先ほど学習まんがを読んだという話を投稿いたしました。
⇒ 【読書】学習まんが 日本の歴史 5 院政と武士の登場(平安時代2)
本日はもう1冊読んでいます。第6巻「鎌倉幕府の登場 鎌倉時代」です。
平安時代の動乱が落ち着き、鎌倉幕府ができる。すると鎌倉新仏教が現れ、政治が落ち着くとあたしたちの意識は心の探求に向かうのかもしれないとおもいました。
いつの時代も同じですね。そして世界のニュースが手に入る現代ですから、日本についての歴史漫画を読んでいると、世界の今を連想する。
鎌倉時代周辺の争いはどこか他人事だったのですが、漫画にされると俄然親近感がわく。デフォルメし描かれている部分もあるのでしょうけど、それにしても人間と人間の争いというのがよくわかる。
仲良くすればいいのに、というのが率直な感想で、このまんがを読んだ子どもたちがみなと争わないでいようとおもうようになってくれたらうれしい。
よく人は歴史から学ぶというけれど、そのとおりだなあ。そして漫画だと大人にも我が事としてわかるかもしれない。
もちろんこの漫画は歴史のひとつの解釈に過ぎない。けれどもそうおもったのだ。
歴史を史実ではなく、ストーリー、ドラマ、エンタメとして読んでもなかなか動的で躍動感があります。
ひょっとしたら物語をつくられる方は歴史も参考にしているのかもしれないとおもいました。
鎌倉時代の漫画は、誰かが成功するために、誰かが滅ぼされたりが色濃く描かれていて、切なくなります。
まさに平家物語の冒頭。
祇園精舎の鐘の声、諸行無常の響きあり。沙羅双樹の花の色、盛者必衰の理をあらはす。奢れる人も久からず、ただ春の夜の夢のごとし。猛き者も遂にはほろびぬ、偏ひとへに風の前の塵におなじ。
切なさのあまり飛ばし読みしてしまいました。
いずれにせよこの日本の歴史シリーズは一度ではなく何度か繰り返し読みたいのだ。
---
東京読書交換会を開催しています。池袋で本を持ち寄ってお互いの本を交換したり、オンラインで読書経験を交換したりする会です。
⇒東京読書交換会ウェブサイト
※今後の予定は12月19日(土)夜・池袋、2021年1月9日(土)夜・オンラインです。
◆臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。