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自治体の禁煙化が進まない最大の原因は、法律を決定する議員の意識が世間と異なるからです。非喫煙議員なら全面禁煙を推進するでしょうが、喫煙する議員は我が身大事の為に全面禁煙を進めようとしません。
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役所内禁煙:「議員の判断」市静観 世間と逆行、問われる感覚 /奈良
多くの人が利用する施設での受動喫煙防止(分煙)対策を努力義務として規定した健康増進法施行から今月で10年を迎えた。屋内禁煙や分煙がすっかり世間で定着する中、最も公共性が高い役所内で、たばこを吸える特別な人(議員)が存在する。県内の状況を報告する。【熊谷仁志】
「庁舎内は禁煙となりました」。天理市役所1階ロビー。3月末まで喫煙コーナーだったガラス張りの部屋のドアに「お知らせ」が張られている。喫煙者は4月から、吸い殻入れが置かれている庁舎外でたばこを吸う。
しかし、臨時議会が開かれた4月23日。昼休み明けの午後1時過ぎ、市役所の階段を上がっていくと、3階辺りからたばこのにおいがはっきりと分かった。議会がある6階はにおいが充満していた。
市総務課によると、庁舎内の喫煙コーナーに関し、ドア開閉の際、においがどうしても漏れるため、以前から来庁者から苦情が寄せられていたという。
一方、議会フロアでは苦情はなく、市側は「6階は市の庁舎管理権限が及ばない」「議員に庁舎内禁煙は伝わっており、後は議員の判断」と静観する。
「市民から頼りにされる存在として活動する姿勢をここに定める」と県内で初めて議会基本条例を定めた天理市議会。議会関係者によると、たばこ対策として、議長室と議員控え室の一つに、議員が私費で購入した空気清浄器が置かれている。しかし、控え室のドアを開けたままの喫煙などで、においがフロア全体に広がる。
喫煙する議員の1人は灰皿が置かれた応接室での取材に対し、空気清浄器がある部屋だけで喫煙するなどルール作りの必要性を否定はしなかったが、「喫煙する来客に『外で吸ってきてください』とは言いにくい」と話した。
2013年5月13日 毎日.jpより
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庁舎内が全面禁煙でも、議会棟など議会の領域が禁煙にならない自治体が多いです。
喫煙者は空気清浄機を置けば受動喫煙を防げるなどと思い込んでいます。いや、わかっていてもそうした「都合のよい理由」があればなんでもよいのです。空気清浄機を置いても受動喫煙が防げないのは非喫煙者なら臭いでわかります。
前の記事でも書きましたが、全面禁煙を国による法制化すれば問題は無くなります。全面禁煙を法制化すれば、数年すればそれが常識となり外での喫煙をお願いするから禁煙できないという「言い訳」も無くなります。
こんな面倒くさい事になっているのは全て目先のタバコ税の為に法制化を進めない国(財務省・自民党)が元凶です。
☆京都府受動喫煙防止条例の署名をよろしくお願いします!
クリーンエア京都署名
★タバコ値上げ賛成署名お願いします!
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日本医師会「国民の健康のため たばこ税の増税に賛成します」
でわでわm(_ _)m。
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