京極夏彦さんの新作、鵺の碑、やっと読了。
速読得意なワタシにしては珍しく、10日も掛かってしまったのは、内容のせいじゃなく。
この分厚さのせい(笑)
だって、どこでも持ち歩ける厚さじゃないんだもの。
いくら家の中でも。
最初は持ち歩いてたんだけど、下へ行くのも上に行くのも。
ゴトンゴトン落とすし。
汚れちゃうし。
なかなかに面白かったです。
でも過去作より随分、アッサリしてるなぁと思った。
他のひとの書評読んだら、ほぼ同じ感想だった。
過去作のオドロオドロしさと、長さと、ウンチクの深さとしつこさとイッタラ!(苦笑)
それが何故か納得できるというか、させられるのが京極作品。
文句言いつつ、結局、本棚のかなりのスペースを京極本に取られているという😅
新作にはそれが少なかったかな。
多作なシリーズなら、中にはそんな作品もあるだろう。
あっという間にベストセラーになってるのだから、期待がどれだけ大きかったかも分かる。
だからハズレたと思うひとがいても仕方ない。
あれだけの複雑な物語を読んで、皆が同じ感想だったら、そっちのほうがコワイわ。
書評にも随分失礼なことを書いてる人がいた。
それは個人の感想なので好きにすればよろしい。
しかし、読むだけ無駄だとか、読むに値しないとか、これから読むかもしれない人に向けて言うのは無いよ。
大きなお世話だ。
面白いかそうじゃないかは、読書好きは自分で決めるのよー。
☝ご覧のとおりの文字の細かさ。
裸眼で読めるけど、かなり目も疲れたよ😅
アッサリしてるなぁ…とは思ったけど、実際読み終えたら、あ〜終わっちゃった…と胸に広がる喪失感。
明日からナニを楽しみにすればいいのか…位はポッカリ穴があいた。
しょうがないので、過去作を最初から読み返すかぁ〜と思ったら。
かなり人がワタシと同じことを考えてるようで。
恐るべし京極夏彦。
ちなみに京極先生、歳下デス😅