読書交換会を開催しました。
東京読書交換会とは池袋で本を持ち寄ってお互いの本を交換したり、オンラインで読書経験を交換したりする会です。
緊急事態宣言を受けて3回連続のオンライン開催でした。年末にコロナ以前の仲間たちと再会して旧交を温めたのがずいぶん昔な気がします。
⇒ 【読書交換会】2020年もどうもありがとうございました
新型コロナウイルス(covid-19)の発生以来、いろいろなものが刻々と変化するので、変わらないものはないんだなと思わせてもらっている気がします。
あたしたちの命も人生ももともとそうなのですが、コロナが発生する前は今ほど一瞬の大切さを意識していなかった気がします。あたしの場合は猫たちの死も大きいです。
とはいえ、猫たちが死んでしまったこの瞬間も、この瞬間の大切さがあります。今ここに集中しないと、また何かがなくなったとき、あのときもっとその瞬間に心を注いでいればよかったとおもう。
だからいまを大切にしたい。何に心を向けるか、どんな時間の使い方をするか、どういう心境でどういう体調で自分がいられるように心がけるか。
オンライン開催だと、みんなで集まっているのだけど、直接お会いするときよりも、それぞれにとって経験が個人的な気がしています。もちろん集まっているときだって一人一人違うけれども、その感じがより強くなる。
それは別に悪いわけではない。それぞれがその瞬間を楽しみ、かつ繋がる。
クラブハウスという音声SNSが話題ですね。あたしはやっていないのですが、音声で伝わるぬくもり、でもながらでも大丈夫で、そして繋がりつつも個人としての生活をできるのがいいのかもとおもいました。
こういうのはやると予想と異なることがほとんどなのはわかっているのですがそうおもいました。
読書交換会がみなさまにとって佳い時間であったらいいなとおもいます。
登場した本の一覧は読書交換会のウェブにアップします。
⇒ 東京読書交換会vol.121の活動報告。2021年2月6日(土)はオンラインイベント。
あたしは原田マハさんの小説「暗幕のゲルニカ」を紹介させていただきました。今回紹介したのでまたあらたな感想記事を書くつもりでいますが、すでに2本も書いていました。それだけ自分にとって大きな小説だったんだなあ。
⇒ 原田マハ「暗幕のゲルニカ」、ピカソやキュレーターの生き方に感情移入中
⇒ 原田マハ「暗幕のゲルニカ」、世界平和への祈りのような小説
読んだのは2019年9月。そのときに考えていたことを今再び自身に問いかける機会をいただいているともおもいました。
全体についての個人的な感想としては、今回も頭が柔らかくなった気がしました。ついいろいろなことにこだわってしまうのですが、そうじゃないよねとおもえて気持ちが楽になるというか、ほわんとします。
マーケティング的視点からはみなの感想を「こんな感想をいただきました」と綴っていくといいのかもなと、いつぶりかわからないくらい久しぶりに今ふとおもいました。いつからそのモチベーションが湧いてこないでしょう。読書交換会に限ったことじゃない気がします。ひとまずメモ。
最後まで読んでくださりどうもありがとうございました。
⇒東京読書交換会ウェブサイト
※今後の予定は2021年2月20日(土)夜・オンライン、3月6日(土)夜・オンラインです。
◆臼村さおり twitter @saori_u
思考していることを投稿しています。