Shincheの屋根裏部屋

by宮大好きアジュマです。

僕の宝物99 小さな探検隊☆

2021-12-24 22:55:59 | 僕の宝物
いつもの様に車に乗り、お祖父ちゃんの家に着くと
家の回りには報道関係の人達やご近所の人が
僕達の到着を待っていた

パパに抱かれて車を降りた僕達に大きな歓声が聞こえる
皆の歓迎に応えて取って置きの皇子様スマイルで
軽く手を振りながらいつもの様に愛想を振りまく僕♪

誰に教えて貰ったんだ?
と言いたげに僕を見るパパ

スマイルが大事だよ☆
とパパにこっそり耳打ちする♪

僕の人気に負けじと笑顔を振りまくパパに
黄色い歓声が上がっている

思わずママの目と耳に蓋をする孝行息子の僕♪(笑)

ママ達が結婚してからは幾度となくこの家に
宮の車が止まる事があったから
ご近所の人達も随分慣れているのだけれど、

今日は皆が想像していた以上に大きなお腹のママを見て
経過は順調ですかと口々に心配してくれる

いつもの様にサービス精神旺盛なママが

順調ですよ♪♪
と言いながら誇らしげに見せるお腹に
おばさん達の質問が延々と続いた

順調なのは認めるけれど、なんと言っても2人分だから
立っているだけでも体の負担が半端じゃない
傍にいるパパも心配になったのか

疲れるといけないからと丁寧に挨拶して
お祖父ちゃん達が待っているお家の中に入った


いつもながら賑やかなママの家族と親戚が
表の喧騒に輪をかけた様な賑やかさで
僕達を迎えてくれた

去年の夏に来た時はパパに抱っこして貰っていた僕だけれど
今日はちゃんと自分の足で歩いてきたからね♪

玄関ではちゃんと靴を脱いだよ
僕はパパとは違うんだ☆

出迎えてくれたママの従兄弟のミナちゃんが
僕のお手伝いをしてくれた

もう一人で歩けるのね?

当たり前でしょ?
僕もうすぐお兄ちゃんになるんだもの☆

じゃあ、一緒に奥で遊ぼうか♪
と僕の手引いて居間まで連れて行ってくれた

子供は僕とミナちゃんとミナちゃんのお兄ちゃんの3人だけ、
それからママのお腹の二人!

大人達がお互いに挨拶している間に
僕達はチェジュン叔父ちゃんの部屋で遊ぶ事にした

始めは僕の為にお祖父ちゃんが用意してくれた
玩具で遊んでくれたのだけれど、
ミナちゃんのお兄ちゃんがテレビゲームをしようと言いだした

テレビゲーム?

と言われても僕の家には無いからどんな物が判らない
それに僕にはまだ難しいから見ているだけと言われて
結局3人で楽しそうに遊び始めた

なんだ詰まんないの。。
折角お兄ちゃん達と遊べると思ったのに!
お祖父ちゃんも今日は忙しくて遊んでくれないし。。

楽しみにしてたのにな。。
僕の家なら絶対にこんな事は無いんだ!
いつも誰かが僕の相手をして退屈しない様に気を使ってくれる

でもママの家では皆が自由に過ごしているから
誰も僕の機嫌を取る様な事はしないんだ
きっとこれが普通の家族なんだろうな!

でも案外これって面白いんじゃない♪♪
誰にも干渉されずに気ままに動けるのだから♪
皆忙しくて僕が何をしていても気にならないだろうしね

それでは今日の僕の公務(笑)
お祖父ちゃん家の探検に出発だ♪


まずはパパ達のところに行ってみよう

居間に入ってみると狭い所に大きな男の人達が
肩を寄せる様にお膳を囲んで座っている

ママ達が結婚仕立ての頃は
ぎこちない舅と婿だったと聞いていたけれど
目の前の様子からは全然想像出来ないよ!

ずっと昔からの親子の様に和やかで
しっかりママの家族に溶け込んでいるパパ

お互いの杯に注いだり注がれたりしながら
楽しそうにお酒を飲んだり料理をつまんでいる

いいのかな?
今からそんなに飲んで。。。
あまり強くないのだから程ほどにした方がいいと思うけど?

でもママが来るまでは少し位羽目を外してもいいよね!
きっと楽しいお酒なんだね

ちらっとママの悪口が聞こえて来た様な気がするのは
きっと空耳だよね(笑)

パパもお祖父ちゃんも恐妻家だもんね●~*


じゃあ次はママの様子を見に行こう♪


賑やかな話し声が聞こえる台所に行ってみると
ママを含めた女性陣が楽しそうにお喋りをしながら
沢山のお料理を作っていた

今日だけはお祖父ちゃんは家長の役があるから
お料理担当はお祖母ちゃんの様だね

家では滅多に見る事がないお料理を作る光景に
お腹と目が釘付けになる僕(笑)
美味しそうだな♪

大きなお腹のママは邪魔だと言われてイスに座り
暫しぶりに会ったお祖母ちゃんと
楽しそうにお話ししている

時々おかずの味見をしながら大きな口を開けて
楽しそうに笑うママの顔は
いつも僕が見るママの顔とは少し違った印象だ

とてもリラックスしてお祖母ちゃんに甘えている様な感じ?
パパに甘える様なピンク色な空気じゃなくて、
僕がママに甘える様な感じかな?

ママもお祖母ちゃんが大好きで心から頼りにしているんだね

なんだか僕のママじゃないみたい。。。寂。
でも暫くの間はママをお祖母ちゃんの娘に戻してあげよう☆

ちょっぴりセンチになっている僕の耳に、
時々聞こえるパパの名前やお祖父ちゃんの悪口?(笑)
それとラブラブ夫婦の惚気話し。。。

聞いている僕の方が恥ずかしくなるよ。。。汗
ま、いつもの様子を知っている僕にとっては
ほんの序の口の事だけれど

興味シンシンで聞いている親戚の叔母さん達が
目を丸くして盛り上がっているのが面白い♪♪

女の人ってこんな話が好きなんだね
尚宮ヌナ達もよくママ達のラブラブを覗いては
キャーキャー騒いでいるもの☆

大きな声で笑ったかと思えば、
涙をぼろぼろ零しながら一緒に泣き
怒っているかと思えば肩を抱き合って喜び合う

ほんとに忙しいそうだね♪

宮では声を出して笑っちゃいけないんだもの
今の間にしっかりストレス発散しておいて♪



一人であちこち偵察中の僕に気が付いた
チェジュン叔父ちゃんが公園に行ってみるかと誘ってくれた

きっと暇そうに見えたのだろうけど
家では見られない家族の様子を見ることが出来て
結構楽しかったよ♪

でも公園☆と言う響きにちょっとトキメキを感じる僕

公園☆ってまだ行った事が無いんだ
行ってみたいのは山々だけど本当に行ってもいいのかな?
警備とかそういう事。。

これでも一応皇位継承順位第2位だから
独断で出掛けられない事は判っているんだ

僕の行動は全て僕の保護者のパパに聞かなくちゃならない
何かあって困るのはきっと叔父ちゃんだと思うから
なんて考えていると

僕が行くよ!
と叔父ちゃんにパパが言ってくれたんだ

わ~い!公園に行ける♪♪

憧れの公園☆
きっとブランコやすべり台やお友達も沢山いるのかな?
期待に胸が躍る僕☆

これっていわゆる公園デビューってヤツ?(笑)

勿論、翊衛士のおじさん達も一緒だよ☆