに、もっと試行錯誤をさせておきませんか?そのための「マネて試して考える」なのです。(塾長)


 東大合格者や中学受験向けのノートのとり方に関する書籍が多く出ています。こういったワーク学習の限界も背景にあるのだと思います。

 その、「東大合格生のノートのとり方から生まれた美しく書くためのcampusノート」を試してみました。これも悪くはないですが、「方眼5mmノート」を使う方をお薦めします。図やグラフや表がかきやすい。小学高学年の算数から試してみてはどうでしょうか。


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