オークランド通信

のんびりしたお国柄が気に入りニュージーランド在住27年。仕事、子育て、生活全版にわたって語ります。

その75 サンタパレード 10-12-10

2011-01-11 10:45:48 | 第71回ー80回

..75..

サンタパレード

クリスマスまであと2週間余りとなり、今年も終わりが近づいてきました。
オークランドでは、クイーンストリートのサンタパレードを皮切りに、あちこちでサンタ
パレードが行われています。

11月28日のクイーンストリートのサンタパレードはFarmers(デパート)がメインスポ
ンサーで、企業や各国の団体も参加して華やかで大規模なものです。
日本のよさこいソーランのグループも参加しました。


先週木曜日は、私の地元Mangere Bridgeのサンタパレードでした。
パレードは、Mangere Domain(公園)から出発して Coronation RdをMangere Bridge
Village(小さいショッピングセンターのことをビレッジといいます)を往復する1時間
もかからない小規模なものです。

私達は、3歳の孫を連れていってきました。
こういうローカルなパレードの方が、小さい子向きです。
Farmersのサンタパレードはダウンタウン全域が交通止めになり、遠くに車を停めて
歩かなければならないし、人垣で小さい子はおしつぶされそうです。


早めに晩御飯をすませて、歩いてスタート近くの小学校の歩道まで行きました。
パレードの間、この通りは通行止めになるので、我が家の前の道にもパレードを見に来た
車が停まり始めました。


サンタパレードの最初は、パトカーに先導されたバグパイプの楽団です。
ニュージーランドの初期の移民はスコティッシュが多いし、ここはイギリス文化圏だな
と思います。
男女ともタータンチェックのスカートを履き、ベレー帽をかぶり、腰には丸いポシェット
をぶら下げてます。
ベレーと白いハイソックスのつけた赤いボンボンがクリスマスらしいです。

次は、小学生で、自分で作ったダンボール製のギフトボックスから手足をだして行進です。
小さい女の子達は、白いチュールのロングスカートをはいてかわいらしいです。
はだしの子もいて、typical Kiwi kidsだなと思いました。
たぶん全校生徒参加のようで、沿道からはその子達の家族が声援を送ります。


小学生の後は、オールドファッションカーが数台続き、この最後では古い食パン型の2階
建てロンドンバスの登場です。
昔のロールスロイスは、車体が長く、タイヤも大きくておしゃれですね。

ポニークラブのパレード
馬もモールで飾りつけして行進です。
Mangere Bridgeにはポニークラブあり、週末家の前の道をお馬さんが歩いていること
があります。
馬に乗っているのも、手綱をひいているのもティーンの女の子達でした。

お次は映画のキャラクター達。
スーパーマン、スパイダーマン、忍者トータイル、シュラック、シュッラクにでてくる猫、
バナナパジャマなど。
あんまりかわいくないキャラクター達でした。というかみんないかついおっさん達でした。

サーフガードは、ボートが牽引されていて中に水兵帽の男の子達が乗ってました。
Mangere Bridgeにはボートクラブがあり、クラブのメンバーが一緒に行進してました。

SPCAからは、犬達が募金を集めながらまわりました。
小型犬は、ボランティアのおばちゃん達が乳母車にいれておしてあげてました。

孫のお気に入りはAmbury Farm.
“ Farmer is wearing milking cow costume.”と言って喜んでました。
Farmerは、Burnyardの映画にでてくる牛の着ぐるみを着てました。
孫は毎週のようにミルキングを見に行っているので、ファームのスタッフが覚えていて手
を振ってくれました。

最後にサンタの登場です。
サンタは、道路工事用の通行止めサインのトラックに乗って登場。
トラックからはシャボン玉がとばされ、子供達はおいかけまわしてました。
其の周りをピエロがミニバイクに乗って走り回ってました。

行進の最後はいさましいブラスバンドでした。
若いアイランダーが多く、力強い演奏をしてました。


パレードはビレッジを一周して元のドメインに戻り、解散です。
孫にサンタさんを見たら帰ろうねとうながします。
ところがサンタのトラックに、サンタは乗ってませんでした。

それで孫は、
“Where is he?
Is Santa coming back with a lot of lollies and Christmas presents?”
と言ってました。
よほどそのことが気になったらしく、あくる朝デイケアでも先生に訴えてました。



ニュージーランドでは、9月にクライストチャーチの地震、11月にはグレイマウスの炭鉱
の爆発で29人の炭鉱マンが一度に亡くなる大惨事と不幸なことが続きました。
被害者の家族、友人にとっては、今年は忘れられないクリスマスとなると思います。


どうか皆様、安全で楽しいホリデーシーズンをお過ごし下さい。
良いお年を!


コメント
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