Shincheの屋根裏部屋

by宮大好きアジュマです。

あったかも知れない話7 試験勉強

2019-09-27 23:11:31 | あったかも知れない話


ねぇ?いいでしょ?

と僕の隣でチェギョンが何かを頼んでいるらしい

今日は本を読みながら“本当に!”CDを聞いていたから
何を言ったのか判らなくて
「うん?」と聞き返えしたつもりだったのに

「シン君♡有り難う」chu♡
と、承諾したことになっていた

え?何の事?

今うん!って言ったでしょ?
と、言いながら早速誰かに電話するチェギョン!

ちょっと待て!!
何を良いと言ったかと聞いているんだけど?

何って、ガンヒョンと一緒にテスト勉強を
家でしてもいいかって事よ?

どうして、ココでするんだ?

どうしてって、シン君も覚えているでしょ?
この間の中間テストが散々だった事・・
皇后陛下にもきつく叱られて・・
凄く恥ずかしかったの

入宮準備や婚礼の為のお勉強が忙しくて
テストの事をすっかり忘れていたから
仕方ないんだけど。。。涙

だから今度は名誉挽回☆
皆をアッ!と驚かせようと思ってるのよ

そんな風に言うと勉強する時間があれば
良い成績だと聞こえるのだけど?<悪>

そうよ!知らなかった?
今までテスト前はガンヒョン達と学校に居残りしたり
家で徹夜で勉強したり、結構頑張ってたのよ?

でも結婚してからは訓育もあるから
早く帰らなくちゃならないでしょ?

そうだな。。納得
結婚して成績が悪くなったとなると
僕がお前に勉強をさせて居ないと思われるし、
お前のご両親にも申し訳が立たないな。

でしょ♪♪

よし、判った!
テストまでまだ2週間あるから
今から対策をとれば素晴らしい結果が期待出来るって事だよな?
皇太子妃に相応しい<悪>

そ、そのつもりだけど。。汗。。

でも毎日と言う訳には行かないよ?
公務と訓育にさし障りの無い日にガンヒョンを呼んで
頑張って勉強するんだね!

有り難うシン君☆
だから大好きよ♪

って、どさくさに紛れて言うなよ♡kiss♡



と言う事で今日は放課後ガンヒョンと
宮の私の部屋でテスト勉強をする事になった☆

今回は期末テストだから全教科で大変。。汗
でも実技テストはバッチリ☆
得意の水彩画は文句なしの合格ライン
絵を描いている時が一番楽しい時間なのよね♪

体育の跳び箱のテストも1キロマラソンも楽しく合格
保健のテストなんか実生活をそのまま書いただけ、
ごめんね~友よ~~☆
一足先を進んでいるものだから。。自慢

でもこんな楽しい実技のテストとは違って、
頭が痛いのが主要教科なのよね。。
特に英語と数学と歴史と物理ってほとんどか。。。汗

ガンヒョンは学年でも1.2を争う優秀な生徒だから
特に勉強をしなくてもいつも良い点数を取れるけど
私は何度説明して貰っても判らない所だらけ。。涙

仕方ないわね。。呆
もう一回説明するから良く聞いて!!

と言いながら根気よく教えてくれるガンヒョン。。
ガンヒョンのお蔭で今まで何とか欠点を免れて来れた
持つべきものは友達よね☆

順調に勉強も進んでこの辺でちょっと休憩♪

この日の為に焼いたケーキで
お茶の時間よろしく二人でお喋りしていると
シン君が私の部屋に様子を見に来てくれた♡

いつも学校で見るシン君とは違って
執務中のシン君はスーツ姿でキリッ☆
凄くカッコいいんだ~♡

突然部屋に来たシン君に
他人行儀な挨拶をするガンヒョン・・汗

畏まらないでくれよ(笑)
こいつ♡が面倒をかけているのだから
僕の方こそ礼を言わなくちゃいけないのに!
と、答えるシン君の顔は家用の笑顔だった♪

公に見る顔と今目の前にある顔のギャップに
どうリアクションしていいものか?と
悩むガンヒョンの顔が面白くて私はつい大笑い。。

いつもの調子で話せばいいのに♪♪

でもなんだか緊張するわ・・汗

どうして?
どのシン君もシン君なのに?

そうなんだけど、
全然印象が違うんだもの

そう?家ではいつもこんな感じよ?
学校では澄ましているけど案外面白人間なのよ
ねぇ、シン君♡

おい、人前でいうことじゃないだろう?汗

ちょっと顔を赤らめて私の頭をコツンと軽く一つ叩いて
笑いながら「ごゆっくり☆」とシン君は上殿に戻って行った

あ~ドキドキした!
あんたよくあんなカッコいい旦那と一緒にいられるね?

羨ましいんだ~、ガンヒョン!

そりゃあね?
国民のアイドルなんだもの。。
最初は心配したけど、上手くいってるみたいね♡

うん、思ったよりはね。。(笑)

さ、惚気話はこの辺にして、
続きをやってしまおう!

うん・・・
でも、おやつを食べたからかな?
なんだか急に眠くなってきたわ・・・

チェギョン!
ここで眠ったら又この間の様な事になるわよ?

うん、でもちょっとだけ。。z
夕べも急な公務が入って寝たのも遅かったし、
試験までは後3日も有るからきっと大丈夫よ。。zz

間に合わなかったら、ガンヒョン見せてくれるでしょ?
ちょっとだけ、ね、zzz

チェギョン、起きなさいよ!
私は不正に手を貸すつもり無いからね!断

zzzz

ほんとに、しょうがないな、ちょっとだけよ!

傍にあった毛布をかけて寝顔をそっと覗いてみると
疲れた顔はしているけれど、
時々綻ぶ柔らかい目元に幸せが表れている

幸せそうで良かった♪♪
あんたも色々頑張っているんだものね?


少しだけの筈が、すっかり夜。。
全く起きる気配がないチェギョン。。

こんな事になるのは判っていたけどね。。呆

すやすや寝息を立てながら夢の中のチェギョンを残して、
私は自分の計画どおり試験勉強を済ませた

そろそろ帰ろうかなと思っていると
執務を終えた殿下が急ぎ足で部屋に戻って来た

シィ~!と合図を送る私に

一度眠ると中々起きないから(笑)
後は僕が引き受けるよ♪
いつも有り難う、また宜しく頼むよ☆
翊衛士に家まで送る様に頼んであるから。。
と優しい目でチェギョンを見ながら私を見送ってくれた。

じゃあ、また明日♪
とテラスに出てから腕時計を忘れた事に気がついて
チェギョンの部屋に戻ろうとすると
ドアの外から殿下が眠っているチェギョンに
そっと♡kiss♡するのが見えた。。ドキ♡

殿下、本当にチェギョンの事が好きなんだ!
良かったねチェギョン!
幸せになりなさいよ☆

でも時計どうしよう・・・
あの子の事だからきっと気がつかないよね?
後で電話すればいいか!と帰ろうとした時

目が覚めたチェギョンが殿下に両腕を伸ばして
甘える様に抱きつくのが見えた。。。

あ~あ。。見なけりゃ良かった。。滝汗。
このぶんじゃ、電話してもきっと出ないよね?

新婚の家に長居は無用!!
コレ、テストに出るかも。。●~*笑


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