べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

「一日の過ごし方」を書けって、どうしましょう?

2017年07月19日 | 保護者からご相談
長期休暇開始。「一日の過ごし方」なんて時間割を書く機会があると思います。朝何時に起きて顔洗って歯磨いて何時から朝食を取って食後漢字ドリルやって…みたいなヤツです

書くことが、ただ全員に与えられたというより、あなた個人に与えられた指導ならば従いましょう。また、受験勉強を始めたばかりなど、自分の状況がつかめていないならこれも従いましょう

「一日の過ごし方」を書くことに意味はあります。だいたいは素直に従うと良いでしょう。いまのあなたに、書くことが必要だと判断されたからです。我流で進めた場合に発生しがちな無駄が省け、目標に早くたどり着けますよ(←重要!)


わたしはずいぶん長いこと書かせていませんけど

一番の理由は現実的じゃないから。少なくとも、その時間割に沿って一日を過ごすなんて現実的じゃない。ご飯の時間はほぼズレ込むし、教科や教材がおなじでも学習単元によってかかる時間は大幅に変わる。さらにお盆も過ぎれば当人のやる気すら変わってペースが変わります。結果、予定通りにいかないままダラダラ時間が過ぎていきます。これはダメですね

時間の管理は、会社や学校のようにカタチを定めて強制する方法と目標に沿って自ら柔軟に対応する方法と、両方ともが必要です。食事やお手伝いなど生活面の都合がからむご家庭では、後者を無視しては現実的に運用ができません。主体的にメリハリのある時間の使い方をして欲しいな。どうしましょう?


試しに、言われたからただ書くというところから卒業してみませんか

ゴールや意味合いを具体的に掘り下げてみることです。「一日の過ごし方」を書くことに意味があるとしたら、書き出すことを機に、普段なんとなく無駄に過ごしていた時間を洗い出しダラダラした時間を排除すること。書き出しながら親子でいっしょに話し合うこと。書いたものを貼り出すことでダラけがちな夏後半を見直す材料にすることあたりでしょう。ここは大人の出番ですよ

他にも、習い事の前後・送り迎えの待ち時間・食事の前後の中途半端な時間を上手く使う習慣を身に付けておくなんてのもどうでしょう。まだまだありそうですよね


わたしが書かせなくなったのは意味がないからではありません。提出しなければならない課題ならいっしょに書いてみますし、どうせやるなら意味があるものにしたいから時間をきちんと確保して試してみます。たとえばですね、生徒自らが一日になににどのくらい時間をかけているのかを見直し、時計やカレンダーを見てイレギュラーを想定させてみるとか。いっしょに時間割を書く作業しながら、これらを身に付けさせることを試行錯誤させてみます。だってコレこそ仕事するとき真っ先に必要なチカラじゃないですか

こういった気付きに、親子でともにたどり着くこと自体が大事なのかもしれません。何時何分から何時何分まで計算ドリルやるかってとこが重要じゃなかったんです。だから、あなたもお家の方といっしょに、「一日の過ごし方」を活用してみてくださいな(藤田)


夏休みに成績を上げる、ふたつのポイント

この夏、一日の時間の使い方に工夫をさせてみませんか

中体連が終わったら、中三は入試までのスケジュールを!


余談です。学校や塾で「一日の過ごし方」を書かせる理由。それは保護者の要望があるから。もちろんそれ"だけ"じゃありません。ですが、決めてもらわないとダラダラと過ごしそうで困るとの保護者の声が少なくないからです。裏を返せば書いたからといってそれで効果が期待できるかは不明です(言っちまったw)

それでも前述のように無意味ではありません。要は書かせるときやあとの活用次第なわけです。わたしは時間のコントロールをするスキルを"普段から"磨くよう心掛けさせます。そのため講習始めに書かせることはやめました

心掛けとは具体的に、

<今日または次のテストまでのゴールを毎回確認(変わらなくとも確認)>

1、ノートを一冊用意
2、日付曜日を記入
3、今日絶対済ませなきゃならないmust、教材とページ数を記入
4、今日の自由時間の残りを記入
5、must以外の+αを記入
6、今日必要な教材を机上に"全部"揃えたらスタート

<授業の終わりにはがんばれたなとお互いニマニマ>

これを10分ぐらい時間を取って、"普段から"毎回書かせてます。一ヶ月ほど続けるだけで見違えますよ。お勧めしますよホント

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