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→♂♀←_no.50_2024:Junoの航路(2012年8月の終わりまで、書きかけです)

2024-09-13 19:18:17 | 今月のお薦め_XX.20XX
Junoの航路_惑星探査とやさしい微積分I第2章H Alexander J. Hahn 狩野 覚・春日 隆訳 朝倉書店

Juno(以下ジュノ(ー))はあのボイジャー(1、2号)と同じ四十一番目の発射台から2011年8月上旬のある日に打ち上げられ、火星の少し先まで行ける速度で地球の引力圏から離れ、畳んでいたソーラーパネルを展開し、(惑星の公転面内にはない)太陽を回る軌道に入り、長さ9mのソーラーパネル3枚と併せ全幅は20メートル、(進行方向を軸として)1分間に2回転で安定の航行を続けていた・・・

ジュノの名前はギリシャ神話とローマ神話の悪戯を隠すために自分の周りに雲のベールをかけたジュピター神の本性を雲の間から覗き込み明らかにした彼の妻である女神ジュノーに由来してるがジュノが目的の地に行ける速度ではなかったし、燃焼による増速には持ち込んだ推進剤の量も・・・

12基の小型スラスタのほかにメイン・エンジン1基を備えるジュノが遠日点通過の直前にメイン・エンジンを噴かせる予定。(2012年)2月のようなスラスタだけによる微調整的な軌道修正を計四回行い3㎏程度の推進剤を消費していたが約30分にも及ぶメイン・エンジンの噴射では一度にその百倍以上の推進剤を使うことになるだろ・・・

ついに2012年8月の終わりメイン・エンジンの操縦を行うため1分間に5回転に増やし、小型スラスタを用いてメイン・エンジンのノズルをジュノの飛行方向に向け、地球から4億8000万キロメートル以上離れた場所でメイン・エンジンを約30分間噴射して378kgの推進剤を使って344m/secの減速を果たすが推進剤の圧力が想定より高くなるトラブルが発生・・・
(つづく、次回は遠日点通過四日後に予定されていた2度目の減速による軌道修正は延期され・・・ )

以下、試行錯誤(下書き)中
一年と少し前の打ち上げはアトラスVロケットの力をで借りて地球の引力下を離れ、火星の少し先まで行ける太陽を回る遷移軌道に入った総質量3625kgのジュノにとって(航行中)初めてのメイン・エンジンの噴射。
想定外の数値のトラブル発生には違いないが何かが起こることはある程度織り込み済みで何が起きても慎重に対処するという方針だったのであろう、下手に焦らず現状の把握し異状なく航行続行できるかを・・・
1度目の12日後にあたる予定より十日遅れで2度目。
日付、イベント、メインエンジン燃焼時間、速度変化、重量変化、総重量
2012/8/30、DSM-1、30min、-344m/sec、378kg、3622kg->3244kg
2012/9/14、DSM-2、30min、-388m/sec、379kg、3244kg->2865kg
打ち上げ時の総質量3625kg(の56%が推進剤2032㎏で燃料1280kg,、酸化剤752kg)
重力アシスト航法、スイングバイが必要。途中の惑星で宇宙機にフライバイを行わせ(惑星の非常に近くを通過させ)る。惑星一つの場合もあれば複数の惑星を次々に利用する場合もあるから
その近日点が地球軌道に接し、遠日点が火星軌道に接する楕円軌道を考えるたというわけではないらしい。

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