忘却探偵・掟上今日子シリーズ、読んでいる。
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⇒西尾維新「掟上今日子の挑戦状」/小説、読書感想 記憶のメリットデメリット
主人公の掟上今日子の記憶が毎日リセットされることに、感動している。だから毎日一期一会。そのときそのときに出会う。
小説の設定としては、眠ったり意識をなくしたりすると記憶がリセットされてしまうという設定。それゆえ、彼女自身にはもちろん生活の不便がある。けれども物語として読むなら、しかも便利なところしか書かれていないライトノベルなら、憧れるのぅ
こういうリフレッシュさがほしいのだ。
さて、3冊目に拝読したのは「掟上今日子の退職願」。
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掟上今日子の退職願 |
西尾 維新,VOFAN | |
講談社 |
今回も面白く、いえ、癒されながら読んだよ。
「掟上今日子のバラバラ死体」「掟上今日子の飛び降り死体」「掟上今日子の絞殺死体」「掟上今日子の水死体」の4話が収録されている。
この4話、どれも警察とともに事件を考えていくというスタイル。そして掟上今日子の各話の相棒は、みな女性警官。
物おじせず大胆な忘却探偵・掟上今日子と、いろいろ考えてうじうじとする思いきりの悪い女性警官たち。そのうちのひとりは、退職しようかとと考えて退職願いまで持っている。
・・・あたしのように、掟上今日子にあこがれる女性って、一定数いるのかも。
だからこういう、掟上今日子と女性というやりとりに重きをおいた一冊が誕生したんじゃないかしら。
なんというか、向こう見ずで世間離れしたところもあるという自覚はあるけれど、あたしって常識人なんだな、小さくまとまってしまっているんだなとおもうね。
掟上今日子シリーズ、気に入ってしまって3冊連続読んだ。本当はもうちょっとスパンを空けて読んだほうが、より生活に取り入れやすいのかもね。しばらくこのシリーズはお休みしようかな。
実はすでに「掟上今日子の退職願」もう1冊読んでしまっているので、うんその1冊でお休みしよう。
明日から二科展。絵画作品が入選している。
⇒二科展に初入選したよ! 第104回、2019年は9月4日(水)開幕です☆
ぎりぎりになってしまったのだけれど、毎年アート個展をやらせてもらっている要町のカフェまめのきさんと、お世話になっている銀座の画廊に入選のあいさつに行ってきた。
こういうお付き合いのある相手のことは、、やっぱり忘却したくない。
両方ともすでに入選のことをご存じで、ありがたいなとおもった。
ではまた
月2回、東京都豊島区池袋で、読書交換会をやっています。人にあげても差支えがない本を持ち寄り交換する読書会です。
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※今後の予定は9月6日(金)夜、9月28日(土)夜です。
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