とうとう我が家にもクリスマスツリーが置かれる事になった
ジンが生まれるまでは大人ばかりの生活だから
クリスマスが国民的行事とは言っても特別な事はなく
友達同士でパーティをしたり
プレゼント交換をする位だったけれど、
ジンが保育園に行き始めた頃から
この東宮殿にも庶民の生活が自然と入って来る様になった
クリスマスが近づいたある日
ジンが保育園で作ったサンタ?らしき物と
星?の飾りらしきものを持って帰ってきた
サンタをツリーに飾らないとプレゼントが貰えないと
保育園で聞いたらしく、どうしても飾りたいと言うので、
急遽クリスマスツリーが準備された
そして昨日ママと一緒にジンが楽しそうに飾り付けをしていた
サンタ?と星?だけでは寂しいからと
可愛い天使や幸せの鐘、キラキラ光る豆電球
そして綿の雪を降らせると
いつもは落ち着いた佇まいの東宮殿が
パッと花が咲いた様に明るくなった
子供達が寝静まった後、
ジンのベッドに吊るした靴下にキャンディーと
ツリーの下にプレゼントを用意した
今年のプレゼントはジンが大好きな絵本と
小さな駒付きの幼児用の自転車
ジヨンとジウンはまだ無くてもいいと思ったけれど
二人には無いの?
とジンに怒られそうだから(笑)
新しい玩具を用意した
☆
クリスマスの朝早く
賑やかな声がパビリオンから聞こえて来た
パパ、サンタさん来たよ!
大きな声で言いながら僕の膝に駆け上ると
何度も嬉しそうに話すジン
まるで重大事件の様だな(笑)
でもサンタがいると信じている今が
きっと一番可愛い時なのだろう♪
良かったな☆と一緒に喜ぶ僕に
早く読んで!と目を輝かせながら催促する
よし、食事が終わったら皆で見よう☆
♪
昼下がりの子供部屋
幼な子を抱きながら暖かい眼差しを向ける妻と
僕の膝で無心に絵本に見入る小さな息子
何の変哲も無い冬の穏やかな午後の一時
長い間心から望んでいた家族の笑顔と温もりを
手にする事が出来た今、気が付いた
これこそが神様から僕への贈り物だったのだと
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます