..115. 29-07-14
冬の楽しみ
ニュージーランドは今、冬の真っ只中です。
私の住むオークランドは、日中15,6度に上がる日もありけれど、朝晩は冷え
込みます。
目覚ましかわりのI Phoneを止めると同時に、その日の天気、温度を確認するの
が毎朝の習慣になってます。
今朝は3度で、数字見ただけで、もう少し暖かい布団に中にいたいと思うのは私
だけではないようです。
この時期は雨も多いし、どうしても家にとじこもりがちになります。
そのため、室内に楽しみを求めるせいか、冬はコンサート、映画に行く機会が多
いです。
今年は、6月29日にオペラLa Traviata(椿姫)に行きました。
あいにく音楽の友人達は都合がつかないということで、一人で行ってきました。
5月に日本から戻ってきてから多忙な日々が続いていたため、結構ぎりぎりまで
La Traviataチケットを買っていませんでした。
いざ買いに行くと、一等席しか残っていませんでした。
たまには自分へのご褒美としてまあいいか、ということで、買ってしまいました。
一等席だし、はりきっておしゃれして出かけたら、となりはジーパンの若者で
がっかりしました。ちょっときれい目のかっこうの人もいるけど、ニュージーラ
ンドはオペラ鑑賞はカジュアルです。
ロシアのお金持ちの友人が、ニュージーランド人のコンサート鑑賞の服装を嘆い
ていたのがわかる気がします。
La Traviata は、伝統的な衣装で久しぶりにまとまなオペラを見て満足でした。
最近のオペラは、時によっては、シンプルな今風な衣装だったりするので、それ
はそれでモダンな演出でいいとしても、たまにはちゃんとしたきらびやかな衣装
みたいな、と思います。
先週からスタジオジブリの映画を二つ見ました。
オークランドでは7月は、New Zealand International Film festivalをやっ
ていて、世界中の映画が見れます。
映画祭ということで、シネマで実際に公開された普通の映画から、町の同士で作
ったドキュメンタリーありと、規模内容もさまざまです。
http://www.nziff.co.nz/2014/auckland/
ここ数年、日本からスタジオジブリの作品が続けて来てます。
今年は、「夢と狂気の王国」と「かぐや姫の物語」を見ました。
「夢と狂気の王国」は、スタジオジブリの映画作りに関するドキュメンタリーで、
宮崎駿さんの映画に対する姿勢が描かれてました。
ジブリファンなら楽しめたかもしれないけど、結構重い内容でした。
二つ目は先週土曜日に息子夫婦と、「かぐや姫の物語」を見てきました。
草花の絵が美しく楽しめました。大人向きの映画としてあったのでですが、特に
問題はなさそうだったので6歳の孫を連れて行ってもよかったなと、あとで思い
ました。
そして今夜は、ニュージーランドの若手オペラシンガーの登竜門とも言える
Laxus Song Questのマスタークラスに行きます。
ファイナルは先週土曜日に終わっていて、ニュージーランド生まれのサモアンの
ソプラノ、Isabella Mooreが一位を取りました。
http://songquest.co.nz/
http://songquest.co.nz/masterclasses/
マスタークラスはSong Questの審査員による公開レッスンで、入場無料ですし、
これを逃す手はないと思います。
前回の時も、審査員が実際に歌って見本をみせるなど、とても興味深かったです。
生徒もレベルの高い人たちで、すぐに直せて、より高いパフォーマンスをできる
のには関心しました。
9年前から趣味で歌を習っているので、こういう公開レッスンは自分のためにも
なります。
8月3日は、いよいよ私たちの年に一度の歌の発表会です。
私は、日本の歌曲とイタリアのアリアを歌います。
歌う私たちもお客さんも楽しめればいいな、と思います。