松田聖子 Seiko Matsuda*蒼いフォトグラフ
”光と影の中で
腕を組んでいる
一度破いてテープで貼った
蒼いフォトグラフ”
松田聖子さんの数ある名曲の中で
僕はこの曲が断然に一番好きだ。
80年代
TVは歌謡でもドラマでも
ほんと華やかな時代だった。
松本隆とユーミンコンビでは
薬師丸ひろ子さんの『Woman "wの悲劇"』と
匹敵するくらいの最高傑作の名曲だと思う。
(この曲に関しては今後またブログに記したい。)
「青が散る』のテーマソングでもあって
あのころは夏休みに
朝の10時にTBSで再放映していて
この曲と、ドラマを欠かさず
テレビの前で寝っ転がりながら観ていた記憶が蘇る。
石黒 賢さん
二谷友里恵さん
佐藤浩市さん
川上麻衣子さん
みんな若く
ものすごい豪華な俳優陣。
懐かしい…
”写真はセピア色に
褪せる日が来ても
輝いた季節忘れないでね
蒼いフォトグラフ…”
楽しかった思い出は写真として残してあっても
いつかやがて時が経つにつれてセピア色になってしまう。
セピア色になるということは
悲しい忘却への暗示だけど
四季がまた巡った時に
たとえ一瞬でも思い出される。
それは蒼く
風が導く
思い出という追憶は蒼いままに
歌詞の中で表現されている
男女の別れ、切なさ
それを松田聖子さんが歌い上げていた。
歌うのは聖子さんでなければいけない曲のひとつだとも思うし
単なる懐メロではない
今となっては誰もが
自分自身の人生の中で
一番輝いていた時を思い出させてくれるような
胸にグッとくる一曲だと思う。