Carry me back to Old Virginny

1974~1975年にわたるアメリカ・バージニア州R-MWCへの留学記(手紙)です。

Lafayetteにて

1975-06-19 | 全米旅行(Lafayette-India

お元気ですか?
前の手紙に続いて、まだIndianapolisのカフェテリアの中です。ここは時差があるので、今まだ朝8時です。東の方ではもう9時なのですが…
バスの中でヒサミと2人で眠りこけていて、ふと時間を見るともう6時!5:20にIndianapolisに着くはずなのに…さては乗り越したか!?と真っ青になっていたら一時間の時差だということに気づいてホッとしました。
さっきカフェテリアからちょっと外に出てみたら、空は快晴。バスターミナルのまん前に白いキャピトルのビルがあり、金色の屋根が青空に映えて、とても綺麗です。今日もとても暑くなりそうです。

ヒサミの知り合いのIndianapolis大学の先生の所に、これからTelして迎えに来ていただき、市内を見物してその先生のお宅Lafayetteという町で一晩過ごす予定です。

・・・と、ここまでは順調に行っていたのに、今になって突如問題発生。IndianapolisからLafayette行きのバスに乗るはずだったのに、時刻表が古かったらしく、変更したとかでそのバスは8:30に発ってしまったの。今は9:30.ContinentalとGreyhoundの間をウロウロしている状態です。Trailwayの人が頑張ってGreyhoundを利用できるようにしてくれているのですが、上役が帰って来なくちゃスタンプがもらいそうにありません。Greyhoundのターミナルに比べて、Trailwayのなんと汚いこと!こんなことなら、GreyhoundのAmeripassを使って旅行するんだった!・・・と思います。

・・・と言った苦難も乗り越えて、やっとDr.Spurlockの家に着きました。今はやっと一日を終えてベッドの中です。
おうちに着いてから、お昼でサンドイッチ(また!)とスイカ(アメリカで食べたのは初めて)をいただき、そのあと息子さんの1人のBobという子が私とヒサミを近くの森まで案内してくれました。Lafahetteは大きな大学を中心とした町で、
他の家々もみんな大学の教授の家なの。裏がゴルフ場で広々としたコーンフィールドが広がり、素晴らしい所です。
中部はやはり東部や西部と比べて平たいのですが、平たいのですが、それを絵にかいたような景色です。
といっても、まだともうろこしは育っていなくて、膝くらいまでしかないのですが。8月頃になると、人間の背の高さくらいまで伸びるそうです。トウモロコシ、食べたいな~
こちらでも食べたことありますが、たいていバター塗りなの。日本みたいにお醤油を塗って炙ってかぶりつくないんてしないので、まだ本物のトウモロコシの味を味わった気がしません。

その後、Dr.Spurlockと奥さんとで大学内を車で案内してくれました。
巨大なキャンパスですが、近代的で図書館なども病院みたいにピカピカで、キャンパス内に車道の信号もあるし、バスケットボール専用の屋内体育館やフットボールスタジアムなどなど・・・日本の大学とはスケールが違いました。素晴らしいです。

そのあと、cornfieldを両側に眺めながら、もう1人の息子さんのJimという人を車で迎えに行き、帰ってきました。ここの家は変わっていて、2人の息子たちは菜食主義者で肉を食べないのですって。おじちゃんと気が合いそうですね(笑)。
上の息子はともかく、下の子はちょっとヒッピーみたいで、頬が痩せこけていました。

お夕食が済んでから、別の友人のBillという子がやってきて、私たちのためにギターコンサートをしてくれました。自分で歌曲を作って弾くそうです。いわゆるsinger songwriterっていうやつですね。髪も長くしていたけど、中身はとても感じの良い人でした。

Billの持ってきたギターというのが、なんと1000ドルもするのです。30万円!!
ギターは独学だと言っていたけど、まぁまぁプロ並み(いわゆるポピュラーの)ではあるけれど、まだ駆け出しなのに高価なギターを持っていて…本当にアメリカってすごいな~と思いました。お金持ちの国です。

そのコンサート(?)が12時過ぎまで続き、今はやっとシャワーを浴びてベッドにいます。
明日は9時には起きてバックパックして、Chicagoに発たねばなりません。
いよいよShielaとSkipに会えます。Skipとは初対面ですが、Shielaはとても感じの良い女の子なので、会うのが楽しみです。では、もう目が開かないから…おやすみなさ~い!