いつもなら、じっと据わっているだけで
到着するまで無言で要る事が多いのだけれど
今日に限って車の中でも頻繁にチェギョンに電話する僕
物言いたげな翊衛士の空気を感じてはいたけれど
息子の写真を見る度に顔が綻ぶのは仕方の無い事だろう?
昨夜生まれたばかりなんだから。。。
翊衛士の副長も息子が生まれたところなので、僕の気持ちがよく判る様子
視察に気が入らない僕に何となく同情しているのが判った
携帯の待ち受けに子供の写真を入れている話を聞く時
そんなに嬉しいものか?なんて、一歩引いて見ていたのに
実際に自分の子供が生まれると少しの時間も離れたくない
こんなに可愛いんだよ☆って見せたくなる気持ちがよく判る
早く今日の視察が終わらないかな~?と心の中でゴチていた
今日行く小学校は開校記念の為の視察で古い歴史ある学校だった
その歴史を物語るような重厚な趣を残した学校の記念館を見学し
ついで、一年生の授業風景を観覧した
今までも何度か小学校に視察に行った事はあるけれど
今回程公務の時間を長く感じた事はなかった
丁寧な説明に耳を傾ける振りをしていても
心の中では少しでも早く戻りたい気持ちでいっぱいだった
それも仕方ないだろう?
なりたてホヤホヤの父親なのだから♪
到着するまではあまり乗り気じゃなかった僕だけれど
関係者に案内される間に僕の息子も小学生になる頃には
こんな風に色んな事に興味を持つんだなぁ・・
楽しそうに勉強したり、友達と遊んだりするのかと思うと
今までとは見えるものが違ってきた
普段は気にならなかった事にも何故か目に付く
階段の手すりはきちんと設置されているのかとか
教室のベランダから落下する危険はないのかとか
今までは正直人ごとだと思っていた事が
身近な問題として感じる様になった
息子の立場から息子を持つ父親の立場に成っただけで
こんなにも物事の捉え方が変わるとは思いもしなかった
子供を持つ事で親も一緒に成長していくものなのだと改めて感じた
なんとか無事に公務が終わり、
やっとの思いでチェギョンと息子の元に戻る事が出来た
僕が部屋に入ると丁度おっぱいの時間で
息子が一生懸命おっぱいを飲んでいる
お帰りシン君、御苦労さま♪
親王ね、昨日より強く吸える様になったみたいよ♪
強くってどんな風に?
ぎゅって、引っ張られる感じ?で
可愛い手を添えて一生懸命飲んでくれるの
一度に飲む量も増えたみたいで何とか3時間位持つようになったの
と言いながら、反対側のおっぱいを飲ませている
傍で見ていると聖母マリアの様に輝いて見えるのは
僕の思い込みなのだろうか☆
お腹が一杯になったのか、満足そうに口を閉じた息子を
昨日よりは慣れた手つきで肩に抱き上げると
気が抜ける様なゲップをする息子に
思わず笑みがこぼれた☆
お腹一杯になったのか?
ママのおっぱいは最高だろ?
オムツはパパが替えてあげるからね
満足感でほやほやした息子の頬をつつきながら
この時間の為に公務を終えて来たんだと言いたい位の僕は
早速オムツを替えてその代わりにだっこさせて貰った
おっぱいの匂いがする息子は気持ちよくなったのか
僕の目を見ながら少し口元に笑みを浮かべて
幸せな気分を与えてくれた
こんな顔をみたら離せなくなるよ
何時間見ていても飽きないね♡
シン君もういいでしょ!親王ばっかり 怒>>
私の事はもうほったらかしなの?
可愛い目で僕を見る息子を泣く泣く看護婦に預けて、
チェギョンのベッドに座ると
シン君の意地悪、親王ばっかり!
拗ねないでよ、ねぇチェギョン?
お帰りのキスもまだなのに、泣>>>
だって、看護婦居るし。。
いつも平気なのに?今日だけ?
違うよ!
おっぱい飲ませていたんだから無理だろ?
そうだけど。。
それとも僕にもおっぱい飲ませてくれるの?
シン君。。。。親王と取り合いする気??
お前は僕のものなんだから☆
親王に貸してあげてるだけ!
じゃ、改めてただいま♡
甘えん坊奥様をしっかり抱きしめて
甘いキスでただいまの報告♪♪♪
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