Shincheの屋根裏部屋

by宮大好きアジュマです。

僕の宝物100 行く道☆

2021-12-24 22:58:07 | 僕の宝物

皆の見送りを受けてジンと一緒に
近くの公園に行くことなった

ジンの手をしっかり繋いで道路の端を歩いていると
突然塀の中から大きな犬の吼える声が聞こえてきた

一瞬飛び上がって僕の足に抱きつくジン
余程怖かったのだろう
大きな声で泣き出した

いつもは好奇心満々のジンも
さすがに今回ばかりは驚いたようだ

僕の胸で泣きじゃくる息子が愛しくて
ギュッと抱きしめると
小さな手が僕の背中を掴んでいる

小さいけれど大きな僕の宝物
もう大丈夫だよ、パパが一緒にいるだろう?

暫くジンを抱いて歩いていると
通り掛かる人達が声を掛けてくれる

軽く会釈して通り過ぎようとしても

皇子様可愛い♡なんて
お世辞とは判っていてもそんな言葉が聞こえると
つい声の聞こえる方に顔を向け会釈してしまう

子供を褒められて嬉しいなんて
僕も相当の親ばかみたいだ♪

さっきまで泣いていたジンも自分の事だと判るのだろう
嬉しそうに笑顔で小さな手を振っている

あれ?今泣いて筈なのにもう笑顔を見せるなんて
やっぱりお前にも皇族の血が流れているのだな☆

暫く僕に抱かれていたジンも
ようやく落ち着いたのか降りて歩くと言い出した

さっきまでは僕の手を煩わしそうに繋いでいたのに
今はしっかり握っている
よっぽど怖かったのだな!

僕を引っ張るように歩くジン
道路の端に落ちている物を見つけては
近づいて覗き込む様に見ている

タバコの吸殻やお菓子の空き袋など
おおよそジンの生活範囲では見る事がない物が
無造作に点々と捨てられている

面倒な物を見つけなければいいけれどと
懸念していたその直ぐ後に
奇しくもその事件は起こった(爆)

ジンが指差す物を見ると
何処かで見た事がある様な綺麗な表紙の雑誌が
雨に濡れて捨てられていた

これ何?と指差すジン

嫌な予感が的中!
確かに僕の部屋にもあるけれど●~*
こういう物はこっそり捨てて欲しいよ

捨て難いのは判るよ、
僕だって男盛りだからその辺の事情は良くわかる

確かに家のゴミ箱に入れるのはちょっと気が引けるからね(笑)
でも教育上良くないだろう!

チラッと見える危ない写真。。
どう説明しようかと思案する僕を置いて

ジンはさっさと次の興味の対象に向かって歩いている

何だ、もういいのか?
変な汗掻いたじゃないか。。。
でも良かった。。フゥ。。

おい、もうパパの手はいらないのか? 淋
それで、次はなんだ?


暫くガタガタ道を歩いていくと
大きな木が沢山見えてきた

根元が石垣の様になっている
丁度僕の膝位の高さなのだけど

その石垣が気になるのか
ジンが僕を振り返って
どうしよう?と言う顔で返事を待っている

登りたいのか?
ほんとに高いところが好きだよな♪

一瞬油断した僕の手を振り切って
石垣の隙間に足を突っ込み登り始めるジン

小さくてもお前は男なんだな
山があれば登りたくなるのが男の本能と言うものだよな
頑張れジン☆

短い手と足を必死に伸ばして這い上がり
なんとか自分の力で登る事が出来た

やるね、お前も☆
それでこそ僕の息子だよ♪

カメラを向ける僕に
得意そうな笑顔を向けたと思ったら
何故か小さな手にはピースサイン!

なんだ、そのピースサインは!!

ああそうだった
写真に対する礼儀なんだよな。。。爆


ジン、お前は間違いなくチェギョンの息子だ。。●~*