Happy Independence Day!!!
私は今どこにいるでしょう?予定では、Arizona、FlagstaffのYHに居るはずなのですが、ある家庭に図々しく居座っているのです。
一昨日の朝FlagstaffについてYHに電話したら5時半までcheck in出来ないと言われたの。私たちは昨夜バスの中で全然眠れなかったので、もうクタクタ。しばらくdowntownのお土産屋をブラついていましたが、すっかりダウンして、chamber of commerce(商工会議所)に転がり込みました。OklahomaでC &Cに頼むと、外国人学生のための案内人を紹介してくれると聞いていたので、それを頼りに行ったら、ある家を紹介してくれ、そこにTelしたら、すぐご主人が迎えに来てくれました。
このあたりは平原のTexasとは大違いで、目前にロッキーの山々が広がっています。素晴らしい所よ。
そのおうちに行くと、若い奥さんがいて、私たちの予定しているCongregational Church YHはconditionが良くない、と言って、家に泊めてあげる、というのです。まさにキリスト教精神とはこのことで、家をキリストと神様の名において、誰にでも開放するのだ、というの。大感激です。
折しもJuly 3,4,5,6はアメリカ西部に住む全インディアンの祝日だそうで、FlagstaffではPow Wowというインディアンのお祭り+パレードが開かれるのですって。そのため、Flagstaffに各地から色々な種族のインディアンが訪れ、人口は2倍に膨れ上がるの。どうりで、街を歩いていると右も左もインディアンだらけでした(みんな酔っぱらっていて、とても危ないのです)。私はヒサミもしばしばインディアンに間違えられました(笑)。
本当にいい時に来たでしょう?
昨日は朝早くからバスに乗ってGrand Canyonに行きました。バスに乗り込む時、ヒサミは切符を見せて先に乗っちゃったけど、私の時にバスの運転手さんが"This ticket is no good."というのよ。びっくりして文句を言おうとしたら、運転手さんは"...unless you smile!"なんて付け足したのです。バスの中の人まで笑いだしました。それ以来、その運転手さんは、私たちの所へ来るたびにふざけるのです。私のパスポートをひったくって取り上げたり、私たちが日本語でケタケタしゃべっていたら、通りがかりにいきなり"Shiiiii!!!!"なんて黙らされたりして、バスの中の笑いの的になってしまいました。子どもと思ってからかわれていたのかな?
Grand Canyonは、この日はどんより曇っていたせいか、全体が煙って見えて、少しあてがはずれました。South Rimだけが見られるのですが、中はフリーのshuttle busが走っていて、それに乗ってRim沿いにずっと行けるのです。確かに巨大で、はるか下をコロラド川が蛇行し、地肌は地層のあとがはっきり見え。ゴージャスではありました。でも、私としてはナイアガラの滝ほどの感激はなかったです。谷の下までは7000feetあるそうですが、上から見ると規模が大きすぎるせいか、そこがすぐ近くに見えます。谷底まで降りるには、2日がかりだそうで、キャンプしなければならないので降りられませんでした。午後になったら、日がさしてきて、Canyonの色もはっきりし、とても素晴らしいviewを見ることができました。
今日(7月4日)は独立記念日、インディアンのPow-Wowの方がここでは主役です。
朝から、この家の家族と一緒にパレードに連れて行ってもらいました。ダウンタウンの車道に人が並んで、その中をインディアンが踊りながら通ったり、開拓史時代の西部スタイルをした白人たちが行列したりして、とってもエキサイティングでした。
そのあと、museumに行って、インディアンの人の伝統的民芸を見ました。銀職工や木彫りの人形作り、織物、ポッテリー作りなどがあり、その中で最もおもしろいのはPiki bread作りでした。インディアン独特のパンで、コーンをすりつぶしたのを石の板を熱く熱したものの上に手で塗り広げ、焼いてからノリのようになったものを折りたたんで食べるの。
ここのコーンは黄色ではなく、赤、青、黒、ピンクなどの色をしているので、混ぜると灰色になるのです。だから見た目は灰を食べているみたいですが、味はまぁまぁでした。それにしても驚いたのが、インディアンのおばあさんがdemonstrationしているのですが、石板は400度以上の熱さなのに、その上を平手でなぜても平気でいることでした。
museumから帰って、しばらく休み、夕食を頂いてから、インディアンのバザーを見に行きました。日本のお祭りの夜店のようなもので、各地から来たインディアンが小さな屋台を開いて、ハンドメイドのインディアンジュエリーを売っています。
これもPow Wowの一面です。インディアンジュエリーは、銀細工、ターコイズ、コラル(サンゴ)の3種類が主で、どこの店も同じような物を売っていますが、安くて6~7ドル、高いのは600~700ドル!のペンダントまで。目が飛び出しそうに高くて、とても手が出ません。
そこを全部見てから、私とヒサミはバス停に送ってもらい、今晩も夜行でAlbuquerqueに向かいます。それではまたね。