今日は今朝からクマザサと思しきものを切っていた。繁殖力が強い。量が多いことに加えて、根っこから抜くのは大変。丁寧に抜こうかなとおもえる量を超えてしまったから、根っこ近辺を枝切りはさみでワシワシ切っている。
45リットルのごみ袋5つ分くらい頑張った。続きはまた後日~
本の感想。
くろきすがや著「感染領域」(宝島社)を読んだ。
【2018年・第16回「このミステリーがすごい! 大賞」優秀賞受賞作】 感染領域 (宝島社文庫 「このミス」大賞シリーズ) | |
くろき すがや | |
宝島社 |
くろきすがやとは、菅谷淳夫さんと那藤功一による作家ユニット。つまりこの小説はふたりの共作になっている。小説というえば、一人で書くものという印象が強いから、ちょっと新鮮。ひとりでも小説書けないけれど、二人で書くのはもっと難しい気がする。
2018年・第16回「このミステリーがすごい! 大賞」の優秀賞を受賞された作品とのこと。
なんとなく「このミステリーがすごい! 大賞」とあると読みたくなるのよねー
けどこの小説を買ったのは受賞されていたからではなく、トマトが感染したウイルスがテーマになっていたから。
まもなく市場に出回るゲノム編集された食品には、表示義務がないと知って衝撃で、高血圧を予防するトマトが出るという話もあって気になっていたところ、ちょうどこの本に出会ったのだ。
トマトを通して食について考えるところが似ているかなと。
ストーリーとしては、九州で茎や葉までは実のように赤くなるトマトが異常発生。しばらくするとその発生地域が拡大する。
折しも、同じく日本国内で永遠に熟さないトマトが偶然発見される。
その二つの事件が絡み合い・・・・。
主人公が植物病理学者だったり、農林水産省の役人が登場したり、どこの組織にも属さない天才バイオハッカーが活躍したり、普段の生活では出会わない人たちの世界が覗き見みれて、読んでいてとても面白かった。
ネタバレになってしまうので詳細は書かないけれど、ひょっとしたらこういうことは実際に起こりうるんだろうなとおもった。
新しい小説は、今の時代の流れを感じることができるのも一つの醍醐味だよね。
ゲノム編集、どうなるんだろう。
遺伝子操作と何が違うのか調べてみたら、遺伝子操作の進化版がゲノム編集のよう。遺伝子操作は外から遺伝子を添加するのに対し、ゲノム編集は既存の遺伝子セットの当該箇所を切り貼りしたり、文字通り編集するみたい。遺伝子全体のセットを「ゲノム」というんだって。
いまさらだけれども理系や数学のことが気になるな。
ネットとの付き合い方が上手になれば時間はもっと作れるのだから、上手になりたいものだなぁ~
ではまたー
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