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→♂♀←no.8_2008_わたしたちはなぜ科学にだまされるのか

2008-07-30 22:04:05 | 今月のお薦め_XX.20XX
わたしたちはなぜ科学にだまされるのか―インチキ!ブードゥー・サイエンス
ロバート・L. パーク著, 栗木 さつき訳 主婦の友社

向き・不向きはあるのかもしれなく、
一切擁護をするつもりはないが
常温核融合関連で世間を騒がせた
フライシュマンはSFなどフィクションの産出を志していれば、
おもしろいものを世に出していたかも、とおもった。

そういえば、メディアからニューマンのエネルギーマシーンなるモノを目にすることがあったが、本書で知ることが出来た。
どこにでも、似たような出来事はあります。
間違いや勘違いが出てくるのは仕方がないと思います。
いけないことは、それが(その時点で)明らかに『おかしい』、『説明がつかない』
ことを感じたら、それをアナウンスする、そしてそれに対する対応も寛大である、
ことが大切でしょう。

科学者が科学者であるための所以は『現象・事象について厳密』であると感じた。

「パスカルの賭け」
神が存在するほうに賭けるのをためらっていけない、勝てば、すべてに勝つことになる。不可能な計画を正当化する際にもよく利用される。


「テキサスの狙撃兵」
あらかじめ納屋の壁に銃倉がカラになるまで銃弾を撃ち込んでおく。そして壁を歩いていき、、銃弾が当たった部分に標的を描く。が如く、自分の信念に見あう、突出したデータだけをとりあげる。

ところでこの本を読んでいて、嬉しくなったことがあります。
エリー・アデアの旦那さん、ボブ・アデアさんがでてくること。『野球を物理学的な側面からわかりやすく説明した、ひじょうに正確で信頼できる本を執筆した」というくだりがあるが間違いなく『ベースボールの物理学』のことでしょう!!!。良書です。

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