べんきょうなせん(='ω')

べんきょうは論理で考えるトレーニング
熊本県山鹿市中高大学受験の "あすく" です

2009年をニュースでふりかえる(3)|裁判員制度(さいばんいんせいど)

2010年02月20日 | 社会
 前回はこちら
 
 2009年の重大ニュース、今回は「裁判員制度(さいばんいん・せいど)はじまる」です。「裁判員制度」とは、一般のひとが裁判員となり裁判に参加する制度です。

さいばん【裁判】
法律(ほうりつ)が正しくつくられ使われているかをチェックし、あらそいやうったえに法律にもとづいた判断をするしくみ。法律をつくる国会の「立法」(りっぽう)にたいし、「司法」(しほう)とよばれる。

殺人・ドロボウといった犯罪を検察官(けんさつかん)がうったえる「刑事(けいじ)裁判」と、お金の貸し借りや商売の取り引きでのあらそいに法律で判断をつける「民事(みんじ)裁判」がある。

さいばんしょ【裁判所】
裁判をおこなう国の役所。法律が憲法(けんぽう)に違反(いはん)していないか判断する「違憲立法審査権」(いけんりっぽうしんさけん)をもつ「最高裁判所」。ほかに、高等(こうとう)裁判所・地方裁判所・家庭裁判所・簡易(かんい)裁判所がある。


 今までの裁判は、法律を勉強した裁判官(さいばんかん)・弁護士(べんごし)・検察官といった、法律の専門家だけでおこなわれてきました。裁判員制度では、一般のひとが裁判官といっしょに話しあい、被告人(ひこくにん)に罪(つみ)があるのかを判断します。

 なぜでしょう?裁判の結果に一般の常識(じょうしき)も反映(はんえい)させ、国民に裁判への関心(かんしん)をもってもらうためです。

 裁判員は20歳以上の人のなかからクジでえらばれます。人数は6人。裁判員にえらばれても、70歳以上の人や学生、やむをえない事情(じじょう)がある人は、ことわることができます。

 裁判員制度で、みなさんの家族が裁判員にえらばれるかもしれませんね。選挙(せんきょ)とおなじく、国民が国の政治に参加する権利(けんり)「参政権」(さんせいけん)だからです。

 続きます。(ZR)


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