一日だけのお盆休み。蒸し暑さ極限の酷暑と感染症の行方は一体どうなのかと、ただスーパーに買い物に出るにもマスクは外しずらいし、何とも言えない倦怠感はひたすら続いている。それでも一日中部屋に閉じこもっているのには我慢しきれず、目的もなくぶらつくも、久しぶりにタリーズコーヒーで午後を過ごした。店内は小さく狭いカウンターもソーシャルディスタンスは守られている。本日の珈琲をお願いしようと思ったけど、店員さんに勧められるままに何やら特別な珈琲がありますよと。それはセラフィムドリップコーヒーと言って、なんでも日本に数台しかないコーヒーマシンで淹れたブレンドらしい。店員さんのペースのまま、うなづいて400円でそんな美味しい珈琲が飲めるならと、出来上がりにソファ席で待つ。やがて運ばれてきたダークブラウンのツヤ眩しいカップに思いもよらない特別待遇感を味わうようで、たまにはこんなのもいいかと、珈琲を口に含むとなんともいえない微妙な果実の味わいに似たような酸味が口の中に広がっていく...
しばしの安らぎとふとしたことに思いを巡らせる貴重な時間…
頭の中に次々と想い浮かんでくる空想と現実世界の問題。今年は信州の白馬へは行けるのか?秋の新蕎麦祭りには行きたいな。在宅勤務も今はファイルサーバの更改で毎日いくつもの手順書作りに余念がない。8月中で終わるのか?世界情勢。米中対立。香港問題。グレートリセットとSGDs構想の台頭。国内政治は権力が迷走し続け、経済は疲弊し、今までの普遍的な価値観もゆっくりとひっくり返る実感さえもじわじわ覚えてきた。終戦記念日も暑い一日となるだろう。千鳥ヶ淵にでも行ってみようかな?と気持ちがざわつく8月半ば。